銀のエンゼル

Angel in the Box




 

チョコボールの箱についている“銀のエンゼル”を覚えていますか?
5枚集まれば、おもちゃの缶詰がもらえる、アレです。
運良くひとつ当たりが出ても5枚そろえるのは至難のワザ。
それはまるで手に届きそうで届かない夢や幸せのよう・・・。

  

近所との付き合いや家族の会話さえも少なくなってしまった現代。
小さな田舎町のコンビニエンスストアは、いつでも何でも手に入る便利なお店という役割を超えて、新たな地域コミュニティの拠点となりつつあります。
そこにはさまざまな人生の物語を背負った人々が集い、そしてかかわり合っているのです。
この映画『銀のエンゼル』は、北海道のとあるコンビニエンスストアを舞台に、店のオーナーとその家族、店員、そこに集う様々な人々のふれ合いと人間模様を描いたハートウォーミングなドラマです。

  

監督・原案は、北海道を拠点にカリスマ的人気を誇る鈴井貴之。北海道では深夜番組にも拘わらず驚異的な視聴率を獲得した伝説の番組『水曜どうでしょう』に出演。企画・構成も手がけた同番組は、6年間に及ぶ放送を一旦終了したものの、熱狂的なファンの要望に応えて、全国各地の放送局で『どうでしょうリターンズ』としてオンエア。また同番組のDVDは4作合計で25万枚以上という驚異的なセールスを記録し、オリコン・チャート最高位堂々の2位を達成。
本作は、そんな鈴井貴之が放つ映画第3弾。2001年の『man-hole』を皮切りに、2003年には『river』と着実にステップアップしてきた鈴井監督が、ほとんど初顔合わせという東京在住スタッフとともに挑んだ野心作です。


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