Peau d'ange

天使の肌

Peau d'ange

■ストーリー：

少女アンジェルは、生まれ育った田舎を後にして、街に働きに出る。そこでひとりの青年グレゴワールと出会い、一夜を共にする。アンジェルにとっては、それは身も心も捧げた愛の一夜、でも彼にとってはただの慰めのひととき。青年は街から旅立った。思い出はいらない。生まれ育ったこの街に戻るつもりはないし、ましてやアンジェルと再会することもないだろう。

そうして別々の道を歩む二人は、あの夜の消し去りがたい痕跡をそれぞれに抱えて生きていく。それまでは思い出など切り刻んでしまえた青年だったが、なぜかアンジェルのことが頭から離れなくなる。そして、たび重なる偶然、一度交差したふたつの運命は二人を再会へと導くのだった・・・。