パトリス・ランソン
 Patrice Renson

Date of Birth:
Place of Birth: France
Mini Biography:
An established multi-instrumentalist, composer, and session musician, Patrice Renson has performed on records by the likes of Vanessa Paradis, Adrienne Pauly, and Matthieu Chedid along with producing albums by artists including Salif Keita, Richard Galliano, and Amadou & Mariam. In 2000, he also released his own world fusion solo album, Soft Colours. Following a brief appearance in Guillaume Canet's drama "Little White Lies", he contributed several tracks to the soundtrack of Bibo Bergeron's animated feature "Un Monstre a Paris".

 


(未公開)UN MONSTRE A PARIS

作曲:パトリス・ランソン、マチュー・シュディッド(M)
Composed by PATRICE RENSON and MATHIEU CHEDID ("M")

指揮:パトリス・ランソン
Conducted by PATRICE RENSON

(仏Barclay / 278 015 7)

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2011年製作のフランスのCGアニメーション映画(英語題名は「A MONSTER IN PARIS」)。監督は「エル・ドラド/黄金の都」(2000)「シャーク・テイル」(2004)等のビボ・ベルジェロン。声の出演はヴァネッサ・パラディ、マチュー・シュディッド(M)、ギャド・エルマレ、フランソワ・クリュゼ、リュディヴィーヌ・サニエ、ジュリー・フェリエ、ブリューノ・サロモーヌ、セバスチャン・デジュール、フィリップ・ペイチュー他。英語版の声の出演はショーン・レノン、アダム・ゴールドバーグ、ダニー・ヒューストン、マシュー・ゲッツィー、ジェイ・ハリントン、ボブ・バラバン、キャサリン・オハラ他。脚本はビボ・ベルジェロンとステファーヌ・カザンジャン。製作はリュック・ベッソン。1910年のパリ。内気な映写技師のエミール(デジュール)と、発明家で配送トラックの運転手のラウール(エルマレ)は、ラウールの仕事の配送先である科学者の家で誤って怪物を生み出してしまう。エミールたちは、キャバレーの人気歌手ルシール(パラディ)の助けを得て、パリを恐怖に陥れる怪物の行方を探すが……。米ドリームワークスでメジャーなCGアニメ映画を監督したフランス人のビボ・ベルジェロンが自らの企画をリュック・ベッソンEuropaCorpに持ち込んでフランスで製作したCGアニメ作品。2011年度セザール賞のアニメーション賞にノミネートされている。

15年来のパートナーであるジョニー・デップとの不仲が噂されているフランスの歌手・女優のヴァネッサ・パラディが声の出演だけでなく主題歌等も歌っており、EuropaCorp作品の「天使の肌」(2002)「(未公開)唇を閉ざせ(TELL NO ONE)」(2006)の音楽を手がけた“M”ことマチュー・シュディッドと、パトリス・ランソンが音楽を担当(スコアの作曲・指揮はランソン)。「Les Actualites - Interlude」は、ノスタルジックなタッチの音楽にフィリップ・ペイチューのナレーションが重なるオープニング。「La Valse De Paris」は、ジェントルなワルツ。「La Seine Cabaret」は、ヴァネッサ・パラディによるセクシーなシャンソン。「Emile Et Raoul」は、フィドルとギターによる軽快で快活な曲。「Sur Les Toits」は、ドラマティックなタッチ。「Maynott」は、ジェントルかつメランコリックなピアノ曲。「La Rencontre」「Brume A Paname」「Perquisition」は、サスペンス音楽。「Un Monstre A Paris」は、“M”によるメランコリックなヴォーカル。「Lucille 'Le Bapteme' - Interlude」は、パラディの台詞。「Francoeur - Lucille」は、メランコリックなギター曲。「Cabaret」は、陽気なフィドルによる曲。「La Seine」は、パラディと“M”によるドラマティックで躍動的なシャンソンで、この映画のプロモ映像でも使われていた曲。「Sacre Coeur」は、「La Seine Cabaret」のインストゥルメンタル・バージョン。「Papa Paname」は、パラディの明るく陽気なシャンソン。「Sur Le Fleuve - Tournesol」「Flashback」は、メランコリックなタッチの曲。「Tour Eiffel Infernale」は、ドラマティックなイントロからダイナミックなアクション音楽へ展開。「L'Amour Dans L'Ame」は、“M”によるメランコリックなヴォーカル。「Un P'tit Baiser」は、パラディと“M”による明るくポップなシャンソン。ラストの「Funky Baiser」は、“M”作曲のロック。

パトリス・ランソンはこの作品以外にフィルムスコアは作曲していないようだが、ワールド・フュージョン音楽のソロ・アルバム『SOFT COLOURS』を2000年にリリースしているほか、フランスの俳優ギヨーム・カネが監督したEuropaCorp作品「(未公開)LES PETITS MOUCHOIRS(LITTLE WHITE LIES)」(2010)に俳優として出演している。
(2012年2月)

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