Bulletin Board Service


フレッシュアイ「映画音楽」掲示板 Part 2

■ ライト・スタッフ
2000年12月3日 22:52
ノリヒコ

「グラディエータ−」で惑星使っていましたね。確かに。でもこの曲よく使われますね。ビル・コンティの「ライト・スタッフ」はチャイコのピアノ・コンチェルトとか惑星とか、結構開き直って使っていて、それがすごく感動を生みますね。すごく好きな曲はかりです。コンティは「ロッキー」と「ライト」以外あまり知りませんが、アカデミー賞のオケの指揮をやっている姿を何回か見ました。
でもこの「ライト」のCDって、カップリングだし、なんか組曲みたいなものでしたね。最初からそうだったのですか?
ノリヒコ

■ コンティ
2000年12月3日 23:00
ian

「トーマス・クラウン・アフェア」で久々に名前を見ましたが、洒落てなかなか良い感じでした。

■ コンティ
2000年12月3日 23:08
SOW

『ライト・スタッフ』はサントラが出なくて、しかも、映画で使われたスコアはあまり演奏が上手いとは言えなかったので、アカデミー賞を取った後になって、ロンドン・シンフォニーで再録音したものを、他のスコアとカップッリングにして出した経緯があります。
コンティは派手なスコアよりも、『トーマス・クラウン・アフェア』とか『死にゆく者への祈り』とかの静かな曲が意外と上手いのです。とかいいながら『マスターズ超空の覇者』なんかも大好きなんですが(^_^;)

SOW

■ コンティ
2000年12月3日 23:31
Varrick

「ライト・スタッフ」はTemp Trackに「惑星」とチャイコフスキーのヴァイオリン・コンチェルトが使われていて、コンティはこれに似せた曲を書かざるを得なかったので、これでオスカーを受賞したのは複雑な心境だったと想像します。
でもその後の「マスターズ・・・」まで「惑星」調なのには笑ってしまいました。私もこのスコアは好きですが。
コンティのスコアではCDになってませんが「FIST」とか「F/X」なんかが好きです。
「死にゆく者への祈り」も良かったですね。
リジェクトされたジョン・スコットのスコアも好きです。

Varrick

■ コンティ
2000年12月3日 23:42
ノリヒコ

Temp Trackとは何でしょうか?
でも演奏が下手でもそのままサントラで出して欲しかったのに。
「トマス・クラウン・アフェア−」もそうでしたね、オリジナルに比べてすごく肉欲的な映画になっていてびっくりしましたけど、僕としてはどうもミシェル・ルグランの方に軍配を上げてしまう。当たり前過ぎてしまうけど。
ノリヒコ

■ ライト・スタッフ
2000年12月3日 23:43
ノリヒコ

「ライト・スタッフ」はああいうカタチ以外ではもうサントラとしては出ないのでしょうかね。
ノリヒコ

■ Temp Track
2000年12月4日 00:16
Varrick

>Temp Trackとは何でしょうか?

Temporary Trackの略で、映画の監督やプロデューサーがその映画に付けたいと望む音楽のコンセプトを作曲家に対して示すために、既製曲を選んで予め各シーンに割り振った音楽のことです。
クラシック音楽だけでなく、他の映画音楽が使われることもあり、監督はこのTemp Trackに親しんでしまうとどうしてもこれに近い音楽を作曲家に求めるようになるようです。
例えば、Goldsmithの「トータル・リコール」のメインテーマがPoledourisの「コナン・ザ・グレート」のメインテーマに似ているのは、後者がTemp Trackに使われていたからという話があります。

Varrick

■ ライト・スタッフ
2000年12月4日 00:18
Varrick

>「ライト・スタッフ」はああいうカタチ以外ではもうサントラとしては出ないのでしょうかね。

海賊盤でサントラの音源のアルバムが出ていましたが、既に入手困難かもしれません。

Varrick

■ トータル・リコール
2000年12月4日 14:09
SOW

>例えば、Goldsmithの「トータル・リコール」のメインテーマがPoledourisの「コナン・ザ・グレート」のメインテーマに
>似ているのは、後者がTemp Trackに使われていたからという話があります。

これはどうなんでしょうか。テンプトラックだったという話は聞いたことがないんですが、どこかに書かれてましたか?

SOW

■ トータル・リコール
2000年12月4日 15:11
Varrick

> これはどうなんでしょうか。テンプトラックだったという話は聞いたことがないんですが、どこかに書かれてましたか?

海外のサントラ専門紙のどこかで読んで、「確かに似てるな」と思った記憶があります。ゴールドスミスでもここまでTemp Trackの影響を受けるものなのかと、ちょっと意外でしたが。

Varrick

■ リコール
2000年12月4日 16:49
SOW

>海外のサントラ専門紙のどこかで読んで、「確かに似てるな」と思った記憶があります。
>ゴールドスミスでもここまでTemp Trackの影響を受けるものなのかと、ちょっと意外でしたが。

似てるどころか、途中まで展開がまったく同じです。あまりにもそっくりで、しかもSF映画的に処理されているので、逆にゴールドスミスが遊んだんじゃないかと思っているのですが。

SOW

■ 確かに
2000年12月4日 20:04
ノリヒコ

確かにそっくりですね。でもこのPoledourisについて教えて下さい。
ノリヒコ

■ ポルデュリス
2000年12月4日 21:15
SOW

ベイジル・ポルデュリスは『ビッグ・ウェンズデー』『青い珊瑚礁』『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』なんかを担当しているベテランです。ミクロス・ローザを敬愛しているというだけあって、野太い音のスコアを書きますが、シンセを取り入れたスコアやシンセだけの小品のこなします。メロディメーカーとして私は非常に評価しています。

SOW

■ コンティ
2000年12月4日 23:41
amber

"F/X" "F.I.S.T."は、僕もどちらも気に入っています。
"F/X"は、これぞアクション映画の劇伴というスコアでしたね。
"F.I.S.T."のほうは、映画は観ていないのですが、メインタイトルが感動的で印象に残っています。

コンティでは、他に"Slow Dancing in the Big City"が良かったように思います。(長い間聴いていないので、少々記憶があやふやですが)
今、コンティと聞くと、ロマネの葡萄畑を連想します……

■ ポルデュリス
2000年12月5日 18:05
ian

はじめて耳にしたのが「ロボコップ」で、そのとき非常にアホな音楽に聞こえてしまいまして、「やあ、アホな新人が出てきた」と誤解したまま久しくすごしていたのですが、実はキャリアの長い本格的な人だと最近知り、認識を新たにしました。ごめんなさい。
最近「レ・ミゼラブル」を観たのですが、たゆたうような良い音楽だと思いました。

==

■ ショア
2000年12月3日 23:01
ノリヒコ

ハワード・ショアが「指輪物語」やるんですか!
それって実写版ですよね、誰が監督して、だれが出演するんですか。
ショアってクロ−ネンバーグといろいろやってましたよね、あごく良い仕事だったと思うのですが。ちょっとハリウッド的な音楽ではないですよね。他にどんな曲があったのだろう、すぐ思い出せませんが。
昔のアニメの「指輪物語」はレナード・ローゼンマンかローレンス。ロゼタールだとかじゃありませんでしたか。
でもショアの「指輪」って地味そうですね。
ノリヒコ

■ 指輪物語
2000年12月3日 23:15
SOW

オーストラリアの監督ピーター・ジャクソン(『乙女の祈り』『フライトナーズ』)で、イアン・マッケラン(ガンダルフ)、イアン・ホルム(ビルボ)、イライジャ・ウッド(フロド)、リブ・タイラー(アルウェン)、クリストファー・リー(サルーマン)、ケイト・ブランシェット(ガラドリエル)、ビゴー・モーテンセン(アラゴン)など。2001年末、2002年末、2003年末と3部作を毎年公開する予定です。はっきり言って、『スターウォーズ』よりも『マトリックス』よりもこの3部作の方が楽しみです。

SOW

■ 指輪物語
2000年12月3日 23:22
Varrick

この3部作は巨額の製作費をかけて3本分を一度に撮影してしまうそうですね。
確かに3回に分けて撮影するとクリストファー・リーあたり途中で死んでしまうかもしれない・・。

アニメの「指輪物語」はレナード・ローゼンマンが音楽でしたが、今回のハワード・ショアのスコアも興味があります。

Varrick

■ 我慢できない
2000年12月3日 23:49
ノリヒコ

「指輪」見たい、見たい、見たい。
凄く楽しみですね、スタッフ、キャスト見たらもう我慢できそうもありません。リーもがんばってほしいし、死なないで!! モンテンセンは好きな俳優なので。
すごく楽しみです。そういう意味でショアにもすごく期待してしまう。
ノリヒコ

■ 公式サイト
2000年12月4日 00:50
SOW

http://www.lordoftherings.net/home.html
で、メイキングと予告が一緒になった映像を見られますよ。これ見たら、ますます早く観たくなりますが。

SOW

■ マジですか!?
2000年12月4日 01:01
ian

冗談みたいに凄いキャストですね。これは楽しみ!
P・ジャクソン、まさかこれほど出世するとは。
「ブレインデッド」のときには夢にも思わなかった…(好きだけど)。(^_^;)
そういえば「ノーバディーズ・フール」はショアでしたっけ?
ほんわかと温かい音楽で好きでした。

==

■ ポランスキー
2000年12月3日 23:34
ノリヒコ

ポランスキーって映画音楽についてどう考えているんでしょうかね?
そもそも。

「水の中のナイフ」とか「ローズマリー」とか「吸血鬼」って音楽的にも良かったし、「ローズマリー」なんかいまでもメロディー覚えていますけど、作曲家の名前を全然覚えていません。三つとも。最近CDでましたよね。
ポランスキーって結構珍しいというか、あまり知名度のなかった人と組みますね、彼の意志なのかな? メジャーな作曲家って「フランティック」のモリコーネとかあとフィリップ・サルドとかしかじゃないですか。あとシューマンの曲を使っていた映画があったような気がするのですが、気のせいかな?

そもそもポランスキーってどれくらい映画作っているんだろう?

「ロースマリ」は昔、モリコーネの「エクソシスト2」とかワックスマンの「ジキルとハイド」とかその他いろいろとの恐怖映画音楽を集めたCDがデッカから出ていたような気がするのですが、これも気のせいかな?

キラールが担当した映画は見ていないので今度見ようと思います。
キラールって確か鳴り物入りでコッポラの「ドラキュラ」やったんですよね。僕はそれなりに良かったと思ったのですが。でもキラ−ルって現代音楽、現代音楽といわれているけどそもそもどういう存在なんでしょうか。ポーランドのペンデレツキとかグレツキは日本でも知られていますけど、その世界(現代音楽界)では結構知られているんですか?
ノリヒコ

■ ポランスキー
2000年12月4日 00:21
Varrick

ロマン・ポランスキー監督の「ローズマリーの赤ちゃん」と「吸血鬼」の音楽は、やはりポーランドの作曲家でクシシュトフ・コメダという人です。
ポランスキーは「ローズマリー・・・」を見た時は割と感心しましたが、「フランティック」とかはヒッチコック的な巻き込まれ型サスペンスを狙いながらも全くユーモアのセンスがないフラットな演出でがっかりしました。
モリコーネの音楽は好きですが。

ヴォイチェフ・キラールが現代音楽の世界でどれほど知名度があるのかはわかりませんが、映画音楽はコッポラの「ドラキュラ」以前にも「約束の大地」等のポーランド映画をいくつか手がけているので、あちらではもともと映画音楽作曲家としても知られた人だったのでしょう。
同じポーランドの作曲家でもキェシロフスキ監督と組んでいるズビグニェフ・プレイスネルなんかよりはキラールの方がケレン味があって好きです。

Varrick

==

■ 私の好きなサントラ
2000年12月4日 10:37
嫌煙

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」はもちろん、
「ナビィの恋」や「ヴァージン・スーサイズ」が よかったです。

ちょっと古いのでは、マイケル・ナイマンものの 「ピアノ・レッスン」や「髪結いの亭主」などなど。
http://www-user.interq.or.jp/~hedo/

■ 私も好きです
2000年12月4日 14:32
azusa

ブエナビスタは私も大好きです。
キューバ音楽って心地いいものだと
これを聞いて知りました。
あとはトレインズポッティングのサントラがすきです。
あの、アンダーワールドの曲がすてき。

■ トレスポ
2000年12月4日 15:47
ian

>あの、アンダーワールドの曲がすてき。

「ボーン・スリッピー」でしたっけ? カッコイイですね。

==

■ 来年夏の全米公開作品
2000年12月4日 15:41
Varrick

映画音楽そのものの話題ではないですが、先日仕事で洋画配給会社の買付担当と話していて、来年夏の全米公開作品は近年まれに見る大作揃いという話になりました。

具体的には・・・
(邦題は正式なものではありません)

<ディズニー>

「パール・ハーバー」 Pearl Harbor (「アルマゲドン」のジェリー・ブラッカイマー製作、マイケル・ベイ監督、ベン・アフレック主演、製作費1億3500万ドルの戦争スペクタクル+ラブストーリー。音楽はハンス・ジマー)
「アトランティス」 Atlantis (海洋冒険アニメ。音楽はジェームズ・ニュートン・ハワード)

<ドリームワークス>

「シュレック」 Shrek (これもアニメ)
「A.I.」 (キューブリックの遺稿をスピルバーグが映画化。出演はジュード・ロウ、H・J・オスメント他。音楽はジョン・ウィリアムス)

<フォックス>

「猿の惑星」 Planet of the Apes (リメイク。監督ティム・バートン、出演はマーク・ウォールバーグ、ヘレナ・ボナム・カーター、ティム・ロス他)
「ムーラン・ルージュ」 Mourin Rouge (ニコール・キッドマン主演のミュージカル)

<MGM>

「ローラーボール」 Rollerball (これもリメイク。監督ジョン・マクティアナン)
「ウィンドトーカー」 Windtalker (ジョン・ウー監督、ニコラス・ケイジ主演の太平洋戦争もの)
「バンディッツ」 Bandits (バリー・レヴィンソン監督、ブルース・ウィリス主演のアクション)

<ニューライン>

「ラッシュ・アワー2」 Rush Hour 2(説明不要?)

<パラマウント>

「トゥーム・レイダー」 Tomb Raider (ゲームソフトの映画化。サイモン・ウエスト監督、アンジェリーナ・ジョリー主演)

<ソニー>

「ファイナル・ファンタジー」 Final Fantasy (これもゲームの映画化アニメ。声はアレック・ボールドウィン、ジェームズ・ウッズ他)
「パニック・ルーム」 Panic Room (デヴィッド・フィンチャー監督)
「アメリカズ・スィートハーツ」 America's Sweethearts (ジュリア・ロバーツ、ジョン・キューザック、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演のコメディ)

<ユニヴァーサル>

「ハムナプトラ2」 The Mummy Returns (続編。監督は前回と同じスティーヴン・ソマーズ)
「ジュラシック・パーク3」 Jurassic Park 3 (ジョー・ジョンストン監督)

<ワーナー・ブラザース>

「ロック・スター」 Rock Star (マーク・ウォールバーグ主演)
「ソードフィッシュ」 Swordfish (ジョン・トラヴォルタ主演のアクション)
「コラテラル・ダメージ」 Collateral Damage (アンドリュー・デイヴィス監督、シュワルツェネッガー主演のアクション)
「エンジェル・アイズ」 Angel Eyes (ジェニファー・ロペス主演のコメディ)

日本での公開はもう少し先になるでしょうが、今から楽しみですね。

Varrick

■ 注目作
2000年12月4日 16:53
SOW

大作ではありますが、何かドカンと爆発的なヒットになりそうな映画があまりないのは、ここ数年と同じ傾向じゃないでしょうか。
個人的にはジョンストンに監督が代わってどうなるか注目の『ジュラシック・パーク』と『ハムナプトラ2』(邦題どうするんだ?)に期待です。

SOW

■ 猿の惑星
2000年12月4日 19:54
ノリヒコ

「猿の惑星」ってだれが音楽なんでしょうね。
「ムーラン・ルージュ」はジョルジュ・オ−リックの曲のままなんでしょうかね。
ノリヒコ

■ 猿の惑星
2000年12月4日 21:12
SOW

『猿の惑星』はダニー・エルフマンです。
『ハムナプトラ』の続編はアラン・シルヴェストリ、『ジュラシックパーク3』はジェームズ・ホーナーの予定。

SOW

■ ジュラシック・パークIII
2000年12月7日 17:05
SOW

『ジュラシック・パークIII』は『マトリックス』のドン・デイヴィスになりました。ウィリアムズの推薦で、いつものテーマも使用するようです。

SOW

■ 何と!
2000年12月7日 23:09
ian

本当ですか! ウィリアムズがデイビスを推薦したと?
へ〜、何か意外。
「マトリックス」しか知りませんが、随分とメロディレスな印象が…。
どういう接点なのでしょう。エージェントが一緒とか?
いずれにせよ、ホーナーよりはずっと楽しみですが。

■ デイヴィス
2000年12月7日 23:13
SOW

デイヴィスとウィリアムズはエージェントが同じです。多分、その関係でしょう。それと、デイヴィスは長い間ホーナーのオーケストレイションやって来てますから、似た感じはあります。特にアクションシーン何かのスコアはね。

SOW

■ テーマ曲
2000年12月8日 00:13
ノリヒコ

でもテーマ曲はウィリアムズのそのまま使うんですよね。
「スーパーマン」も「ジョーズ」もたしかそうでしたよね。
ノリヒコ

■ FF
2000年12月8日 23:30
SOW

『ファイナル・ファンタジー』はエリオット・ゴールデンタールだそうです。ま、予告を見た限りではそんな感じの音楽があいそうですね。

SOW

■ ゴールデンタール
2000年12月11日 18:11
Varrick

>『ファイナル・ファンタジー』はエリオット・ゴールデンタールだそうです。ま、予告を見た限りではそんな感じの音楽があいそうですね。

エリオット・ゴールデンタールは「タイタス」のジュリー・テイモア監督の旦那であるとの記事をどこかで読みましたが、これって本当ですかね?
特にどうでもいいことなんですが・・・。

Varrick

==

■ オーケストレーション
2000年12月5日 00:32
ノリヒコ

へんなことを聞きますが、そもそも映画音楽家って何をやるんですか?
オーケストレーションっていつも別の人の名前が書いてあるし、既成曲の選曲も別の人の名前が書いてありますよね。それからどこからどこに音楽を入れるというのは監督と作曲家とでやっているんですか、それとも監督の意志? それとも第三者が決めるのかな? 特にハリウッドはすごく分業されていると聞きますがどうなんでしょうか。
あとCDによくプロデュースの所に作曲家の名前が書いてありますが、あれはどういうことなのですか?
ノリヒコ

■ オーケストレイター
2000年12月5日 00:50
SOW

映画音楽作曲家は映画の劇伴音楽を作曲します、はい。混乱しておられるのは多分、オーケストレイターの役割を勘違いされているか、過大評価されているからだと思います。
オーケストレイターは編曲とはちがって、オケ用に譜面を起こす人です。作曲家とオーケストレイターの関係によってかなりの差がありますが、例えばゴールドスミスなんかは作曲をして、メモ書きにかなり詳細な指示をしてオーケストレイターに譜面を起こしてもらうようです。つまり、オーケストレイターの仕事は譜面を起こすだけ。細かな指示が出来ない作曲家――例えば最近はロック畑出身の作曲家が多いですが、あまり楽器や譜面に詳しくないので、オーケストレイターがかなり影響する場合が多いです。初期のハンス・ジマーやダニー・エルフマンがそうですね。オーケストレイターによって微妙な違いができるのを嫌って、自分でオーケストレイションをする人もいます。モリコーネやバーナード・ハーマンがそうです。後、小編成であるとか資金がないとかの理由で自分でやる場合もあります。音楽が入る位置は多くは監督が決めるようですが、映画によってはプロデューサーが力を持っている場合もありますので、一概には言えません。たいていは監督と作曲家が相談しているようですが。

サントラアルバムは作曲家やメーカーが別に契約して商品にするものですから、製作者として作曲家が大きな力を持っているものです。売れれば作曲家にも金が入ってきます。

SOW

■ ありがとうございます
2000年12月5日 01:40
ノリヒコ

SOW さん本当にいつもいつもすみません。
大変よくわかりました。作家と清書する書生みたいな関係なのですね。
あと既成曲はどうなんでしょうか?
例えばゴールドスミスの「L.Aコンフィデンシャル」なんか、かなり既成曲が使われていましたけど、ああいうのも作曲家にある程度発言権がああるのですか。もちろん監督によって違うのでしょうけど。
それに「ゴースト」なんか劇伴以上に既成曲が注目されたりしましたよね、まあ前者は当時の雰囲気を伝えるための既成曲だから「ゴースト」とは随分違いますが。やっぱり作曲家が撰ぶんですかね。
あと確かではないのですが、ゴールドスミスはジョン・ウィリアムズの「タワーリング・インフェルノ」の主題歌(これはウィリアムズの作曲でしたか)の使い方をすごく非難したとか聞いたことがあるのですが、彼は主題歌とかあまりすきではないのでしょうか? 純粋にスコア−だけに重きを置いているのでしょうか。
なんかあまりうまく言いたいことが書けず申し訳ないのですが。
ノリヒコ

■ 既製曲
2000年12月5日 10:51
SOW

既製曲の選択は作曲家とは別に音楽監修(ミュージック・スーパーバイザー)という専門家が置かれるのが多いです。特に時代を表すのに当時の音楽が多く使われる場合などはそうですね。数曲だけの場合は監督が好みで選ぶ場合もあります。もちろん、作曲家が音楽を選ぶ場合もあります。ですから、TPOで変わると言うことです。
主題歌の話はちょっとわかりません。でも、ゴールドスミスも主題歌の作曲(『ランボー』『トワイライトゾーン』)をしてますので、主題歌が嫌いとか言う訳ではなく、使われ方の問題ではないかと。

SOW

==

■ 久石譲・本間勇輔
2000年12月5日 15:40
Mockingbird

こんにちは。私、宮崎アニメをよく見るので、久石譲の音楽が気に入ってます。この人は邦画もたくさんやっているようですが。

それから、テレビドラマですけど「古畑任三郎」なんかの本間勇輔という人も注目してます。このまえのNHK朝ドラ「私の青空」も担当してたですよね。
(映画音楽でなくてごめんなさい>管理人さま)

MB

■ 久石・本間
2000年12月5日 16:38
Varrick

>(映画音楽でなくてごめんなさい>管理人さま)

TVの音楽の話題でもいいですよ。

久石氏は北野武監督の映画でも有名ですね。
今度の宮崎アニメ「千と千尋の神隠し」の音楽も楽しみです。

本間氏はかなり海外の映画音楽の影響を受けている気がします。

Varrick

■ テレビ
2000年12月5日 22:18
ノリヒコ

本間氏は伊丹の映画でブレイクしたのではなかってですか。「古畑」なんかいいですよね。
久石さんはどうなんでしょうかね、オーケストレーションも自分でやっているんでしょうかね。手法的にああいう曲を書くのってそれほど難しくないような気がするのですが。どうなんでしょうか。
むかし渡辺岳夫みたいな素晴らしい作曲がテレビでも活躍してましたよね。僕も再放送やビデオで見たのですが、「白い巨塔」とか「天才バカボン」なんかいいなーと思いました。
ノリヒコ

■ 本間氏
2000年12月6日 13:32
Varrick

>本間氏は伊丹の映画でブレイクしたのではなかってですか。「古畑」なんかいいですよね。

本間勇輔氏は「幽遊白書」等のアニメとか、ホイチョイの「メッセンジャー」なんかをやってますね。
「メッセンジャー」はいかにもホイチョイ的な軽快なノリの音楽でした。
「古畑」の音楽はシーズンを重ねるごとに演奏が豪華になっていくのが面白かったです。

伊丹十三監督の映画は本多俊之氏が多いのでは。あまり印象に残ってませんが。

Varrick

■ 本違いでした。
2000年12月6日 22:33
ノリヒコ

本だけいっしょでしてね。

ノリヒコ

==

■ グラン・ブルー
2000年12月5日 17:21
てん

はじめまして。
てんと申します。
私のお薦めは、リュック・ベッソン監督の映画をほぼすべて手がけている、エリック・セラです。

映画『グラン・ブルー』『レオン』『サブウェイ』『007ゴールデン・アイ』などの音楽全19曲を収録した「ベスト・オブ・エリック・セラ〜ザ・サウンド・トラックス」なんか結構よいのではないでしょうか。

でもやっぱり一番のお気に入りは『グラン・ブルー』の「前奏曲」ですね。何回聞いてもいいもの。

■ セラ
2000年12月5日 18:09
ian

てんさんはじめまして。
「サブウェイ」は、確か今のようなシンセサウンドではなかったと思いますが、あのころからセラはちょっとした個性を持っていましたね。
「フィフス・エレメント」もナイスアイデアだと思いました。

■ エリック・セラ
2000年12月5日 22:02
Varrick

こんにちは。

エリック・セラはやはりリュック・ベッソンと組んでいる時がいいようですね。
別にやった「ゴールデン・アイ」とかはどうも印象に残っていません。
ベッソンもプロデュースだけして弟子に監督させてる作品(TAXiとか)は他の音楽を使ってますね。
「TAXi」や「TAXi2」のサントラは良かったと思いますが。

Varrick

■ フィフツ・エレメント
2000年12月5日 22:32
ノリヒコ

セラについてはあまり知らないので、コメントありませんが、「フィフツ・エレメント」のなかで宇宙人のオペラ歌手に「ルチア」の編曲したやつを歌わせたのは、すごく面白かったですね。
今あのコロラトゥーラ歌える人って宇宙人ぐらいしかいませんからね。
(グルヴェローヴァは宇宙人?)
あれって誰の発想かな? 監督かな?
ノリヒコ

■ さすが皆さんよく知っていらっしゃる!
2000年12月6日 14:21
てん

うーん、この掲示板に集まってらっしゃる人は皆さん本当によく知ってらっしゃいますね。すごい!
皆さんに負けないようもっと深く映画音楽を勉強したいです。
でも基本は、その映画が好きで音楽がすばらしいときに素直に感動することを通じてもっと知りたくなることですよね。

■ 詳しい人たち
2000年12月7日 10:45
ian

ホントに詳しい人たちばかりです、ここは。スゴイです。

>でも基本は、その映画が好きで音楽がすばらしいときに素直に感動することを通じてもっと知りたくなることですよね。

同感です。

==

■ サントラCDの整理
2000年12月5日 19:52
Harman

この掲示板の皆さんはそれぞれかなりの枚数のサントラCDをお持ちだと思いますが、整理はどうしてらっしゃいますか?

僕も手持ちのCDが数百枚になりだした頃から悩んでいるのですが、基本はタイトル(原題)のアルファベット順にしています。
ただこれだと、邦画や、その他のポップスやなんやのCDと一緒に整理するのがややこしいですよね。
ヨーロッパ系の映画だと原題ですぐ思い出せなかったりするし、作曲家別のコンピアルバムも最近多いし。

なみに、CDショップでは、タワーレコードやウェーブでは原題のアルファベット順。HMVでは日本公開タイトルのアイウエオ順になっているようですね。

■ CDの整理
2000年12月5日 22:19
k.m

木のCD棚に、ゴールドスミス全75枚。CD収納ケースにジャンルや作曲者ごとにまとめています。ここまでが1軍で、手放してもいいものや、ほとんど聞かないものはカラーBOXの中。こちらは2軍です。
限定盤や廃盤はビニールに最近入れております。

■ 整理
2000年12月5日 22:21
ノリヒコ

すごいですね、やっぱりそうした方がいいのですかな。
僕なんか適当に棚に入れておいたり、そこらへんに放り投げておくから見つけるのが大変です。

■ 整理
2000年12月6日 13:16
Varrick

私は作曲家の姓名のアルファベット順+作品名のアルファベット順にしてますが、モリコーネはあまりに多いので別にしています。
よく通販とかで売っている引出しが8段くらいついたCDラックを使ってます。
ところでCDショップとかで日本題名のアイウエオ順になってるのって私にはかえって探しにくいのですが・・。
でも普通は日本題名で探すからこの方がいいのでしょうか。

Varrick

■ 原題と日本題名
2000年12月6日 18:09
Harman

Varrick さんは書きました:

>ところでCDショップとかで日本題名のアイウエオ順になってるのって私にはかえって探しにくいのですが・・。
>でも普通は日本題名で探すからこの方がいいのでしょうか。

日本未公開作品の扱いをどうするかというのと、日本題名をすぐ思い出せるか、という問題がありますよね。
これはその人毎に違いがあるのでしょうが、原題と日本名がすぐ結び付けられるかどうか。また最近はまぎらわしいタイトルが多いしなあ。

「グッドナイト・ムーン」とか「パラサイト」とか「キャラバン」とか一見原題っぽい日本題名がありますし、「オーロラの彼方に」みたいに全然イメージが違うものもありますもんね。うー悩むなあ。

==

■ 小話
2000年12月6日 21:24
k.m

ざぶとんマークが付いたので・・
個人売買で輸入未開封品を500円で買って、早速聞き始めまして、ふーん、カントリー調か、まあ、アメリカから主人公が来るから・・
2曲目、やっぱりカントリー、ゴールドスミスにしては変だな、(この映画、見てないし、聞いたことある曲もなかったのでした)
野球映画だよ、そういえば時間がちがう、とりだしてみたところ
「CAPE BRETON ISLAND」あらま中身が違う。
しかし、たしかに未開封。相手に無事着きましたと言うわけにもいかず、まあ値段もアレだし、しょうがないと返信しました。
それからしばらくして、近々東南アジアのこのCDを買った店に行くので、探してくださるとのこと。そしてケース割れながら入手したとのこと。中身だけもらって、一件、落着とあいなった次第。なんか出来すぎた話なのですが・・
「このサントラは買い」の3枚は、まだ買ってません。
かわりにナバロンとヴァイキングを買ってしまったのです。

■ 未開封CD
2000年12月6日 22:56
ノリヒコ

そもそも何のCDのはずだったのですか?
それが間違って「CAPE BRETON ISLAND」というCDが入っていたのでしょうか?
東南アジアのCDショップはやはりいいかげんなのでしょうか?
個人輸入の人はCDの専門家なのですか?

「ヴァイキング」はナンシベーネのものですか?
もしそうならば僕はLPででしか持っていません。
でもすごくいいジャケットの絵で、やはりこの絵にはLPの大きさが合うと思いレコードの器械もないのに買ってしまいました。
だれが書いて絵なんでしょう。ご存知の方いらっしゃいますか?
「ヴァイキング」はホルンの音が忘れられません。

「ナバロンの要塞」はどうでしたっけね。
ノリヒコ

■ CDのミス
2000年12月6日 23:13
SOW

海外のCDにはごくまれにCDが間違っていたり、入っていなかったりする事があります。私も2回ほどありました。

SOW

■ CDトラブル
2000年12月7日 00:45
Varrick

>ふーん、カントリー調か、まあ、アメリカから主人公が来るから・・
>2曲目、やっぱりカントリー、ゴールドスミスにしては変だな、
>(この映画、見てないし、聞いたことある曲もなかったのでした)
>野球映画だよ、そういえば時間がちがう、とりだしてみたところ
>「CAPE BRETON ISLAND」あらま中身が違う。

お話から想像するに「ミスター・ベースボール」のサントラのはずだった、ということですかね。

私はこれまでジャケットの中身が違ったという経験はありません。
が、CDそのもののプレス・ミスというか音飛びのようなディフェクトはわりとよくありますね。
最近買ったハマー・フィルムの「Scars of Dracula」のサントラ(イギリスのGDIというマイナーレーベルが出している)も途中から音が無茶苦茶に飛んで全く聴けない代物でした。
返品しましたが、海外のショップから買ったので結構面倒くさかったです。

Varrick

■ プレス・ミス?
2000年12月7日 17:29
Harman

昔、ロサンゼルスの中古レコード店で買ったサントラのLPを帰ってから開いてみたら、レコードの穴が中心からかなりズレたところに開けられていました。

念のためにターンテーブルに乗せてみましたが、やはり針が安定せずに聞けませんでしたとさ。

■ トラブル
2000年12月7日 20:16
SOW

今まで出会ったLP・CDのトラブル。
CDが入っていなかった――2回
違うCDが入っていた――1回
LPの穴がずれていた――2回
LPが長く収録されすぎていて、オートターン式のプレイヤーで最後まで聴けなかった――1回
カットアウト盤LPでパンチ穴がLPにまで食い込んでいた――1回

おかげで今や、CDは持っただけでディスクが入っているか感知できるようになり、マイナーレーベルや海賊盤の場合は店を出たらCDを開封して中身を確かめるようになりました(^_^;)

SOW

■ 話の補足
2000年12月7日 22:26
k.m

シンガポールのCDでVARESの「ミスターベースボール」1992年、箱中身がNimbusRecords(USA)1993年と会社と製造年が違う?
DRGのナンシベーネ、「ヴァイキング」と「ソロモンとシバの女王」のカップリング盤。昔の劇音といってしまえばそうなんですが、
Varrickさんが書かれているようにちょっと変わった作風ですね。
最近のジーマーなんかもいいですが、やっぱり昔のサントラも良い。
ナバロンの要塞は廃盤らしいので確保。やっぱりミッチ・ミラーの合唱曲が良いです。輸入LPでは、曲がっていて音飛びするのがありましたねー

■ ナンシベーネ
2000年12月8日 00:09
ノリヒコ

ナンシベーネ僕も好きです。
「ソロモン」はコーラスが入ったノリノリの曲ですよね。
「裸足の伯爵夫人」のサントラはないのかな?

CDについてですが、以前クラシックを買ったときそれは海賊盤なのか、本当に音がよく飛ぶので交換してもらおうと思ったら、「CDデッキ(僕が使っていたのはCDウォークマンですが)によってこれは飛びやすいもので交換してもたぶん飛びますよ」と言われました。そしてやっぱり換えてもらっても多きいデッキだと飛ばないのにCDウォークマンだと相変わらず飛ぶのです。板によって器械が合うとか合わないとかあるとかとも言われましたが本当ですか、それから板の良し悪しもあるんでしょうかね。
ノリヒコ

■ トラブル
2000年12月8日 00:23
Varrick

私もLPの穴がずれている、というのは何度か経験があります。
あと、これは海外のLP2枚組で、間違いなのかなんなのかよくわかりませんが、
普通は 1枚目(A面、B面)、2枚目(C面、D面)なのが
1枚目(A面、D面)、2枚目(B面、C面)という複雑なのがありました。
切手のミスプリントみたいで珍しいのでそのままとってありますが。

Varrick

■ CDウォークマン
2000年12月8日 00:28
SOW

一昔前の携帯型CDプレーヤーは据え置き型よりもトレース能力が劣るので良く飛ぶことがあります。
据え置き型でも飛びやすいものはありますし、メーカーにもよるかも知れません。

ナシンベーネは『恐竜100万年』とかの恐竜3作が印象的です。石を叩いて原始時代の音楽作ったり。史劇だと『炎のカルタゴ(という意味のイタリア原題)』がダイナミックでした。

SOW

■ ナシンベーネとティオムキン
2000年12月8日 00:30
Varrick

ナシンベーネは車のクラクションやタイプライターを楽器として組み込んだり普通にオーケストラで録音したテープを逆に再生したりと、当時としてはかなり実験的なことをした人ですね。
ティオムキンの「ナバロンの要塞」は、スピルバーグが一番好きな映画音楽としてよく取り上げてます。
彼はナシンベーネも好きな作曲家としてよく挙げていますね。

Varrick

■ ナンシベーネ
2000年12月8日 02:00
ノリヒコ

スピルバーグがナンシベーネ好きなんですか?
意外ですね。

「恐竜100万年目」もありましたね、すごくいいですよね、ジャケットも好きです。
それからテープを巻き戻しているやつってどの作品ですか、確かオーリックはコクトーの映画で、作曲家は忘れたのですがジャン・ヴィゴの映画でも音楽ひっくり返していましたよね、ナンシベーネのはどれですか? すごく関心があります。

ディオムキンはどうなんでしょうかね、アカデミー賞授賞式のスピーチが有名ですよね、音楽どうなんでしょうかね、ヒッチコックの「見知らぬ乗客」(違いましたっけ?)「ダイヤルMを回せ」とか、「ローマ帝国の滅亡」、「北京の55日」なんかは別の人がいいと思いましたけど?
皆さんいかがですか?
ノリヒコ

■ ティオムキン
2000年12月8日 08:36
amber

ティオムキンだと切々と歌い上げられる「遙かなるアラモ」が心にしみる『アラモ』が良かったですね。これは“敵性国家ロシア”の民謡が元になっているのでオスカーを獲れなかったんでしたっけ。

『紅の翼』もよかったです。これは、ボストンポップス・オーケストラでおなじみのアーサー・フィードラーが演奏していた記憶が

■ ナシンベーネ
2000年12月8日 14:19
Varrick

>それからテープを巻き戻しているやつってどの作品ですか、確かオーリックはコクトーの映画で、作曲家は忘れたのですがジャン・ヴィゴの映画でも音楽ひっくり返していましたよね、ナンシベーネのはどれですか? すごく関心があります。

「恐竜百万年」のSE的な部分はテープのスピードを操作したり逆転再生したりしていたと思います。
今なら単純にシンセを使ってやるのでしょうが。
あと、「バラバ」でもやってたかも。

>ディオムキンはどうなんでしょうかね、

ディミトリ・ティオムキンは「真昼の決闘」「OK牧場の決闘」「リオ・ブラボー」といったウエスタンでの親しみやすいメロディで有名なので、同時代のアルフレッド・ニューマンやバーナード・ハーマン、ミクロス・ローザ等よりは軽く見られがちだと思います。
私は、やはりテーマ曲が有名な「紅の翼」等が好きです。

Varrick

■ ボクもありました
2000年12月8日 16:35
Harman

Varrick さんは書きました:

>あと、これは海外のLP2枚組で、間違いなのかなんなのかよく
>わかりませんが、
>普通は 1枚目(A面、B面)、2枚目(C面、D面)なのが
>1枚目(A面、D面)、2枚目(B面、C面)という複雑なのがありました。
>切手のミスプリントみたいで珍しいのでそのままとってありますが。

公開時に買った「スターウォーズ」第1作の2枚組みサントラLPが同じようになってました。アメリカってけっこう気にしないのかな?

■ 2枚組
2000年12月9日 00:41
Varrick

大体2枚組といっても普通の(1枚ものと同じ)LPジャケットに2枚のレコード盤が無造作に突っ込んである感じで、あれだと同じレコードが2枚入ってても不思議でない気がする。
あと、私はCDに同じジャケットが3枚くらい入っていたことがありました。買った方としては被害はありませんが、なんかもったいない。

Varrick

==

40 ■ 黒澤BOX
2000年12月9日 01:49
ノリヒコ

例の黒澤BOXについてですが、どなたか追悼で出た言われていましたが、あのBOX出たのはそもそも10年近く前ではありませんでしたか? その後「八月」とか「まあだだよ」とか入って再販されたような気がするのですが? 当初はプラチックケースだったと思います。
それから「姿三四郎」から確かに全作品網羅していますが、最初のころの作品に関してはテーマ曲だけとかそういう感じではなかったですか?
「虎の尾」もそうだったと思います。 一応音楽に造詣の深い監督が監修したわりには初期のころの作品に対しては随分ゾンザイのような気がしましたが、何か理由があるんでしょうかね。
ノリヒコ

■ BOX
2000年12月9日 02:49
ian

>あのBOX出たのはそもそも10年近く前ではありませんでしたか?
その後「八月」とか「まあだだよ」とか入って再販されたような気がするのですが?

再販盤は知りませんが、当初から「八月〜」(といっても「野ばら」だけ)までは収録されていました。

>それから「姿三四郎」から確かに全作品網羅していますが、最初のころの作品に関してはテーマ曲だけとかそういう感じではなかったですか?

初期の作品に関してはそうですね。マスターが存在せずフィルムから音を起こしているので限界があったのでは?

>一応音楽に造詣の深い監督が監修したわりには初期のころの作品に対しては随分ゾンザイのような気がしましたが、何か理由があるんでしょうかね。

監修は久雄氏だったようです。

■ 黒澤BOX
2000年12月9日 20:11
Varrick

>例の黒澤BOXについてですが、どなたか追悼で出た言われていましたが、あのBOX出たのはそもそも10年近く前ではありませんでしたか?

最初に出たのはそれくらい前だったと思います。
その後、彼が亡くなった時に新作分を追加して再版されたのだと思います。

そういえばN響のコンサート番組で池辺晋一郎氏が「影武者」の音楽を担当した時のことを語ってました。
黒澤監督は、Temp Trackとしてスッペの「軽騎兵」とかマーラーの音楽が入ったラッシュを池辺氏に見せ「(Temp Trackは)気にしなくていいから」と、言ったそうです。
気にするなといったって、何か意図があるから聴かせているのだろうから、どうしても気になってやりにくかったそうです。
同様に「羅生門」(早坂文雄)の音楽にはラヴェルのボレロ、「赤ひげ」(佐藤勝)の音楽にはハイドンのシンフォニーがTemp Trackとして入っていたのであろう、
で、黒澤は作曲家に「気にしなくていいよ」と言ったのだろう、というのが池辺氏の話でした。

Varrick

■ 影武者
2000年12月9日 22:54
ノリヒコ

「影武者」の音楽は大好きです。池辺らしいというよりも佐藤らしいですよね、トランペットとか。
でもライナーノートには池辺は「影武者」に関してはすでに監督に音楽のコンセプトがあって非常にやりやすかったと書いてありましたけど。N響アワーで「やりにくかった」って言ってましたっけ、僕もそれを見たようなきがするのですが、でも実際はどうなんでしょうかね。別に主義主張のある人でないので困りはしないと思いますけど。
それから劇中の曲にはどこかで聞いたことあるものが多いですけど、あのトランペットのテーマ曲にも元ネタがあるんでしょうかね。
ノリヒコ

==

■ シャーロック・ホームズ
2000年12月10日 23:32
Mockingbird

シャーロック・ホームズって結構映像化されていますよね。

私が見た中では、NHKで放映されていたジェレミー・ブレット主演のTVシリーズが、一番ホームズらしい雰囲気があったように思います。(あれだけ、量を見せられると、なんとなく定着してしまうんですね。)

パトリック・ゴワーズの音楽も、映像にうまくマッチしていてお気に入りです。バイオリンをフィーチャーしたオープニングテーマで、一気にホームズの世界に引き込まれるような気がしました。

この人の作品はホームズしか知らないのですが、他に何かやってるんでしょうかね。

MB

■ ホームズ
2000年12月10日 23:59
Varrick

>この人の作品はホームズしか知らないのですが、他に何かやってるんで
>しょうかね。

パトリック・ゴワーズのサントラ盤としては、全て日本未公開ですが、「スマイリーと仲間たち Smiley's People」(英BBC)、「Stevie」(米CBS)、「The Virgin and the Gypsy」(米Steady)等があります(全部LPですが)。

ホームズ映画の音楽は素晴らしいものが多いですね。
ビリー・ワイルダー監督の「シャーロック・ホームズの冒険」(ミクロス・ローザ)とか、「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」(ジョン・アディスン)とか・・・。

でも、ほとんどCD化されていない・・・。

Varrick

==

■ 序曲が楽しい
2000年12月10日 23:38
Mockingbird

映画のジャンルとしてのミュージカルって、もともと好きなんですが、特に序曲を聞くと、わくわくするんですよね。普通の映画のメインタイトルとはちょっと違った期待感が脹れ上がります。

私のお気に入りは『マイ・フェア・レディー』。
タイトルバックが全然動きませんけど許せるんです。

MB

■ マイ・フェア・レディ
2000年12月11日 17:11
Varrick

「マイ・フェア・レディ」はフレデリック・ロウとアラン・J・ラーナーの作曲・作詞コンビですね。
音楽監督と指揮がクラシック音楽界の重鎮アンドレ・プレヴィンで、序曲の洒落たタッチには彼の個性が感じられます。
プレヴィンはこの他にもいくつかのミュージカルの音楽監督を担当しているほか、映画音楽も何本かやってますね。

ミュージカルといえばロジャース=ハマーシュタインが有名ですが、最近リリースされた彼らの名作「サウンド・オブ・ミュージック」の2枚組CDは素晴らしいですね。

Varrick

■ 期待感を高める
2000年12月11日 20:17
k.m

最近の映画、序曲ないですね(スピードアップの弊害かな)
昔の3時間オーバーの映画に序曲は付きものでした。
バルジ大作戦の再録盤購入をきにビデオ見たんですが、戦車タイトルでずっと流れていたのですね。「西部開拓史」の序曲がお気に入りです。序曲というかメインタイトルなんですけど「タワーリングインフェルノ」期待感を高める(なにが起こるんだろう)効果の傑作だと思いますが・・
「サウンドオブミュージック、2CD」は欲しいです。(ベンハー2CDの次あたりかな)

■ プレヴィン
2000年12月11日 23:33
ノリヒコ

よく昔の映画のサントラには序曲というのがありますが、あれはどういったカタチで本来使われていたのですか、ビデオでは静止画のところにかかりますが、当時の映画でもああいうカタチで使われていたのですか。
それからプレヴィンは「マイ・フェア・レディ」の時はすでにクラシック界では知られていたのですか。プレヴィンってそれほど洒落た演奏をするとも思えないのですが、ただ伴奏指揮者としては悪くないと思います。

■ 序曲
2000年12月12日 00:15
Varrick

>よく昔の映画のサントラには序曲というのがありますが、
>あれはどういったカタチで本来使われていたのですか、ビデオでは静止画のところにかかりますが、当時の映画でもああいうカタチで使われていたのですか。

本編のメインタイトルが始まる前に真っ黒な画面のバックに序曲がずっと流れて、それから本編がはじまる、というのが多かったと思います。
「西部開拓史」などはビデオで見ると、イラストの静止画に「Overture」とか「Intermission」とか出て音楽がかかりますが、これがビデオだけの編集なのかどうかわかりません。
ただ、劇場だと暗闇の中で、「これから本編がはじまる」という期待感が高まりますが、明るい部屋で見るビデオだと、単に何もうつってない画面になってしまうので、静止画を入れたりしているのでは?

> それからプレヴィンは「マイ・フェア・レディ」の時はすでにクラシック界では知られていたのですか。

クラシックの指揮者として有名になるのはもう少し後だと思います。
彼がビリー・ワイルダーの映画に作曲した「恋人よ帰れわが胸に」のスコアなんかはヘンリー・マンシーニみたいでなかなか洒落てますよ。

Varrick

■ オープニング
2000年12月12日 06:21
ian

序曲では「遠すぎた橋」も大好きです。あの高揚感。
最近の映画は、タイトルバックでクレジット出しながら物語も始まってしまうものが多く、見ている方は忙しいです。
どころか、オープニングはメインタイトルだけで、クレジットはすべてエンディングロールで、というのも多いですね。その方がある意味先入観を持たずにすむのかも知れませんが。
個人的には、たっぷり序曲を聴きながらクレジットに目を通し、気分も高まったところでさあ始まり始まり、というスタイルが好きです。今はほとんどありませんね。

■ 序曲?
2000年12月12日 11:42
SOW

あれ? 序曲ってクレジットが始まる前に流れるものじゃないですか? 『ブラックホール』とかもそうでしたが。

■ ブラックホール
2000年12月12日 13:02
Varrick

>『ブラックホール』とかもそうでしたが。

私も「ブラックホール」はよく覚えています。あの時点ですでに序曲が最初に流れるというのは珍しくなっていたような気がします。
本編がはじまる前にずっと序曲が流れて、画面に何もうつらないので、映写機が故障しているのと思った観客もいたのでは?

Varrick

■ 序曲
2000年12月12日 14:51
ian

>あれ? 序曲ってクレジットが始まる前に流れるものじゃないですか?

あ、そうか。失礼しました。
「遠すぎた橋」とか「スーパーガール」とか、一応サントラにOvertureって入ってるんで、混同しました。「スーパーガール」は観ていないので、どんなオープニングだったか知りませんが。

■ OVERTURE
2000年12月12日 17:14
SOW

サントラに"OVERTURE"と入っていても、実際はエンドタイトルに流れたというものも多いです。後、コンサート用に主要なテーマを入れて作ったりとか。映画版『トワイライトゾーン』なんかもそうですね。

■ ロジャース&ハマーシュタイン
2000年12月12日 23:22
Mockingbird

「サウンド・オブ・ミュージック」も大好きなミュージカルなんです。
新しくCDが出たんですね。ぜひとも手に入れます。

すみやの通販を利用することが多いのですが、あそこでも、ミュージカルは別会員になってるくらい、ジャンルとして独立してますよね。(舞台がメインだからでしょうけど)
ミュージカルの作詞・作曲といえば、あと、シャーマン兄弟を思いつきます。
「チキ・チキ・バン・バン」や「トム・ソーヤの冒険」なんか良かったですね。

MB

■ 序曲
2000年12月13日 00:43
ノリヒコ

「ベン・ハー」とかあの時代の作品の序曲って本当に映画館で流れていたのですか、それともアルバム用なのですか、ミクロス・ローザは「ベン・ハー」の録音の時誰かともめて、序曲だけどうのこうのという話しがありましたがだれか知っていますか?
でも序曲ってながいからその流れている時間も当時は場内を暗くしていたんでしょうかね、それとも入れ替えの時流したとか。それに休憩がある場合intermission用の曲も録音されていますよね、日本でも「華麗なる一族」とか「戦争と人間」みたいに、あれも実際に映画館で使われていたんでしょうかね。あの当時の映画量産体系のなかそんな序曲付きなんて優雅な見方されていたんですか。母や祖母に聞いても覚えていないと言っていましたが。
ノリヒコ

■ ベン・ハー
2000年12月13日 11:41
SOW

『ベン・ハー』はリバイバルで小学生の時に見ましたが、序曲は最初に真っ暗な画面で流れていました。昔の映画の序曲と、今のサントラに入っているOVERTUREは別物だという事です。

SOW

■ なるほど。
2000年12月14日 00:53
ノリヒコ

やはりそういうのもなのですね。
最近は予告が長いから序曲などつけて客を準備させる必要もないし。
それに僕としては序曲うんぬんよりもすごくカッコイイタイトル・バック(クレジット)にテーマ曲が高らかに鳴るときの感動の方が強烈です。
「ベン・ハー」のミケランジェロの天地創造のタイトル・バックにローザの音楽、「北北西」のソール・バスのタイトル・バックにハーマンのファンダンゴ、「日本誕生」の日輪のタイトル・バックに伊福部の音楽とかね。
最近かっこいいタイトル・バックありますか? かなり前「セブン」がいいなーと思ったけど。
ノリヒコ

■ 西部開拓史
2000年12月14日 10:35
amber

『西部開拓史』は,アルフレッド・ニューマンの傑作ですね.愛聴盤です.
スネアドラムが最高に格好良いです.

序曲やフィナーレがメドレーになっていますが,中でも "Promissed Land"が気に入っています.この曲をアメリカン・トラディショナルだと思いこんで,一曲がまるまる収録されたCDを探し回ったのですが,見つけることができませんでした.結局,ニューマンのオリジナル曲なんでしょうね.それも,また,見事であります.

そういえば「エーデルワイス」も,ロジャース&ハマースタインのオリジナル曲でしたっけ.これも,何百年も前から愛唱されてきた民謡のような作りがうまいですね.

■ カッコいいメインタイトル
2000年12月14日 13:36
Varrick

>最近かっこいいタイトル・バックありますか? 

最近ではないですが、私が好きなメインタイトル(映像と音楽の組合せ)は:

「ブリット」: クレジットの文字が上下左右にゆっくりとスライドしていく映像にラロ・シフリンのジャズがカッコいい!

「アンタッチャブル」: 縞状の影がクレジットの文字を横切る導入からカメラが引くと「The Untouchables」の文字の影だとわかる凝った映像にモリコーネのスコア!

「スーパーマン」: クレジット文字が尾を引いて飛んでいくストリークアニメのはしりで、冒頭の「S」の文字が飛んでいく部分のジョン・ウィリアムスの音楽の入り方が最高!

「ダーティ・ハリー」(ラロ・シフリン)、「ダブル・ボーダー」(ゴールドスミス): 映像は特に凝ってませんが、音楽の入り方が抜群にカッコよかった。

あと、「ターミネーター」(ブラッド・フィーデル)とか「トータル・リコール」(ゴールドスミス)も凝ってましたね。

Varrick

■ 序曲のある映画
2000年12月14日 19:07
Harman

もうすぐ公開される「ダンサー・イン・ザ・ダーク」もひさしぶりに本編前に序曲が流れる映画ですよ。
もっとも最近の観客が「映写機が故障している!」と言い出すとまずいと思ったのか、字幕で「3分ほど映像なしで音楽のみ流れます」と最初にお断りが入ってます。なんだかなあ。
映像なしの音楽だけの世界というのは、あの映画の場合非常に深い意味があるのに。

■ かっこいいタイトルシーン
2000年12月14日 19:10
Harman

Varrick さんは書きました:
>>最近かっこいいタイトル・バックありますか? 

サミュエル・L・ジャクソンのリメイク版の「シャフト」はオープニングタイトルが格好良かったな。

■ カッコいいメインタイトル
2000年12月15日 03:21
ian

>「ブリット」: クレジットの文字が上下左右にゆっくりとスライドしていく映像にラロ・シフリンのジャズがカッコいい!

「ブリット」は、もう映画史上最高のオープニングタイトルと言い切っちゃいたくなるほどカッコイイっす! 思い出しただけでも鳥肌立ちます!

「セブン」でブレイクしたタイトルデザイナー(とでも言うのでしょうか?)のカイル・クーパーのその他の作品では、「D.N.A」(フランケンハイマー)が最高! 作曲者は忘れたけど、やたらパーカッションが鳴り響く音楽とあいまってアドレナリン大噴出でした! 本編もまた面妖な味わいで大好き。

■ チャン
2000年12月15日 10:19
SOW

>カイル・クーパーのその他の作品では、「D.N.A」(フラ
>ンケンハイマー)が最高! 作曲者は忘れたけど、やたらパーカッショ
>ンが鳴り響く音楽とあいまってアドレナリン大噴出でした! 本編も
>また面妖な味わいで大好き。

ゲイリー・チャンですね。『沈黙の戦艦』もやってました。
しかし、カイル・クーパーは毎回文字が読みにくくなっているような気がします(^_^;) それでタイトルクレジットの意味はあるんかいと思いますが。

SOW

==

■ 「ルディ/涙のウイニング・ラン」
2000年12月10日 23:52
Varrick

皆さんは「ルディ/涙のウイニング・ラン」という映画をご存知ですか?

幼い頃からアメフトの選手になることに憧れながらも、学力・体格にめぐまれないルディという青年が、不屈のチャレンジ精神でノートルダム大学の名門チームの選手になるまでを描いた実話に基づく地味ながら感動的なドラマで、私はジェリー・ゴールドスミスの音楽とともに大好きな映画です(1993年製作)。
この映画の監督デヴィッド・アンスポーと、脚本家アンジェロ・ピッツォは、数年前に「勝利への旅立ち」という高校のバスケットボールを題材にした、やはり実話に基づくドラマを製作しており、こちらのスコアもゴールドスミス作曲で、映画・音楽ともに素晴らしい作品でした。
この2本はゴールドスミスのスコア中でも、私が特に好きな作品で、本人も気に入っているスコアのようです。

と、ここまでは前振りで、最近アメリカで映画を製作している日本人の映画プロデューサーと話す機会があり、なんと彼は映画の題材になったルディ本人と友人で、彼の講演活動を日本を含むアジアで実現しようと企画中とのことでした。なんでもルディはアメリカでビジネスマンや学生を対象に、自分の体験を基にしたセミナーを開催しており、これが映画と同様非常に盛り上がる内容のようで、大変好評だそうです(音楽は付いてないでしょうが)。
で、これを日本でも開催したい、というのがそのプロデューサーの計画で、私もこの映画のファンの1人として、何らかの形で彼に協力したいと考えています。
この企画が実現した際には、この掲示板でもお知らせします。

何はともあれ、上記2本の作品をご存知でない方は、是非一度これらの映画を見て(大きなビデオレンタルショップにはあると思います)、ゴールドスミスの音楽を聴いて(両方とも輸入盤のサントラCDがあります)みてください。

Varrick

■ ルディ
2000年12月11日 00:31
k.m

ルディはサントラ買って、気に入ってビデオで見て、聞くとさらにいいです。この2作、監督も同じだったんですか。

■ ルディ
2000年12月11日 00:50
SOW

小品ですが、良いですよね。
アメリカ版DVDにはゴールドスミスのスコアが全部収録されていますので、買ってしまいました。まあ、あんまり長くないんですけどね。

SOW

■ ルディ
2000年12月11日 13:35
amber

アンスポー作品に書いた2作は,どちらも良いですね.
『勝利への旅立ち』のシンセサイザー・ロック・オーケストラ(変な言葉遣いですいません)は,日本のテレビでもよくBGMに使われていましたね.

『ルディ』の派手でないけど,感動的なスコアも素晴らしいと思います.
そういえば,『ルディ』をあまりに気に入った僕の友人は,自分の結婚式で使ってました.

==

■ ざぶとん
2000年12月12日 14:46
Varrick

1ヶ月ほどやってみて、今の配布方針だとなかなか月間ポイントが消化できないので、方針に一部追加し、少し前の発言に遡って何枚か差し上げました。
今後ともよろしくおねがいします。

Varrick

==

■ 「バーティカル・リミット」
2000年12月12日 20:32
ian

これ、面白いですよ。かなり燃えます!
「タワーリング・インフェルノ」や「恐怖の報酬」が好きな人はぜひぜひ。
ジェームス・ニュートン・ハワードもブイブイ鳴らしてます(部分的に「カサンドラ・クロス」が聞こえたような気もしたけど)。

■ バーティカル・リミット
2000年12月16日 05:18
Varrick

まさに「クリフハンガー」+「恐怖の報酬」ですね、この映画は。
ハワードの音楽も「ダイナソー」に続いて派手なオーケストラ+シンセ・スコアですが、どうもこの作曲家はあまり個性がない・・・。
技巧的には上手い人ですが。

Varrick

==

■ 「13デイズ」
2000年12月12日 22:37
Varrick

ケヴィン・コスナー製作・主演の新作を見ました。
「キューバ危機」を描いた史実に基づくサスペンスですが、監督がロジャー・ドナルドソンなのでかなり娯楽的に作ってあります(コスナーが38才の役というのはちょっと無理がありますが・・・)。
音楽は「ダーク・クリスタル」「クリフハンガー」等のトレヴァー・ジョーンズで、最近の彼のスコア中では最も重厚でパワフルなオーケストラル・スコアを聞かせています。

Varrick

■ 13デイズ
2000年12月15日 14:59
SOW

ようやくサントラ聴きました。
うーん、いいんだけど、やっぱり以前聴いたフレーズがかなり出てきますね。ロンドン・シンフォニーの演奏はパワフルで相変わらず素晴らしいです。

SOW

■ ダーク・クリスタル
2000年12月16日 02:36
ian

詮ない質問なんですが、「ダーク・クリスタル」はどうしてオフィシャル・リリースされないんでしょうか…?

■ ダーク・クリスタル
2000年12月16日 05:14
Varrick

>詮ない質問なんですが、「ダーク・クリスタル」はどうしてオフィシャ
>ル・リリースされないんでしょうか…?
>海賊盤は今でも手に入りますか?

サントラLPはオフィシャルに出ていました。
CD化されない理由は、権利がクリアできない、権利料が高すぎる等、いろいろと考えられると思いますが、この特定のアルバムについての理由は不明です。
音質の悪い海賊盤CDが数年前にありましたが最近では見かけないので入手は困難だと思います。
トレヴァー・ジョーンズは最近の「13デイズ」を聴くと、迫力あるオーケストラル・スコアで良いのですが、やはり「ダーク・クリスタル」が未だにベストの仕事のような気がします。

■ ダーク・クリスタル
2000年12月16日 18:40
ian

Varrick さんありがとうございました。

海賊盤も困難ですか…。残念。

>やはり「ダーク・クリスタル」が未だにベストの仕事のような気がします。

はじめて映画館で聴いたときはホントに鮮烈でした。壮大で、神秘的で、ロマンチックで。
コレクターではないけれど、これは欲しい…。
「ダーク・シティ」でちょっと息を吹き返したような印象があったので、「13デイズ」に期待します。

■ ダーク・クリスタル
2000年12月16日 18:41
SOW

アメリカ版ですが、DVDにはスコアが全部入っています。日本盤もでればいいんですけどね。

SOW

==

■ この映画のサントラを探しています
2000年12月14日 23:52
wootang

はじめまして。遅ればせながら、HP開設おめでとうございます。
最近PCを購入したんですが、早々にこんな私好みのHPを発見できて感激してます。サントラのこと色いろ知りたかったんです。どうぞこれから宜しくお願いいたします。
さて、私が探してるのはリドリー・スコット監督の『誰かに見られてる』のサントラです。映画の中でオープニングとエンディングに流れる歌(『陽のあたる教室』にも挿入されていたと思います。)がストーリーとあいまって印象深かったのですが、同じ歌を最初は女性(誰かな?)、最後はスティングが歌うんですよね。サントラを手に入れたいのですが、売っているのでしょうか。

■ SOMEONE TO WATCH OVER ME
2000年12月15日 01:57
SOW

残念ながらサントラは当時から今に至るまで発売されていません。
原題と同じタイトルの曲――"SOMEONE TO WATCH OVER ME"は「誰かが私を見守っている」という意味ですが、邦題ではストーカーみたいになってしまいましたね。ガーシュインの曲で、映画ではスティングとロバータ・フラックのものが流れていました。スティングの方は日本独自編集の"AT THE MOVIES"というアルバムに収録されていますが、ロバータ・フラックの方は映画オリジナルでマイケル・ケイメンのプロデュース作品なのでどこにも収録されていないようです。

SOW

■ はじめまして
2000年12月15日 10:43
Varrick

wootang さん

こんにちは。今後とも宜しくお願いします。
リドリー・スコットの『誰かに見られてる』は彼の作品中ではよく出来た映画でしたね。
サントラが出ていないのが残念ですが。

SOWさん、(いつも)ご回答ありがとうございます。

Varrick

■ 発売されてないんですね
2000年12月16日 02:03
wootang

ありがとうございました。
発売されてないんですね。サントラがあればロバータ・フラックの方を個人的に利用したいと思ってたんですけど、残念です。
でも、サントラのあるなしって、何に関係するのでしょうか、完成度?、採算?
とりあえず、分かってよかったです。

wootang

==

■ アミスタッド
2000年12月16日 08:08
fufuu

スピルバーグ監督のシリアスドラマで、結構、楽しかったのですが、音楽がすごかったです。
アフリカを感じさせる、スケール感と黒人の望郷の想いが、切々と胸を打ちます。
聴いた人はいますか?
音楽は、ジョン・ウィリアムスです。
いつも思うのですが、自分がいいと思った音楽を他の人は、どのように感じるのでしょう。
自分の感性が正しいのかどうか、確認出来ればいいのですがね。

■ アミスタッド
2000年12月16日 18:50
ian

大好きです。
スピルバーグとウィリアムスのコラボレーションは全部好きです。
互いにイケイケだった80年代はもちろん、「フック」以降の大人になった二人も大好きです。
「ファントムメナス完全盤」国内リリースまであと少し!

■ アミスタッド
2000年12月16日 21:30
Varrick

fufuu さん、こんにちは。

私も「アミスタッド」のスコアは好きです。
同様にアフリカの民族色をうまく表現したスコアにジョージ・フェントンの「遠い夜明け」があり、これも名スコアです。

Varrick

==

■ 西部開拓史
2000年12月16日 23:07
amber

『西部開拓史』で思い出しましたが、今、僕の手元には2枚の "How the west was won"があります。
ひとつは1枚もので、もう一つは2枚組の所謂「完全版」ということになりましょうか。後から買い足したものです。

しかし、この「完全版」にも、少し不満があります。それは、フィナーレで歌われる"Home in the meadow"についてです。

1枚もののCDでは、ラストシーンで、デビー・レイノルズの歌い出しから、ジョージ・ペパードの唱和、合唱が盛り上がってスペンサー・トレイシーのナレーションと、まさに大団円と呼ぶにふさわしい終り方が感動的です。

ところが2枚組になると、(未収録の曲が多いのはありがたいのだけど)合唱が盛り上がる部分(ケン・ダービー・シンガーズ?)から、ナレーションがかぶさるところは、バックの音楽だけです。
「サントラ」としては、正しいのかもしれませんが、なんとなく物足りない。

これに限らず、最初のレコード化は台詞込みで、さらに出しなおした録音では、台詞を省いて音楽のみということも、よくあるのでしょうね。

最初に自分が聴いたものが印象が強いので、どうしても後発のものには不満を感じてしまいます。

■ 2枚組?
2000年12月17日 21:02
fufuu

偶然ですが、今日、西部開拓史のサントラ版をAMAZON.COMに注文したところです。
40年近く前に聴いて、ずっと頭の中に残っていて印象的です。
序曲の出だしが、かっこいいですね。
よく、TVのドキュメンタリーなどで使われます。
2枚組のCDがあるなんて、知りませんでした。
amazon.comには見あたりませんでした。
まだ、手にはいるのでしょうか?

■ 西部開拓史
2000年12月17日 21:23
Varrick

>2枚組のCDがあるなんて、知りませんでした。
>amazon.comには見あたりませんでした。
>まだ、手にはいるのでしょうか?

2枚組のアルバムはアメリカのTurnerレーベルが1997年にリリースしたものです (型番はR272458)。
これは大きなCDショップならまだあると思いますが。

デビー・レイノルズの歌入りというのはアメリカのSony Musicが1991年にリリースしたもの(AK 47024)で、これはもう絶版だと思います。

Varrick

■ 西部開拓史
2001年1月6日 09:03
fufuu

2枚組のTurner版を手に入れました。
大感動です。
ありがとうございました。
どの曲もすばらしく、フォークソングが大好きな僕にとっては宝物のようなCDです。
ずっと気になっていたのに、買いそびれていて、ずいぶん時間を損したような気分です。
ソニー版もぜひ聴いてみたいものです。
絶版(又は手に入りにくい)になっているCDをお互い公開しあって、貸し借りが出来るようなシステム は無いのでしょうか?

■ 西部開拓史
2001年1月6日 19:38
Varrick

>絶版(又は手に入りにくい)になっているCDをお互い公開しあって、貸し借りが出来るようなシステムは無いのでしょうか?
>それとも、これは著作権法違反になるのでしょうか?

C2Cのオークションサイトが活発に利用されているくらいなので、無償での貸し借りが著作権法上問題があることはないでしょう。

■ R
2001年1月6日 20:05
k.m

>>絶版(又は手に入りにくい)になっているCDをお互い公開しあって、貸し借りが出来るようなシステムは無いのでしょうか?
>>それとも、これは著作権法違反になるのでしょうか?
>>無償での貸し借りが著作権法上問題があることはないでしょう。

廃盤は皆大事にしてるでしょうし、現実としては個別にRでの交換みたいなことになると思います。(問題はありますが、海賊盤やらわれずソフトを考えると・・)

==

■ 異国情緒
2000年12月17日 21:08
fufuu

アミスタッドで発言すると、好きだと言ってくれる人がいて、大満足です。
ところで、僕は映画の舞台になっている国の雰囲気を上手に伝える曲が大好きなのです。
アミスタッドがアフリカ的なら、他にロシア的な「ドクトル・ジバゴ」、アラビア的な「アラビアのロレンス」
イスラエル的な「栄光への脱出」ローマ的(これはちょっとヘンですね)な「ベン・ハー」などです。
みなさんは、どうですか?

■ 地方色のあるスコア
2000年12月17日 22:01
Varrick

モーリス・ジャールは地方色、民族色のあるスコアの第一人者ですね。
彼はパリのコンセルヴァトワール(国立高等音楽院)で、アラブ、ロシア、インド、日本といった国々の音楽を専攻しており、「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」「インドへの道」「将軍」等を手がけているのは偶然ではないでしょう。
ジョージ・フェントンも「ガンジー」「遠い夜明け」「プランケット城への招待状」「メンフィス・ベル」「アンナと王様」等、映画の舞台となる地方の音楽をうまく取り入れる人です。

Varrick

■ イメージ
2000年12月18日 05:52
ian

異国情緒とは違うと思いますが、アフリカというとどうしてもジョン・バリーをイメージしてしまいます。
中国だと坂本龍一(^_^;)

■ 民族楽器・音楽
2000年12月18日 10:52
k.m

アフリカの歌や太鼓は非常に人間的な感じがします。「アミスタッド」「コンゴ」中南米系の縦笛は素朴な音色ですね。
「ゲバラ」「アンダーファイヤ」「戒厳令」
ギリシャ系では「ゾルバ」「Z」
アルゼンチン・タンゴ等もありますね。
日本の楽器では「将軍」はイイセンと思いましたが(CDは出てないですよね)ジャールでは「ブリキの太鼓」はほしいです。
モリコーネの人の声を音色にしてしまう感じは、他の作曲家には、まねできないですね。「NAVAJO JOE」等。

■ ジャール
2000年12月18日 20:48
ノリヒコ

モーリス・ジャールって打楽器奏者だったこともあるそうですね。
「インドへの道」では本当はもっと民族的な音楽も入れようとしたら、リーンが民族的なものは全部映像で表現したからいいと言われたとかで最初のコンセプトとは随分違うそうです。「ジバゴ」は出だしの葬儀のシーンのロシア音楽が印象的でした、勿論ジャールのオリジナルもいいですね。最近は彼のアフリカを舞台にしたCDを聞きました(タイトル忘れましたけど、キム・ベーシンガーが出演しているやつです)。アフリカものではシガニー・ウェーバー主演のゴリラ映画もありましたね。
「将軍」とか「タイパン」もいかにもいんちき臭い音楽で好きで。あと彼が面白いのはオンドマルトノという電子音楽をすごく効果的に使っているところだと思います。
アフリカ物で意外だったのはMGMの「キングソロモンの秘宝」(でしたっけデボラ・カーが主演しているやつです)です。たしか現地音楽だけでオリジナル音楽が全然ないんですよね、当時としては珍しくありませんか。
ジョン・バリーはどうなんでしょうかね。アフリカの映画(ストリープの主演しているやつです)も民族的な音楽にはどの程度彼が関わったか分かりませんが、たぶん既成の民族音楽を使ったんでしょうかね、どんなんですか?オリジナル音楽は相変わらずアフリカとは全然関係のない甘いメロディーでしたね。
クリストファー・リーブが出た過去に行く映画も既成曲を上手く使っていたような気がします。でもバリー「フォーロウ・ミィ」とか「冬のライオン」が好きです。後者は当時の音楽の雰囲気を面白く表現していると思います。
テオドキラスは苦手です。ギリシア音楽をギリシア人その人が使っているからなんか面白くないような気がしました。以前ドイツで彼のコンサートを聞きましたが異様な盛りあがりがありました。特別出演がアンソニー・クイーンですごく濃いものでした。
ゴールドスミスも「アレクサンドラ物語」で中東の音楽世界を面白く表現していましたね。「オーメン」もプロコフィエフのオペラがもしかしたらネタ元かも。
龍一は「ラスト・エンペラー」ではどの程度いい仕事したんでしょうね?。オープニングテーマはデヴィット・バーンの傑作だし、現地音楽はたしか中国人の作曲家でしたよね。
この前衛星を見ていたら、なななんとベルリン・フィルがケント・ナガノの指揮で京劇を舞台にして映画の音楽(ハーオーベッキ?)をかなり時間を割いて演奏していました。ベルリン・フィルが映画音楽やるのってすごく珍しいというか初めてじゃないかな?
ノリヒコ

■ テオドラキス
2000年12月19日 11:18
k.m

「Z」は昔、文部省推薦とかで、なぜだか、学校の体育館で見たんですよ。その後、ラジオで聞いた時衝撃的でした。
ブズーキって弦楽器ですよね?ドクトル・ジバゴのバラライカもいいですね。映画音楽って、あらゆるジャンルの音色を楽しめるのも魅力だと思います。
フィルムアート社の「サウンド派映画の聞き方」にいろんなジャンルから映画音楽への取り込み、影響、変遷みたいなことが書かれています。
坂本龍一は「戦場のメリークリスマス」が好きです。

==

■ 「トータル・リコール」
2000年12月19日 13:00
Varrick

ジェリー・ゴールドスミスの傑作SFアクション・スコアのサントラ盤(Deluxe Edition)がアメリカのVarese Sarabandeレーベルからリリースされましたね。
公開当時(1990)に出ていたサントラに未収録だった曲が30分以上も増えています。
オーケストラとシンセサイザーによるゴールドスミスならではの緊迫したサスペンス・アクション音楽が、約74分たっぷり堪能できます。
この映画は有名なSF作家フィリップ・K・ディックの短編小説を映画化したもので、ポール・ヴァーホーヴェン監督作品の中でも最も凝ったストーリー・テリングが楽しめる佳作でした。
余談ですが、私はディックの短編小説が大好きで、特に「にせもの」とか「植民地」のようなトリッキーなストーリーが気に入っています。
「にせもの」は今度映画になるようですが、あのコンパクトに凝縮された短編を長編映画にするとどうなるか興味があります。

Varrick

■ うわ!
2000年12月19日 13:11
ian

即買いですね!
もうお店に置いてあるのですか?
国内盤の予定はあるのでしょうか?

■ 売ってます
2000年12月19日 14:18
Varrick

>もうお店に置いてあるのですか?
>国内盤の予定はあるのでしょうか?

少なくとも渋谷の「すみや」さんには入荷してます。

●「Total Recall」(トータル・リコール)
レーベル:VARESE、デラックス・エディション、27曲入、\2,330

国内盤のリリース予定は不明ですが、Vareseなので日本ではVOLCANOレーベルから出る可能性があるのでは?

Varrick

■ GET
2000年12月24日 13:06
ian

渋谷のタワレコにありました。
今までの40分より今回の70分のほうがはるかに短い! 面白すぎてあっという間に時間がすぎてしまいました(前のやつは、いちばん派手な部分が凝縮されていたせいか、聴いててちょっと疲れた)。

おそまきながら「ルディ」も買いました。
これ泣きました。何かこう、「ああもう他には何もいらないや」ってな幸せな気分になりました。今世紀も終わりにきて、最後にこの音楽に出会えてよかったです。

■ コンサートでは
2000年12月24日 16:15
SOW

来日コンサートでは『トータル・リコール』も『ルディ』もやってくれましたので、幸せでした。特に『ルディ』は新しい構成で、非常に良かったです。

SOW

■ コンサート
2000年12月24日 19:13
ian

今年は行けなかったんですよねぇ…(T_T)
「カプリコン1」もやったんですよね、「ハムナプトラ」もやったんですよね。
神奈川フィルの演奏も去年よりよかったっていうし…うらやましいです。

■ コンサート
2000年12月24日 22:08
Varrick

「ルディ」は初来日の際にも演奏しましたね。その時は「勝利への旅立ち」との組合わせでしたが。よほど気に入っている曲なのでしょう。
「ルディ」は二度目の来日の際の構成の方がよかったです。

Varrick

==

■ どうして知っているの?
2000年12月19日 21:55
fufuu

みなさんが映画音楽に詳しいのにはびっくりしました。
でも、どうして、映画音楽に詳しいのか、すごく不思議です。
映画を見て、いいなと思うのでしょうか?
でも、映画って、普通は一回しか見ないだろうし、よほど印象的でない限り、音楽は頭に残らないものです。
僕が子供の頃は、映画音楽だけのラジオ番組がありました。
それに、POPSのベスト10等に必ず、はやりの映画のテーマが入っていました。
でも、今は、映画音楽というと、どちらかというとマイナーな存在です。
どこで、聴いているのでしょう?
僕はFMはほとんど聴かないけど、専門の番組があるのでしょうか?
どこで、知識を仕入れるのですか?

■ 調べ方
2000年12月19日 22:45
SOW

インターネットがあると色々と調べる方法があるのですよ。もちろん、それまでに自分の知識の積み重ねがあるのが前提ですけどね。他にも先達の書かれた文献がありますし。

SOW

■ 分からないことは
2000年12月20日 00:29
ian

管理人さん(Varrickさん)とSOWさんのHPへ行けばたいがい分かります。
お世話になってます。

■ 映画音楽の知識
2000年12月20日 12:45
Varrick

>映画を見て、いいなと思うのでしょうか?

私の場合、もちろん最初は映画を見て音楽が気に入ってサントラ盤を買う、という入り方でした。
が、色々と聞いていると特定の作曲家の作風が面白く、映画を見ていなくても、その作曲家の新しいサントラ盤が出れば買う、という感じに作曲家中心にのめり込んでいきました。

それと、昔、関 光夫さんがやっていた映画音楽のラジオ番組はよく聴いてましたね(なつかしい・・・)。
最近はラジオは全く聞かないのですが・・。

映画音楽の知識については、文献もありますし、英語でもよければ Film Score Monthly やSoundtrack! といったサントラ専門の雑誌が海外で発行されています。
最近はこれらの情報がウェブサイトでも集められるので便利になりました。

Varrick

■ ラジオ
2000年12月20日 16:00
amber

僕の覚えているところでは,矢島正明もその手の番組をやっていたような気がします.一生懸命エアチェックしたものです.

最近では,大阪の毎日放送ラジオが,時々(ナイターのオフ・シーズン?)映画音楽の番組を放送していたことがあります.また,やらないかな.

==

■ ホワット・ライズ・ビニーズ
2000年12月20日 00:40
ian

ゼメキス、ヒチコックに挑戦! てなところでしょうか。
きわめていやらしい脚本で楽しめました。
演出も、ゼメキスはやっぱ上手いと思います。
アラン・シルベストリのスコアは、王道アプローチながらちょっと弱い気がしました。

■ ホワット?
2000年12月20日 01:19
SOW

まだ見てないんですが、インタビューや観た人の話を聞くと、全編が「ヒチコックならこうするだろう」という考え方で作っているようですね。だから、音楽もシルベストリというよりもハーマンのパロディみたいな音楽になってます。逆にシルベストリらしさが少ないので不満があります。かといって、どこまでもハーマンかというと、それも中途半端で。『サイコ』のエルフマンのようにマニア的にどこまでも同じというところまでは行ってないし。でも、一番問題なのはタイトルがヒチコック的じゃない点ではないでしょうか。

SOW

■ ヒット作がない・・
2000年12月20日 12:55
Varrick

私もまだ見ていないのですが、この映画東京では有楽町マリオンの日劇とそのチェーンでやっているのにあまりヒットしてませんね。
最近は洋画、邦画ともに大ヒットする作品がなく、配給会社も悩んでいるようです。
今一番客の入りがいいのは「バトル・ロワイヤル」みたいですが、これは作品の出来というより色んな話題がありましたので・・・。

Varrick

■ 雉も鳴かずば
2000年12月20日 14:08
ian

ヒットしてないんですか…残念。
作り手が意識している以上、ヒチコックとの比較論はさけられないのでしょうけど、単体として面白いと思いました。

>今一番客の入りがいいのは「バトル・ロワイヤル」みたいですが、これは作品の出来というより色んな話題がありましたので・・・。

国会議員が宣伝してましたね。
黙ってりゃ誰も見なかっただろうに…(^_^;)

■ バトル・ロワイアル
2000年12月20日 14:49
SOW

>国会議員が宣伝してましたね。
>黙ってりゃ誰も見なかっただろうに…(^_^;)

原作がベストセラーですから、そこそこのヒットにはなったでしょう。映画の出来も並みよりは上ですし。音楽も相変わらずテンプトラックの山ですが、頑張ってますよ。とても1週間でやった仕事とは思えません。

SOW

■ バトル・ロワイヤル
2000年12月20日 17:06
Varrick

> 音楽も相変わらずテンプトラックの山ですが、頑張ってますよ。とても1週間でやった仕事とは思えません。

天野正道氏のスコアは鳴りまくってましたね。演奏もワルシャワフィルだし。
映画の方は見ていて非常に疲れましたが・・。

Varrick

==

■ 「シックス・デイ」
2000年12月21日 11:21
Varrick

見てきました。
クローンのアイデアがあまりに安易に使われていてあまり感心しませんでした。
クローンを題材にした映画では過去にもっと面白いものがあったと思います(「ブラジルから来た少年」とか)。
トレヴァー・ラビンの音楽は例によってシンセ主体のアクションスコアですが、どうもこの手のスコアはハンス・ジマーとかと印象がごっちゃになってしまい、あまり個性を感じさせません。
日比谷に新しくオープンしたスカラ座で見ましたが、劇場は綺麗で見やすかったですよ(ガラガラでしたが・・)。

Varrick

■ クローン
2000年12月21日 15:38
SOW

>クローンのアイデアがあまりに安易に使われていてあまり感心しませんでした。

なんというか、クローンという言葉の意味がまったく違うのが相変わらずおかしいです。あれじゃただのコピーを作っているだけじゃないの。こういうバカげた使い方をするから、誤解されるんだよー。

■ クローンといえば
2000年12月21日 19:33
ian

ハロルド・ライミスの「クローンズ」という、あまり笑えないコメディがこないだTVの深夜映画でやってましたが、音楽がG・フェントンでびっくりしました。全然軽いコメディ音楽で。案外いろんなことをやる人なんですね。
何か評判悪いみたいですが、楽しみにしてます、「シックス・デイ」。

■ クローンズ
2000年12月22日 10:10
Varrick

>ハロルド・ライミスの「クローンズ」という、あまり笑えないコメディ
>がこないだTVの深夜映画でやってましたが、音楽がG・フェントンで
>びっくりしました。全然軽いコメディ音楽で。案外いろんなことをやる
>人なんですね。

「MULTIPLICITY」という原題名のマイケル・キートン主演のコメディですね。
ジョージ・フェントンは「ユー・ガット・メール」のような軽いラブコメの音楽も担当していますが、あまり気合を入れて作曲しているとは思えませんね(そもそも気合を入れるようなジャンルではないのかもしれませんが)。

Varrick

==

■ 「狗神」
2000年12月22日 13:35
Varrick

原田眞人監督/天海祐希、渡部篤郎主演の新作を見ました。
坂東眞砂子原作の、四国の山里を舞台にしたスーパーナチュラルストーリーで、日本的な空間や風景をじっくり捉えた映像が印象的ですが、ストーリーは極めて古風で新鮮味のないものでした。「リング」「らせん」のヒット以来毎年東宝がやってるホラー2本立てですが、なんか惰性で作ってる感じがします。
村松崇継の音楽はタイトルバックの四国の山々の空撮にかぶさるメインテーマが純和風の情感のあるタッチでなかなか良かったですが、劇伴部分はあまり特徴のなりホラー音楽になってました。

Varrick

==

■ ウィリアムズ
2000年12月22日 23:25
ノリヒコ

ジョン・ウィリアムズについての本が出ましたね。
著者については全然知りませんが、本当にウィリアムズが好きなんでしょうね。
以前何かの雑誌でハーマンの音楽を分析している論文を読みましたれ大変面白かったです。何とかブラウンという人のものでしたが。あとドルリューについての論文もありました。僕はコピーだけしか持っていないのですが、何の本だったかご存知の方いらっしゃいますか。
「グリーン・デスティニー」御覧になった方いらっしゃいますか?
僕は見ていないのですが、音楽どうでしたか?
ノリヒコ

■ JWFC
2000年12月22日 23:44
SOW

神尾氏はジョン・ウィリアムズ・ファンクラブの会長です。HPもあります。巻末に書かれてますけど。
http://jwfc.oc.to/

私も一応会員ですけど、色々あって最近は疎遠になってます。

SOW

■ 買いました
2000年12月23日 02:23
ian

さわりを立ち読みしたら、何だか長いライナーノーツみたいな雰囲気でちょっと心配にもなったのですが、ウィリアムズ自身のコメントがわりと沢山記載されてるみたいで、どんな新しい発見があるか楽しみです。
これからじっくり読むっす。

■ ライナーノート
2000年12月23日 13:49
SOW

>さわりを立ち読みしたら、何だか長いライナーノーツみたいな雰囲気で

いや、そのとおりです(^_^;)
神尾氏のライナーノートには間違いが多々あるので困りものです。初心者的なミスから音楽的な間違いまで色々と。

SOW

■ ジョン
2000年12月23日 21:10
ノリヒコ

ライナー・ノートも余り長いとねーーー
印象批評で終わってしまうのではないかな。
せめて部分的にでも楽譜や、作品の受容というかレコードがどの程度売れたとかいろいろか書いてほしいですね。
あと文献目録も。もし使っていたらの話ですが。
ノリヒコ

■ ライナー2
2000年12月24日 00:18
SOW

実際にライナーを書かれている方から聞いた話では、原稿料があまりにも安いので、よほど好きじゃないと仕事にしていられないくらいだとか。資料なんて当たっているだけの手間暇もなく、印象と映画会社の公式資料くらいしか書けないというのが実際のところのようです。当然、レコード会社や映画会社からの規制もあるでしょうし。

SOW

■ JWFC
2000年12月24日 02:39
Varrick

ジョン・ウィリアムズ・ファンクラブは、一応許可をもらって私のHPのリンク集に入れてますけど会員にはなっていません。
具体的にはどんな活動をしているのでしょうか?

Varrick

■ JWFC
2000年12月24日 12:18
SOW

ペーパーの会報発行(JW情報など)、年一回程度で会誌発行(海外の記事や読み物翻訳、音楽的な解説など)、年数回の集会、JWのコンサートツアーなどです。活発なのは活発ですね。

SOW

■ 音友
2000年12月24日 21:56
ノリヒコ

この本音友から出たんですよね。
どうしてだろう?

それからもしよければですが、SOWさんのベストもお聞かせ下さい。
でも今年一年何がよかったかという質問は愚問でしたかね?
何があったか覚えていませんよね。
それから「13ウォーリア−ズ」は公開されたのですか?
ノリヒコ

■ JWFC
2000年12月24日 22:13
Varrick

>ペーパーの会報発行(JW情報など)、年一回程度で会誌発行(海外の記事や読み物翻訳、音楽的な解説など)、年数回の集会、JWのコンサートツアーなどです。活発なのは活発ですね。

それだけやってれば十分でしょうね。
ファンクラブで独自にJWのUnreleased ScoreのCDを出したりとかはしないんでしょうか?
まあ、考えただけで大変そうですが・・。

Varrick

■ 一言
2000年12月27日 23:35
ノリヒコ

ジョン・ウィリアムズの本を出した音友ですが
どうでもいい話かもしれませんが、かなり危ないらしいですね。
倉庫が差し押さえれているとか。とにかく小難しいい本よりもさばける可能性のある本を出したかったのでしょうか。結果はどうか知りませんが。
ノリヒコ

■ JW本
2000年12月28日 01:24
SOW

神尾氏は1年以上前から執筆してましたから、出版社の事情は別でしょう。

SOW

==

■ 今年のベスト3は?
2000年12月22日 23:30
ノリヒコ

もう年末ですね。映画と映画音楽のそれぞれベスト3でもやりませんか。でも数は適当に。
こんなこと勝手に言っていいのかな?
ただ今年どんな映画があったか覚えていないので困っています。
ノリヒコ

■ ベスト10
2000年12月23日 02:43
ian

映画
「アンナと王様」「遠い空の向こうに」「スリー・キングス」「アイアン・ジャイアント」「エリン・ブロコビッチ」「シベリアの理髪師」「マルコビッチの穴」「チャーリーズ・エンジェル」「バーティカル・リミット」「UMA/レイク・プラシッド」

映画音楽
「アンナと王様」「遠い空の向こうに」「アイアン・ジャイアント」「ナインスゲート」「13ウォリアーズ」「シベリアの理髪師」「パトリオット」「インヴィジブル」「アンジェラの灰」「ファントムメナス完全版」

順不同。テキトーです(^_^;)

■ ベスト
2000年12月24日 00:02
k.m

ロードショーもほとんど見てないし(もっぱらビデオで)
新譜もほとんど買ってないので?ですが・・
映画は「ミッション・トゥ・マーズ」「グリーン・マイル」「グラジエーター」「イクジステンス」
音楽は「13ウォリアーズ」しかない。「ファントム・メナス」も

■ ベスト
2000年12月24日 03:57
Varrick

うーむ、何があったか・・・。

映画では、「スリーピー・ホロウ」(これって去年でしたっけ?)、「オーロラの彼方に」・・(あと思い出せない)。

映画音楽では、「U-571」(Richard Marvin)、「スリーピー・ホロウ」(Danny Elfman)、「溺れゆく女」(Philippe Sarde)。

Varrick

==

■ ファントム・メナス完全版
2000年12月23日 02:54
ian

せっかく国内盤を待ったのに、輸入盤に帯がついただけ…(T_T)
よくぞというほどかさばるパッケージ。
ヘンな写真集は貼りつけてあるし…。
とどめは、やる気のかけらも見られない曲の直訳邦題!(-_-メ)
旧3部作特別編なみの情報量を期待していただけに、裏切られました。
「ダースモールの怒りと憤りを再び感じるがいい」…。
客が怒っとるちゅうねん。
それでも、セリフ入り「運命の戦い」にはからずも燃えました(^_^;)

■ 特殊パッケージは
2000年12月23日 13:52
SOW

ああいう、特殊なパッケージは国内で改めて作るとコストが馬鹿にならないので直輸入物に紙一枚というのが当たり前になってしまいましたね。『ロストワールド』もそうだったし。ライターに解説頼むと、また金がかかるのでやらないし。曲タイトルは英語もやる気がないので、しょうがないでしょう。あんなんタイトルちゃううやん。

SOW

==

■ クリスマスと言えば・・
2000年12月25日 17:11
Varrick

以前にamberさんがクリスマスの定番は「ダイ・ハード」の「Let It Snow!・・」と書き込まれてましたが、皆さんはいかがですか?

私はちょっと古いですがディミトリ・ティオムキンがフランク・キャプラ監督の名作「素晴らしき哉、人生!」に書いたスコアが好きです(これはアメリカでは年末に必ずどこかのテレビ局で放映している定番映画です)。
ブルース・ブロートンの「34丁目の奇跡」、ジョン・ウィリアムスの「ホーム・アローン」なんかもクリスマス色のスコアですね。
ヘンリー・マンシーニの「サンタクロース」なんてのもありました。

Varrick

■ クリスマス
2000年12月26日 00:28
ian

特定の作品ではありませんが、やはりダニー・エルフマンの児童合唱を思い浮かべます。
わりとこの人もクリスマス映画を多く手がけていませんでしたっけ。

■ クリスマス
2000年12月26日 10:17
Varrick

>特定の作品ではありませんが、やはりダニー・エルフマンの児童合唱を思い浮かべます。
>わりとこの人もクリスマス映画を多く手がけていませんでしたっけ。

そういえば「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」をやってます。
映画の主人公の声もエルフマンで、自分で歌ってますね。

Varrick

■ ダニーエルフマンのXマス
2000年12月27日 16:34
Harman

ダニー・エルフマンといえば「シザーハンズ」を思い出すのですが、これってクリスマスもんでしたっけ?

この曲はとってもいいですよね。

■ シザーハンズ
2000年12月27日 17:29
ian

>ダニー・エルフマンといえば「シザーハンズ」を
>思い出すのですが、これってクリスマスもんでしたっけ?
>この曲はとってもいいですよね。

そうなんすよ。Xマスものだったかどうか覚えてないんですけど、何か雪とか降ってて、Xマスのイメージがあります。曲も好きでした。

「3人のゴースト」というクリスマス・キャロルをモチーフにした映画も、確かエルフマンだったと思います。

■ シザーハンズ
2000年12月28日 14:20
Varrick

>そうなんすよ。Xマスものだったかどうか覚えてないんですけど、何か雪とか降ってて、Xマスのイメージがあります。曲も好きでした。

ジョニー・デップ扮するエドワードがハサミ手で氷の彫刻を作るシーンで、削り取った氷の粉が空に舞って雪が降っているようになり、その下でウィノナ・ライダーが踊るというファンタスティックな場面がありました。
このシーンのエルフマンの音楽は非常に美しかったですね。

Varrick

■ クリスマス
2000年12月31日 17:09
Mockingbird

時期をはずしたレスでごめんなさい。
クリスマスときくと、定番中の定番で申し訳ないんですが「ホワイトクリスマス」を思い出しますね。これ、ヒット曲が先にあって、その歌を活かす映画を作ったんでしょうか。

そういう(はじめに歌・曲ありき)映画って、他にもありそうですね。
「ショウほど素敵な商売はない」も、もともと別の映画の中の1曲から、1本の映画になったと聞いたような気がします。

MB

==

■ 「エバー・アフター」
2000年12月27日 12:41
ian

「永遠の愛に生きて」を探したのですが見つからず、映画が面白かったこともあってこっちを買ってしまいました。
これはこれで期待を裏切らない素敵なスコアでした。映画の性質上ときにコミカルでアニメチックな音楽が聞こえてきたりして、ひょっとしたらこの人はディズニー・アニメをやっても上手いかも知れない、とさえ思いました(わりと器用らしいし)。
そういえば、ひところ破竹の勢いだったアラン・メンケンはどうしているんでしょう。「ノートルダムの鐘」以来沈黙しているようですが、ディズニーとケンカでもしたんでしょうか?

■ フェントン
2000年12月27日 16:02
Varrick

>「永遠の愛に生きて」を探したのですが見つからず、映画が面白かったこともあってこっちを買ってしまいました。
>これはこれで期待を裏切らない素敵なスコアでした。映画の性質上ときにコミカルでアニメチックな音楽が聞こえてきたりして、ひょっとしたらこの人はディズニー・アニメをやっても上手いかも知れない、とさえ思いました(わりと器用らしいし)。

ジョージ・フェントンは最近だと「エバー・アフター」の他にも「アンナと王様」(1999)「娼婦ベロニカ」 (1998)「ラブ・アンド・ウォー」(1996)あたりが良かったですね。
アニメのスコアは今までやってないですが、実力的には十分書ける人だと思います。

>そういえば、ひところ破竹の勢いだったアラン・メンケンはどうしているんでしょう。「ノートルダムの鐘」以来沈黙しているようですが、ディズニーとケンカでもしたんでしょうか?

メンケンのディズニーものは「ヘラクレス」(1997)が最後かもしれません。ディズニー以外でも最近名前を見ませんね。

Varrick

==

■ 「キャラバン」の音楽
2000年12月27日 16:37
Harman

最近観た映画で、中身も音楽も良かった作品です。
民族音楽をフィーチャーしていますが、心揺さぶられます。

■ キャラバン
2000年12月28日 14:11
Varrick

>最近観た映画で、中身も音楽も良かった作品です。
>民族音楽をフィーチャーしていますが、心揺さぶられます。

私のHPのレビューにも書きましたが、これってハワード・ホークスの「赤い河」を明らかに意識してますね。
フランスの作曲家ブリューノ・クーレのスコアはメディテーション音楽風でした。

Varrick

==

■ ウィリアムズ本
2000年12月28日 03:05
ian

う──む。
困りました。これは…何でしょうね。研究書ではもちろんないし、かといって評伝でもないし…強いていえばバイヤーズガイドになるのでしょうか。にしても、こうも総花的に誉めちぎってあるんじゃ個々の作品の性格や位置づけなど分からないし…。
これって、ウィリアムズを知らない人には意味がなく、知ってる人には必要ない本じゃないかなぁ。

■ ウィリアムズ本
2000年12月28日 14:08
Varrick

確かにざっと読んだ感じでは一人の作曲家を掘り下げた研究書というよりは各スコアのレビューを集めたものですね。
ウィリアムスのコメント部分の和訳がちょっとぎこちないですが・・。

Varrick

■ 伝記です(^_^;)
2000年12月28日 17:29
SOW

自伝じゃないけど、ウィリアムズ側の人間が伝記を書いたという事でしょう。主観的すぎて甘すぎますね。入門書にしてもとっつきにくいし、コアなファンには浅すぎる。書いている側も出版する側にもスタンスが明確になっていないという悪しき例ではないでしょうか。

SOW

■ ジョン
2000年12月28日 18:46
ノリヒコ

出版社が危ないのは昨日今日じゃなくてかなり前から言われていたことで、だからいい人材が集まらず同時にだんだんいなくなっていったそうですよ。
いろいろ問題があるのは書く方もそうですが、編集する側の責任もあると思います。僕はむしろこういう甘い本を出す出版社の姿勢が問題だと思いますけど。何にも考えていないんでしょうね。まあ独り言として聞いてください。
ノリヒコ

■ 出版社の姿勢よりも
2000年12月28日 20:36
SOW

えーっと、出版社の事情については身にしみて知っておりますので(^_^;) 出版社が危ないという話はどこでもあることです。私の関係した出版社でも複数危ないと言われながら、まだどこも潰れていません。
でも、映画音楽についての知識のない編集者がほとんどでしょうから、編集姿勢云々以上に執筆者の姿勢が大きいと思いますよ、この場合。同じ出版社が少し前に出した『映画×音楽』というムック本は執筆者によってばらつきがありますが、おもしろい本でしたし。
SOW

■ 執筆者
2000年12月28日 23:31
ノリヒコ

「映画X音楽」という本は結構話題になったのですか?
今度探してみます。
自分は違う道に進みましたが、大学、大学院の友人が何人か美術関係の出版社で働いており、どこも危ないながらやっていますね、確かに。紙の質や、カラーページを減らしたり、企画したものを途中で刊行中止したり、新しい翻訳者を探すとかいろいろ大変な思いをしてやっているところもありますね。
ただ編集者があまり知識がないからしょうがないというのはどうなんでしょうか? ただ校正するだけならいいですけど。
僕も学生時代編集のアルバイト結構しましたが総合出版社ならまだしも、一応専門書を出す出版社は自分の出す本には責任は持つべきだとアルバイトながら思いましたよ。今の御時世そんなこと言っていられないのでしょうか。ただこんなはずではなかったと思った執筆者は結構いましたから、きっとこの本の編集者もそうだったのかもしれませんね。
僕は神尾氏については全然しりませんが、そんなに問題のある人なのですか?(以前書いてありましたが)。ジョン・ウィリアムズのCDはほとんど彼が書いているのですか?
ところで映画音楽についての執筆者ではだれが信頼できますか?
あるいは面白いですか?
ノリヒコ

■ いやまぁ……
2000年12月29日 00:27
SOW

>ただ編集者があまり知識がないからしょうがないというのはどうなんでしょうか? ただ校正するだけならいいですけど。

音楽関係の出版社ですから、当然音楽の知識はあるでしょうが、映画と映画音楽の知識や情報ってのはないんじゃないでしょうか。

> 僕は神尾氏については全然しりませんが、そんなに問題のある人なのですか?(以前書いてありましたが)。ジョン・ウィリアムズのCDはほとんど彼が書いているのですか?

問題というか、プロ意識が少ないように感じます。ファンクラブの会長というだけならともかく、コンサートを企画したり、本を出すのなら、それなりの意識がないといけないと思います。情報の裏をとるとか、翻訳を載せるにも読みやすくするとか、記事毎に人称が変わっているとか……。それだけじゃないんですが。
ライナーノートではウィリアムズのCDはソニー以外ほとんどやっているんじゃないでしょうか。

>ところで映画音楽についての執筆者ではだれが信頼できますか?
>あるいは面白いですか?

情報の信用度なら賀来卓人氏ですね。最近のサントラ批評家で信用できる人は他に知りません。
昔はもっといたんですけどねぇ。

SOW

■ 神尾氏
2000年12月29日 04:49
ian

私の他にもこういう人は沢山いると思うのですが、毎回ウィリアムズのサントラのレビューを担当してるし、ファンクラブの会長だしで、何となく「ウィリアムズに関してはエライ人」という漠としたイメージがあったのです(いかにも素人ですが)。それがこの本で見事に瓦解したというか。

いろいろ(声を大にして)言いたいことはありますが、いちばんの問題はSOWさんもご指摘の通り「スタンスが明確でない」ということでしょう。視点というか切り口というか。著者と編集者の責任問題などは分かりませんが。「とにかくジョンはいいんです!」ということなのかも知れませんが、その理由についての著者の立ち位置はちゃんと見えてこないと。それがないから、結局「これは何やねん」と。趣味ならいいけど、金をとるならちゃんとせえと。だからこれは提灯持ちの御用本としても失格だと思います。ひどい言い方ですが。

いえね、私これ二冊も買っちゃったんですよ。一冊は自分用に、もう一冊は田舎の妹(熱心なウィリアムズファン)に。出るって聞いたときから楽しみにしてまして。田舎じゃこんな本は入手しにくいから「楽しみにしてろよ」と。その一冊を手に明日田舎に帰るわけです。もう悔しゅうて悔しゅうて。浪花節です
わ、ホンマ。

■ ジョン・ウィリアムズ教
2000年12月29日 12:47
ノリヒコ

K氏には驚き、指摘されたことだけでもぞっとします。
ウィリアムズ教の尊師ということにしておきましょう。
説得性がなくても定説として言い切ってしまうのでしょう。
ノリヒコ

■ JW本
2000年12月30日 22:17
Varrick

いや、よく読んでみると、この本はかなり色々とつっこみたくなるところがありますね。
個人的に一番受けたのは、「ドラキュラ」でローレンス・オリヴィエの演じた役名の「ヘルシンキ教授」という箇所です(ほんとはヴァン・ヘルシング)。
でもこの本によるとJW本人にファンクラブのロゴマークまで作曲してもらってるようなので、クラブとしては信頼されているのでしょう。

Varrick

==

63 ■ 大乱戦
2000年12月29日 00:03
k.m

「大乱戦」と「テス」はamazon、フランスで購入予定(一番安上がり)でしたが、HMVのセールに入っていたので今日買ってしまいました
「テス」の方は国内盤にしょうかと・・
合わせて買った「ジョ−ズ」ドイツ盤もそうなんですが、LPとCDを合わせたような作りの入れ物なんですが、ヨーロッパ系CDのはやりなんでしょうか、好みがわかれそうです。それとも安あがりなのか。「大乱戦」はジャケ・デザインもそうなんですがサントラという感じがしません。(この音楽はお気に入りの1つではありますが)
CHAPTER3の2in1シリーズのジャケあたりもそうなんですが、所有している喜びが少ない。(LastRunは買いましたが)
国内盤「テス」はLP盤のイメージだとうれしいが・・
VOLCANOの「ランボー」ジャケは渋いかな・・

==

■ スリーキングス
2000年12月29日 15:34
0000027972

映画スリーキングスの最初の方で、テントの中でトロイが肩車されているシーンで流れる乗のイイ、クラブ系の曲のアーティスト名と曲名を誰か教えてくださーい。

■ サントラを試聴してください
2000年12月30日 12:12
SOW

わからないのですが、下記にサントラがありますので、試聴してみてください。ただし、このサントラは下記サイト独占販売のため、海外通販しか購入手段がありません。おまけに、CD−Rです。
http://www.cdnow.com/cgi-bin/mserver/SID=2088171589/pagename=/RP/CDN/FIND/album.html/ArtistID=THREE+KINGS+(SOUNDTRACK)/ITEMID=800496

SOW

==

■ 海の上のピアニストの中で
2000年12月29日 17:26
nekoka

すいません。どなたかご存じでしたら教えて下さい。
「海の上のピアニスト」の中で「タランティラ」という曲を主人公が弾くのですが、とても気に入ったのでサントラCDを購入したのですが、入っていませんでした。
「タランティラ」とは誰か有名な人の曲なのでしょうか。
よろしくお願いします。

■ 海の上のピアニスト
2000年12月30日 00:00
Varrick

nekoka さん、こんちには。

>すいません。どなたかご存じでしたら教えて下さい。
>「海の上のピアニスト」の中で「タランティラ」という
>曲を主人公が弾くのですが、とても気に入ったので
>サントラCDを購入したのですが、入っていませんでした。
>「タランティラ」とは誰か有名な人の曲なのでしょうか。

TARANTELLAは南イタリア地方の舞踏音楽のことです。
私が持っている「海の上のピアニスト」のサントラCDはイタリア盤(Sony Music / SK60790)ですが、7曲目の「Tarantella in 3rd Class」という曲がお探しの曲だと思います。
ただ、このサントラは確かイタリア盤がアメリカ盤や日本盤より収録曲数が多いので、イタリア盤にだけ入っているのかもしれません。

Varrick

■ タランティラ
2000年12月30日 21:32
ノリヒコ

その曲は映画のためのオリジナルのものなのですか?
この映画見ていないのでわかりませんが、クラシックでは
リストはジョパンの曲が有名ですよね。
ノリヒコ

■ タランテラ
2000年12月30日 22:29
Varrick

>その曲は映画のためのオリジナルのものなのですか?

これはモリコーネのオリジナル曲だと思います。
クラシックではロッシーニ作曲の「タランテラ・ナポレターナ」なんかも有名ですね。

Varrick

■ サントラ
2000年12月31日 15:00
ノリヒコ

オリジナル曲でもサントラに収録されないことって結構多いのですね。今更ながら思いました。
いろいろ理由があるのでしょうけど。
ノリヒコ

■ 収録曲
2000年12月31日 15:39
SOW

普通のサントラだとオリジナルに作曲したスコアの半分くらいがいいところですよ。最近のハリウッド大作だと2時間の映画に90分以上のスコアを作曲しますからね。対して、CD製作にかかる金や収録時間の関係で、サントラが30分というのも珍しくないわけで。おかげで海賊盤なんてものが横行するんですけど。

SOW

==

■ デルタフォース
2000年12月30日 21:03
涼汰

デルタフォースのテーマ曲?がとても好きでサントラCDを探したりお店で取り寄せたを頼んだ事もあったのですが既に廃盤ということで手に入れる事が未だに出来ないのですが・・・
最近DVDが発売されたので早速購入してきてサントラ代わりとして聞いています。
テーマ曲を聞いた後は自分がチャック・ノリスにでもなったような爽快な気分になれます。(笑)

■ デルタフォース
2000年12月30日 22:08
Varrick

涼汰 さん、こんにちは。

>デルタフォースのテーマ曲?がとても好きで
>サントラCDを探したりお店で取り寄せたを
>頼んだ事もあったのですが既に廃盤ということで
>手に入れる事が未だに出来ないのですが・・・

「デルタフォース」(作曲:アラン・シルヴェストリ)のCDは随分前にMilanというフランスのレーベルから出ていました(ゴールドスミスの「キング・ソロモンの秘宝」とカップリング)が、最近は見かけません。
シンセによる軽快なスコアですね。

Varrick

■ チャック・ノリス
2001年1月4日 23:49
amber

チャック・ノリス主演で格好良い音楽といえば、"Lone Wolf McQuade"を思い出します。(邦題は『テキサスSWAT』でしたか)

作曲のフランチェスコ・デ・マージですが、"Arizona Colt"など、他にもカッコイイ曲が多いですね。

■ フランチェスコ・デ・マージ
2001年1月5日 12:07
Varrick

>チャック・ノリス主演で格好良い音楽といえば、"Lone Wolf
>McQuade"を思い出します。(邦題は『テキサスSWAT』でしたか)

刑事アクションなのにマカロニウエスタンみたいな燃える音楽でしたね。

>作曲のフランチェスコ・デ・マージですが、"Arizona Colt"など、
>他にもカッコイイ曲が多いですね。

マカロニウエスタンやイタリア製B級アクション、史劇、ホラー等あらゆる娯楽ジャンルを手がけている人ですね。
私も結構好きです。

Varrick


フレッシュアイ掲示板TOP

掲示板TOP


Copyright (C) 2002 - 2017  Hitoshi Sakagami.  All Rights Reserved.