雨の町

Children of a Pale Moon After the Rain




 

35年前に消えた子供たちが雨の降る日に帰ってくる……

ルポライターの兼石は、内臓のない子供の死体が発見されたという町を訪れる。取材を進めようと遺体の安置されている病院へ向かった彼は、そこで信じられない出来事を目撃。死体のはずの子供が起きあがり、姿を消したのだ。調査に繋がる資料はないかと町役場を訪ね、近くで35年前に小学生集団失踪事件が起きていたことを知った兼石は、町役場の職員、香坂に案内されて事件が起きた村へと足を踏み入れる。そして失踪したはずの小学生にそっくりな子供に出会う……。

  

「吸血鬼ハンターD」などで知られる人気作家 菊地秀行による同名の短編小説を、『タナカヒロシのすべて』の田中 誠が脚本・監督を担当し映像化。小学生が集団失踪した村の謎を追い、封印されてきた秘密を知る主人公・兼石を「(TV)東京湾景」「県庁の星」の和田聰宏が、町役場の職員・香坂を「THE JUON/呪怨」「パッチギ!」「ベロニカは死ぬことにした」の真木よう子が演じ、謎の鍵を握る少女を「(TV)瑠璃の島」「(TV)1リットルの涙」「妖怪大戦争」の成海璃子が演じている。エンディングテーマ『愛の感染』を作曲した菊地成孔(「大停電の夜に」)は、菊地秀行の実弟で、この作品が兄弟初コラボレーションとなった。
 


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