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「映画音楽」掲示板 Part 1

この音楽知ってますか?
ニーノ・ロータとワルツの夕べ
「ウエスト・サイド物語」のCDについて
ショスタコ-ヴィチ コンサート
映画音楽の楽譜
2004年を振り返って
アルバム「池野成の映画音楽」
「亡国のイージス」 = トレヴァー・ジョーンズ
ゴールドスミス「タイムライン」
少し意外だった事
映画に詳しい人教えて下さい。
「アレキサンダー」のCDについて
オルトラーニとモリコーネ
ご教示ください。
マイケル・J・ルイスの作品
映画「眠り姫」ライブ演奏による上映
チャップリンの名画をフルオーケストラとともに満喫
「ブラザー・サン シスター・ムーン」のCDについて
「ルパン」の作曲家
映画『宇宙戦争』の国内盤サントラCD
新・旧カップリングサントラ
カプリコン1
ロン・グッドウィン映画音楽集
どなたか教えてください
「王子と乞食」
「フィスト」「ふたりでスローダンスを」
AFI - Best 25
ドルリューの「告白」
AVEXNETにボクカノのサントラがあるよ。
マジックボーイ
映画『SAYURI』のサントラについて


*++ この音楽知ってますか? ++*

[1] あやや aiueo123@yahothoo.co.jp 2004 11/15(月) 17:10:37

気になってる音楽があります。どなたか


*++ ニーノ・ロータとワルツの夕べ ++*

[1] クレストインターナショナル  2004 11/28(日) 17:20:14

突然の書き込みで失礼致します。
私、映画配給会社クレストインターナショナルと申します。

12/3(金)19:00〜新宿テアトルタイムズスクエアという劇場にて「ニーノ・ロ
ータとワルツの夕べ」を開催することになりました。

ルキーノ・ヴィスコンティ監督の「山猫」の音楽を担当したイタリア映画音楽の巨匠ニー
ノ・ロータの誕生日を記念して、映画上映前に日本チャンピオンダンサーである天野ペア
をお迎えしてトークショーとダンスを踊っていただきます。
優雅なニーノ・ロータのワルツと、艶やかな天野ペアのダンスをお楽しみください。
詳細は下記HPでご覧ください。
http://www.crest-inter.co.jp/



*++ 「ウエスト・サイド物語」のCDについて ++*

[1] woodstein  2004 12/ 3(金) 14:27:14

 「続・夕陽のガンマン」の項で述べさせて頂いた話とも関連するのですが、完全にCDの話になるので新たに項を設置させて頂きます。さて「ウエスト・サイド物語」というと、何を今更、との感もあるかもしれませんが少しお付き合いを。今年の7月に再発された国内盤(MHCP 385)ですが、その触れ込みは既発の国内盤に比して、
1.新たなる収録曲の追加
2.一部既収録曲の充実(特に「トゥナイト」)
がなされたという点です。このようなexpandによる再発に対しての個人的感情はともかく、気になったのはライナーノーツでの1.に関する表記です。1.の諸曲を、「Previously Unreleased」と表示しているのですが、その中のいくつかの曲は10年ほど前にリリースされた外盤(SK 48211)に既に収録されています。つまり「Previously Unreleased」とは、「国内盤では初めて」という意味なのか「外盤も含めて」という意味なのかということなのですが、もし前者なら相当に紛らわしい表記ですし、後者ならライナーノーツを執筆した柳生すみまろ氏は失礼ながら無知ということになります。いずれにしても購入する立場としては迷惑な話です。もっとも、似たような例は少なくないですが。



*++ ショスタコ-ヴィチ コンサート ++*

[1] TT  2004 12/ 5(日) 23:58:47

時々お邪魔させていただいておりますTTですが、この場をお借りしてショスタコ-ヴィチのコンサート(2005年2月13日)のご紹介(コンサート演奏曲の一部は映画音楽)させてください。

ご存知の様にMARCO POLO 他によるショスタコ-ヴィチの映画音楽の新録音がすすみ、映画音楽としての彼の音楽のすばらしさが、ますます認知されてきました。
旧ソ連の抑圧体制の中で優れた映画音楽を書いてきた彼をローザ、ハーマン等のハリウッド映画音楽作曲家がどのようにとらえてきたのか興味あるところです(ハーマンにいたっては組曲ハムレットを自分で指揮録音していましたが....)

さて コンサートですが 最近 シャンドスから新録音
が発表された 映画音楽(ヴオロチャーエフ要塞の日々)です。ただし今回は当該CDには未発表の男性合唱を含む4楽章(世界初演かも?いずれにしてもかなりレアーな選曲)となります。演奏は精力的にショスタコの演奏をされているオーケストラ ダスビダーニャです 詳細は以下リンク参照。

http://www.dasubi.org/

(現在合唱団員を募集されているようです。興味ある方はぜひどうぞ(素人でも良いそうです)。ちなみに当方もはじめました)



*++ 映画音楽の楽譜 ++*

[1] ノリ  2005 1/ 2(日) 03:54:39

おめでとうございます。ところで日本の映画音楽の中で楽譜(出来たらピアノスコア)のあるものってあるんでしょうかね?モリコーネのとかジャールの『ドクトル・ジバゴ』、久石なんかのは見たことあるのですが。例えば『砂の器』とか。伊福部、佐藤、芥川あたりのとか。

[2] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 1/ 2(日) 19:54:22

あけましておめでとうございます。
楽譜については残念ながらよくわかりませんが、現存する作曲家の場合に公式サイトで楽譜の貸し出しに関する情報が掲載されていることがありますね。



*++ 2004年を振り返って ++*

[1] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2004 12/31(金) 12:47:01

今年の皆さんのベスト・スコアは何でしたか?
私としては、思いつくところでは以下のような感じです(順不同)。

L'EXPEDITION JULES VERNE (John Scott)
GIRL WITH A PEARL EARRING (Alexandre Desplat)
DEEP BLUE (George Fenton)
AROUND THE WORLD IN 80 DAYS (Trevor Jones)
TIMELINE (Jerry Goldsmith / Music inspired by the film)

あと、以下のような旧作のCDがリリースされたのは個人的に嬉しかったです。

WHERE EAGLES DARE / OPERATION CROSSBOW (Ron Goodwin)
BRING ME THE HEAD OF ALFREDO GARCIA / THE KILLER ELITE (Jerry Fielding)
DIRTY HARRY (Lalo Schifrin)
BIG WEDNESDAY (Basil Poledouris)
FUTUREWORLD (Fred Karlin)
THE GREAT ESCAPE (Elmer Bernstein)


また、振り返ってみると、今年は本当にたくさんの映画音楽作曲家が鬼籍に入られました。あらためてご冥福を祈りたいと思います。

Fred Karlin(〜2004/3/26)
Jerry Goldsmith(〜2004/7/21)
Piero Piccioni(〜2004/7/23)
David Raksin(〜2004/8/9)
Elmer Bernstein(〜2004/8/18)
Gil Melle(〜2004/10/28)
Carlo Rustichelli(〜2004/11/13)
Michel Colombier(〜2004/11/14)



Varrick

[2] k.m kmi7499@iris.dti.ne.jp 2005 1/ 4(火) 17:45:35

あけましておめでとうございます。(ご無沙汰
しております)2004のベストはタイムライン
(新譜はほとんど購入していませんが・・)
2004年に入手したものでは「大脱走」
佐藤勝さんの作品集の何枚か(コンプリート
が2005年の目標の1つでありますが・・
本年も”日陰”のサントラ名盤のレビューを
期待しております。

[3] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 1/ 5(水) 02:10:29

>k.mさん

今年もよろしくお願いします。

Varrick



*++ アルバム「池野成の映画音楽」 ++*

[1] ノリ  2005 1/16(日) 00:00:30

「池野成の映画音楽」というアルバムが出ましたね。4枚組で吉村公三郎、川島雄三、増村保造、山本薩夫の作品と「妖怪大戦争」がカップリング。ライナーノートも短いながらも作品の説明と音楽の説明が上手くまとまっており、池野さんのインタビューもありなかなかです。結構感動してます。



*++ 「亡国のイージス」 = トレヴァー・ジョーンズ ++*

[1] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 1/24(月) 21:05:59

邦画大作「亡国のイージス」のスコアはトレヴァー・ジョーンズが作曲し、ロンドン・フィルが演奏するそうです。実写の邦画としてはかなりの製作費をかけているので、音楽に割ける予算も残っていたということでしょうか・・。スコアは期待できますね。



*++ ゴールドスミス「タイムライン」 ++*

[1] ノリ  2004 10/25(月) 19:21:02

お恥ずかしいのですが、通常のCDプレイヤーでも聞ける何とかという種類のディスクでした。値段も4千円に近い値段だったような気がします。3千円以下ではなかったので高いなと思いました。

[2] SOW  2004 10/25(月) 21:47:12

>ノリさん
 その値段ですと、やはり流通ルートじゃなくて正規値段での輸入みたいですね。直販では1800円くらいですから、送料と利益を上乗せしてその値段ということでしょう。ちょっと高いですね。
 フォーマットはCDコンパチのSACDになります。SACDプレーヤーだと5.1chで聴けるんですが、プレーヤーを持ってないのでいまだに聴けません。そろそろ買いたいですねえ。

[3] ノリ  2004 10/27(水) 00:36:36

いやー高いですよね。どうしようか相当悩みました。タワレコの今後輸入版はこんな値段になってしまうんでしょうかね?

[4] SOW  2004 10/27(水) 23:20:01

>ノリさん
 FSMなどと同じように通常の流通ルートじゃないからでしょう。来年になって一般店舗に出荷されれば『タイムライン』も通常の値段に下がると思いますよ。

[5] jimn hkik1120@proof.ocn.ne.jp 2004 10/30(土) 19:50:04

それでも、こういうものが流通するというところが面白いものですね。1年経っても私には手に入らない類のCDだとは思うので、残念ですが、ビデオで観た映画でのB・タイラーの音楽はうるさいだけで、つまらなかった。で、皆さん、値段のことはいいから、聴いてどうだったんですか?どなたか、短くていいから、いくらか分かるように、聴いた印象を書いてくださいよ。

[6] SOW sow@mars.dti.ne.jp 2004 10/31(日) 15:30:57

>jimnさん
 日本版出ますから手に入りますよ。それに年明けには輸入盤ショップに出回ると思いますし。
 私のレビューはhttp://www.fictory.com/ost/で、こちらのvarrickさんもレビューしてますよ。

[7] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2004 10/31(日) 19:20:02

>jimnさん
SOWさんのコメントの通り、小生のレビューはHPに掲載しました。ゴールドスミスのファンであれば購入をお勧めします(特に「風とライオン」「ライオンハート」等のエピック・スコアのファンは必須)。
このCDはたまたま先行して特殊なルートで出ただけで、特に限定盤でもないようなので、しばらくすると(日本盤もふくめ)普通に購入できます。

[8] jimn  2004 11/ 3(水) 12:07:11

どうもありがとう。邦盤がでるなんて、日本もすごい国なんですねえ。
話は違いますが、CD購入のマークが付いていないものは、簡単に買えるのですか、その辺全く知らなくて。例えば「INTRADA」レーベルなんかには、聴きたいものが沢山あるようなのですが。

[9] SOW  2004 11/ 3(水) 15:50:19

>jimnさん
 AMAZONで購入できるのは、VARESE SARABANDEレーベル、LA-LA LANDレーベル、SILVA SCREENレーベルなどのサントラ専門レーベルの他、ワーナー、ソニーといったメジャーレーベルです。INTRADAやFSM、VARESE CD CLUBといった限定盤(プロモ盤も)は扱っていません。特にINTRADAは過去にリリースされた物はすべて廃盤になってます。

[10] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2004 11/ 7(日) 00:14:46

海外出張に出ており、本日戻りました。

>jimnさん
Amazon.co.jpで扱っていないサントラCDを国内の通販で買うのであらば、「すみや」か「Ark Soundtrack Squire」が便利でしょうね。

「すみや」
http://www.sumiya.co.jp/ts/find.html

「Ark Soundtrack Square」
http://www.arksquare.com/jp/

>SOWさん
ご回答いただきありがとうございます。

[11] woodstein  2005 2/22(火) 15:59:25

 2月の中頃にゴールドスミス追悼盤と称して「タイムライン」「大列車強盗」そして「オーメン」三部作のCDが国内盤として発売されました。このうち前二者は私も昨年のうちに輸入盤を購入したのですが、その後にこのサイトで国内盤が発売される事を知り、地団駄を踏みました。というのも私は国内盤で発売される物は基本的には国内盤で購入することにしているからです。ただこのようなことは過去にも数多くあったし、VARESE SARABANDEレーベルのCDは国内盤とジャケットが異なる事が殆んどであるし、多分SACDではなく普通のCDなのだからと自分を慰めていました。そして、店頭で商品を観てびっくり、何と輸入盤に帯と解説を付加しただけのものでした(「チャイナタウン」「1941」等以来か?)。いわゆる国内盤仕様というやつで、しかもこっちの方の値段が少しですが安い(2940円)。結局、購入せずに終わりました。まあ、「何を下らんことを怒っているのだ。」という人が殆んどと思いますが、私としては何か割り切れないものが残りました。

[12] SOW sow@mars.dti.ne.jp 2005 2/23(水) 20:21:51

>woodsteinさん
 現在、売っているVARESE SARABANDEの『タイムライン(レジェクテッド)』はAMAZONなら2166円で買えます。このアルバムに関しては、こちらの掲示板も含めて以前から待てば安く買えるようになるし、日本版も出ますと情報を出していました。間に合わなかったのは残念です。
 で、日本盤が輸入盤に解説が付く直輸入日本仕様になったのは、ひとえにSACDのせいです。SACDを国内でプレスすると高くなりすぎるので、断念したようです。ただのCDだと訴求力が弱くなるし、せっかくのSACDですからね。



*++ 少し意外だった事 ++*

[1] woodstein  2005 3/ 8(火) 15:50:21

 たまに、オークション・サイトのサントラ盤コーナーを観たりします。実際に購入したことはまだないですが。そこではいわゆる限定盤CDも出品されることが多くあり、中には5桁の値段を最低価格に設定してしかも「未開封」という出品もあります。明らかに儲けるための購入・出品の意図が透けて見え、何となく不愉快です。まあ、裕福でないサントラファンである私としてはこういう出品には入札する人が多数いて欲しくないと願うばかりですが。ところで、このオークション・サイトの観ていて驚いたのは、映画「デルタ・フォース」のサントラ盤CDが意外な高値をつけていることです。映画の内容より音楽の方が勝ってる典型例のような作品ですが、よもやこれだけの人気があるとは思いもよりませんでした。何らかのきっかけがあったのでしょうか。最近はそれほどでもないですが、かつては、よくテレビ番組ではBGMで使用されていましたけれども。ちなみにアラン・シルベストリに関していえば、私はここ数年のそれよりも、20年ほど前の、つまりこの作品や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の頃の作風の方が好みです。

[2] SOW sow@mars.dti.ne.jp 2005 3/ 9(水) 23:56:05

 私も最近のシルヴェストリよりも、もう少し前の方が好きですね。どうもむやみに鳴らしすぎて映像の邪魔をしているように感じます。
 正規CDで出ていない中では『ノー・マーシー』とかシンセだけのチープなスコアはそれなりに味があっていいですね。『デルタフォース』はTVの音効で使われたりして聞きたいけど手に入らないという人が多いようです。

[3] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 3/10(木) 00:56:23

私もシルヴェストリでは「ノー・マーシィ」や「仮面の情事」等の初期のハードボイルド系が好きですね。
「デルタ・フォース」も軽いノリが良いですが、そこまで高額を出してまでほしいアルバムとは思えません。
ゴールドスミスの「キング・ソロモンの秘宝」とカップリングになっているCDがありましたね。

[4] woodstein  2005 3/12(土) 14:56:11

>SOWさん、Varrickさん

 前回の書き込みの最後に少しだけアラン・シルヴェストリ(表記は「シルベストリ」ではない方がいいですか、そういえば指揮者のコンスタンチンも「シルヴェストリ」でした)の年代による作風の差異に関する好みについて触れたことに対して、SOWさん、Varrickさんの御両所が受けてくれたことに意を強くし、もう少し思うところを記していきます。「ロマンシング・ストーン」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ、「マック」、「ロジャー・ラビット」そして「ノー・マーシー」や前回登場した「デルタ・フォース」など80年代後半から90年代初頭の作品から共通して受けた私のアラン・シルヴェストリに対する印象は、「彼は優秀なメロディ・メーカーである」というもの。それは、突き詰めれば作品のメロディ・ラインが印象的かつわかりやすいということなのですが。しかし、近年ではその才能が枯渇気味であるのに加えて、度重なる作曲依頼に対応しているためか、出来上がってくる作品の仕上り具合が何か雑であり、印象的なメロディ・ラインの曲がほぼ皆無という気がしています。まあ、年代による作風の差異というのはアラン・シルヴェストリに限らずいかなる作曲家にも存在するわけでそれは仕方ないのですが、どうも彼については音楽の質の劣化(とても失礼な発言であり申し訳ないのですが)が伴っているような気がしてなりません。残念です。
 ところで最近、別の作曲家で前段と似た印象を持つに至らしめた新譜サントラアルバムがあったのですが、それに関しては後日、別項で述べさせて頂きます。



*++ 映画に詳しい人教えて下さい。 ++*

[1] マロン  2005 3/13(日) 07:18:10

こんにちは。私は、吹奏楽をやってる高校生なんですが、今度定期演奏会で映画メドレ|ては、今から30〜20年前、つまり1970〜1980年代の映画が最も思い出に残っていると思います。


上記のページで1970年代を見ると、「ゴッドファーザー」のほかに「スター・ウォーズ」「スティング」「ジョーズ」「ロッキー」なんかが入っていますので、この中から映画音楽がポピュラーなものを選ぶとよいのでは?(今挙げたものは全部ポピュラーですが)
1980年代だと「レイダース失われたアーク」「ニュー・シネマ・パラダイス」なんかが入っていますね。

ご参考になれば幸いです。

Varrick



*++ 「アレキサンダー」のCDについて ++*

[1] woodstein  2005 3/19(土) 15:04:32

 年が明けて米アカデミー賞授賞式が近づいてくると、店頭には過去の受賞作の廉価盤DVDが並ぶというのがここ2、3年の通例となっています。低価格化による再発が大半で、多少は初DVD化作品もあるのですが、その中で私にとって嬉しかったのは「ミッシング」(コスタ・ガブラス監督)と「黄昏」(マーク・ライデル監督)のDVD化でした。ちなみに両作品ともユニヴァーサル版としては珍しく吹替も収録されているのですが、これに関しては何も言うことはありません。さて、両作品に共通することは、ともに音楽が魅力的であるということであります。特に「ミッシング」には、映画自体が地味で暗い内容の中、印象的かつ映像に対して効果的である素晴らしい音楽が贈られていました。贈ったのはヴァンゲリス。その最新作が映画「アレキサンダー」の音楽ですが、80年代の彼の作品群から感じられる「素晴らしきメロディ・メーカー」という印象(アラン・シルヴェストリよりもっと印象的)からは乖離してしまったと思わざるを得ないような出来の作品でがっかりさせられました。何か、近年はびこっている凡百の映画音楽作家の作品に成り下がってしまったようで。
ということですが、レビューも書かれたVarrickさんの率直な御感想はいかがでしょう。当然、御反論もおありかと思いますが。

[2] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 3/19(土) 16:38:09

>woodsteinさん

「アレキサンダー」については映画は未見ですので、飽くまでサントラCDを聴いた感想ですが、私としては凡百の若手Hollywood composerの無機質な作品と比べると、さすがに映画音楽らしいエモーショナルな力のあるスコアだと感じました。
ただ、「メロディメーカー」という点では、確かにかつての彼の傑作のように強く印象に残る主題がなく、地味になったというか、個性が薄くなったとの印象を持ちました。
正直に言うと、私はヴァンゲリスという作曲家を「メロディメーカー」という点のみで評価しており、あまりシリアスなFilm composerとして見ていなかったので、今回の「アレキサンダー」も、もっとメロディ重視のスコアを想像していました。



*++ オルトラーニとモリコーネ ++*

[1] ノリ  2005 4/ 1(金) 01:59:38

ちょっと漠然としたタイトルですみません。最近リズ・オルトラーニの2枚組のCDを聞いているのですが、これがなかなかよく、もう一度彼が担当した映画を見返そうと思ってます。ところでイタリア本国ではオルトラーニとモリコーネってどんな位置付けがされているのでしょうか?本国では二人ともかなりの巨匠として扱われているんでしょうか?オルトラーニはモアとか主題歌も素晴らしいのがあるのですが、モリコーネはもっぱらアンダースコアにのみ重きをおいているんでしょうかね?ふと思ったことを書いてしまったのでもしわかりにくかったらすみません。

[2] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 4/ 2(土) 15:28:56

>ノリさん

二人とも映画音楽界の巨匠として著名だと思います。知名度ではモリコーネの方が少し上かもしれませんが、オルトラーニもイタリアのみならず世界的に活躍している大ベテランです。確かにオルトラーニは「モア」や「ブラザー・サン・シスター・ムーン」等メロディ・メーカーとして有名ですが、シリアスなアンダースコアも多く手がけています。
最近リリースされた2枚組の作品集は、LPやEPでしか出ていなかった珍しいトラックも収録されており、私も気に入っています。個人的にはプラシド・ドミンゴが朗々と歌い上げる「クリストファー・コロンブス」と、ホーンティングなメロディが印象的な「警視の告白」が好きですね。



*++ ご教示ください。 ++*

[1] ポーギー  2005 4/ 5(火) 20:50:47

初めまして。私は映画音楽好きの者です。

突然ですが、教えていただきたいことがあります。
Scooterというドイツのテクノバンドの「Back In The UK」という曲の中で、
面白いメロディが出てくる箇所があるのですが、これまで私はこのメロディを、
ずっとScooterによるオリジナル曲だと思っていました。
ところが今日、たまたまラジオでこのメロディがオーケストラで演奏されているのを
聴いて驚きました。どうやらScooterはこの曲から引用していたらしいのです。

それでインターネットでいろいろ調べているうちに、こちらのサイトの、
ロン・グッドウィンのページにたどり着きました。早速オリジナルCDを
買おうと思ったですが、本当にこの曲かどうか、どうも確信が持てません。

そこでmidiファイルを見つけました。
http://www.tv-timewarp.co.uk/midi_files/Miss_Marple_v1.mid
こちらで紹介されている「Murder She Said: Miss Marple Theme」という曲は、
このmidiファイルの曲と同じであるかどうか、お聞きしたいのです。

よろしかったら、ぜひお教えください。よろしくお願いします。
長文失礼しました。

[2] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 4/ 6(水) 00:22:06

>ポーギーさん

Midi聴きました。まさにロン・グッドウィン作曲の「Miss Marple Theme」です。

[3] ポーギー  2005 4/ 6(水) 08:36:43

ありがとうございます。さっそくCD手に入れます。
この陽気なメロディ、最高です。

映画音楽では、月並みですがヘンリー・マンシーニやエンニオ・モリコーネが好きです。
「スペース・バンパイア」は、普段のマンシーニと全然作風が違うので驚いた記憶があります。
映画の感想としては「……。」という感じでしたが(笑)。

また、時々見に来ますのでよろしくお願いします。



*++ マイケル・J・ルイスの作品 ++*

[1] JNS  2005 3/27(日) 23:32:40

Verrickさんご教示の「CYRANO」が、最近になってリリースされたので、早速購入し、聴いてみました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007KIGIG/qid=1111933197/sr=1-2/ref=sr_1_0_2/250-4023691-8959421


うん、いいですね! ミュージカルらしい明るく楽しい数々のナンバー、特になんと言っても、ルイスらしい華やかなオープニングがすばらしいです。 エドモン・ロスタンの「シラノ・ド・ベルジュラック」というと、J.P.ラプノー監督作品のように、かなり重厚なイメージがありましたが、そこはブロードウェイ・ミュージカル、こんな明るく華やかな作品にアレンジしてしまうとは。しかも、スタッフを見ると、監督があのマイケル・キッド、歌詞がアンソニー・バージェス。なんと贅沢な!

個人的には、ミュージカルのブロードキャスト盤って、ほとんど買ったことがないのですが、元々「サウンド・オブ・ミュージック」から映画にはまっていったもので、セリフや歌詞がかぶっている音楽に抵抗はありません。でも、やっぱり、ルイスの音楽だけでもう一度リリースしてほしいと思うのは、贅沢な望みですよね。もちろん、クリストファー・プラマーの芸達者ぶりにも感心しましたが。

ここは是非、Verrickさんのレビューを期待したいところです。めったに新作がリリースされないルイス作品ですからね。

[2] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 3/29(火) 23:48:05

>JNSさん

では「Cyrano」のレビューを追って掲載いたします。私も冒頭のオーケストラによる序曲が大好きです。
そういえば現在上映中の「ナショナル・トレジャー」のオープニングにクリストファー・プラマーが出ていましたが、息の長い役者ですね。
カナダ出身のシャーロック・ホームズ俳優の彼にはこれからも頑張ってもらいたいものです。

[3] JNS  2005 4/10(日) 22:23:46

>Verrickさん

"CYRANO"のレビュー、拝読致しました。リクエストにお応え頂き、ありがとうございました。

楽理については全くのド素人なのですが、ルイスの音楽アプローチって、60〜70年代のサントラ愛好家にとっては、すごくオーソドックスな手法であるような気がします。この手法が今の流行から乖離しているためか、悪くいえば「華がない」ように、特にプロデューサ諸氏には、聴こえるのかもしれませんね。

しかし、オーソドックスだからこそ、古くからのサントラファンは安心して聴いていられるとも思いますし、"CYRANO"のようなミュージカルをもこなす才能にふれると、センスがいいとはこういうことかと、ただただその実力に感心するのみです。

80年代以降、作品に恵まれず、現在では、映画音楽の仕事からすっかり遠ざかってしまったのは本当に残念ですが、いつか、彼の作品がもっと正当な評価を受ける日が必ずくると、心底信じたいと思います。

[4] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 4/13(水) 00:16:47

>JNSさん

MJLが「007/ゴールデンアイ」に書いてリジェクトされたスコアを聴きましたが、確かに90年代以降のアクション映画につけるにはややOld-fashionedな印象がありました。
でも、代わりに担当したエリック・セラの無機質なスコアよりは遥かに良いと思いましたが…。



*++ 映画「眠り姫」ライブ演奏による上映 ++*

[1] 「眠り姫」実行委員会 takumi@air.linkclub.or.jp 2005 5/ 7(土) 01:08:10

突然の書き込み失礼します。告知をさせてください。

昨年、『のんきな姉さん』でデビューした七里圭監督の新作映画『眠り姫』をオーケストラの生演奏付きで上映します!
この映画は画面に人がほとんど出てこない音の映画。
台詞や、効果音で物語は進行していくラジオドラマのような雰囲気です。
映像は誰もいない風景や、主人公の心理描写で綴ります。
映像と音楽のコラボレーションを続けてきた監督の集大成ともいえる作品。
原作は『のんきな姉さん』と同じく、漫画家・山本直樹の同名漫画で、キャストはつぐみ、西島秀俊、山本浩司など。
5月13日(金)19時半〜、14日(土)14時〜&19時〜の三公演のみ。
料金は、前売¥2,500、当日¥3,000で、ネット販売も受け付けています。
詳しくは公式HPにて!http://www.nemurihime.info



*++ チャップリンの名画をフルオーケストラとともに満喫 ++*

[1] カンバセーション con@conversation.co.jp 2005 6/ 2(木) 21:34:25

管理人様、失礼いたします。
掲示板をご覧の皆様に公演のお知らせをさせていただけますでしょうか。

“チャップリン フィルム・コンサート イン ジャパン”

〜ドビュッシーも認めた“偉大なる音楽家”チャーリー・チャップリン
   あの『街の灯』『キッド』が復元スコア演奏&スクリーン上映で蘇る!〜

全世界を笑いと涙の渦に巻き込んだチャップリンは、偉大な映画人であると同時に
偉大な音楽家でもありました。音楽とドラマの融合に比類なき才能を発揮した“劇音楽作曲家”
チャップリン。

今回は「音楽家」チャップリンのオリジナルスコアを復元した、カール・デイヴィス本人がタクトを振り、
新日本フィルハーモニーオーケストラが管弦楽を担当する、贅沢なキャスト。
往年の名作とともに、チャップリンが自ら記した音楽を生のフルオーケストラで再現。

これこそチャップリンが望んだ、本当の完成形です。
2夜だけの貴重な機会を、どうぞごゆっくりとお楽しみください。

[チャップリン フィルム・コンサート・イン ジャパン]

主催・企画:すみだトリフォニーホール
後援:ブリティッシュ・カウンシル
協力:朝日新聞
   BMGファンハウス
企画協力:前島秀国
企画制作:カンバセーション

公演詳細:http://www.conversation.co.jp/schedule/chaplin/index.html

お問い合わせ:カンバセーション
Tel:03-5280-9996 E-mail:con@conversation

[2] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 6/ 4(土) 23:58:20

チャップリンの音楽のカール・デイヴィスによる演奏はCDにもなっていますね。デイヴィスの指揮による演奏が聴けるのは価値のあるコンサートだと思います。

Varrick



*++ 「ブラザー・サン シスター・ムーン」のCDについて ++*

[1] woodstein  2005 6/ 6(月) 12:37:02

 以前お知らせしたドノヴァンの新録ヴォーカルによる「ブラザーサン・シスタームーン」のその後ですが、どうもCDという形での発売ではなく、apple i-Tunesによるネット配信ということになったようです。既にジャケットらしきものがドノヴァンのHPには現されていたので、ネット配信という形での公開というのは残念です。更に言うと、現在のところ日本では配信を受けることは不可能ということで、全く歯痒いことです。また、今後状況が変化したらお知らせします。

[2] woodstein  2005 6/ 8(水) 16:28:58

 更に続報ですが、6月7日付の日本経済新聞で、日本国内でのapple i-Tunesによるネット配信が8月より行われるとの報道がありました。一曲あたり150円程度ということです。「ブラザーサン・シスタームーン」が配信の対象に含まれることになるかどうかはまだ不明ですが、多少は前進ですね。



*++ 「ルパン」の作曲家 ++*

[1] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 6/18(土) 12:39:59

このHPでも映画・サントラともに紹介しているフランス映画『ルパン』が、現在横浜で開催されているフランス映画祭横浜2005で上映されます。昨夜の映画祭のパーティで、この作品の監督のジャン=ポール・サロメと話す機会があり、デビー・ワイズマンのスコアを褒めたところ、この映画はイギリスとの合作のため作曲家にイギリス人を起用する必要があったので、何人かの作曲家をオーディションして、その中で抜群に良かったデビーを起用したとのことでした。「非常に才能ある女性だ」と彼もしきりに褒めてました。

因みにこのフランス映画祭では、ヨーロッパ・コープの新作『バンリュー13』も上映されています。リュック・ベッソン製作・脚本によるノンストップ・アクションで、監督は『トランスポーター』『ダニー・ザ・ドッグ』(6/25公開)の撮影監督を務めたピエール・モレルです。

Varrick



*++ 映画『宇宙戦争』の国内盤サントラCD ++*

[1] woodstein  2005 7/ 4(月) 01:25:21

 『宇宙戦争』をご覧になった方はこの項を読んでおられる中にも数多いと思いますが、果たしてジョン・ウィリアムズの音楽にはどのような感想をお持ちになったのでしょうか。中には気に入られてサントラCDの入手を考えておられる方もいると思います。私は未見ですが、この映画のCDに関しては発売日に購入し、聴きました。内容に関しては管理人のVarrickさんがレビューを執筆なさる可能性があるのでここでは触れませんが、ひとつ注目したいのはこの国内盤CDのライナーです。ジョン・ウィリアムズのサントラCDのライナーというと神尾保行氏という固定観念がありこのCDもそうだろうと思っていたら、そうではなく前島秀国氏の担当、しかも『宇宙戦争』の音楽を聴くことなく執筆ということで、多少意外でしたが、近年のジョン・ウィリアムズの音楽の作風に言及した内容も含まれていて、割と興味深く読むことができました。できれば、一読を勧めます。ただ、店頭でも国内盤と輸入盤の価格差は店頭でも約600円とかなり差があるので、それだけの価値があるのかといわれると自信はありませんが。

[2] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 7/ 6(水) 15:14:40

>woodsteinさん

「宇宙戦争」のサントラのレビューは追ってHPに掲載しようと思います。映画自体は賛否両論があるようですが(特に結末)、私はかなり楽しめました。スピルバーグ自身が言っているように、外宇宙侵略ものを「プライベート・ライアン」のリアリズムで映像化するとこうなる、という感じですね。



*++ 新・旧カップリングサントラ ++*

[1] k.m kmi7499@iris.dti.ne.jp 2005 7/ 9(土) 21:11:55

ジョナサン・デミ監督の「クライシス・オブ・アメリカ」のサントラにオリジナル版「影なき狙撃者」の音楽も収録されており、粋な企画と感じました。ポートマンのスコアが短かったからなのか。リメイクが多いのでこういうサントラは、もっと出ても面白いと思います。版権の問題もありますがね。



*++ カプリコン1 ++*

[1] SOW sow@mars.dti.ne.jp 2005 6/24(金) 13:28:49

CAPRICORN ONE
映画使用ヴァージョン初正規リリース!
INTRADA SPECIAL COLLECTION VOL.21
限定3000枚 7/19頃
http://shopping.netsuite.com/s.nl/c.ACCT67745/sc.2/category.6/it.A/id.4362/.f

[2] woodstein  2005 6/30(木) 21:40:03

>SOWさん

 「カプリコン1」の映画音楽は、かつてアナログレコードで出版されていたはずですが、私は持っていないのでその詳細は知りません。今回の本CDが「映画使用ヴァージョン初正規リリース!」ということは、レコードの内容はスコアであったということなのでしょうか。

[3] SOW sow@mars.dti.ne.jp 2005 6/30(木) 22:14:17

 以前のLPは『アウトランド』とのカップリングでGNP CRESCENDOからCDリリースされていました(現在絶版)。で、これはナショナルフィルで再録音されたものです。当時はアメリカ国内の再使用料が高かったため、イギリスなどで再録音してサントラとしてリリースするのが多かったのです(『オーメン2』もそうですね)。映画使用版の方が荒々しいですし、クライマックスなどが未収録だったので、今回のリリースは喜ばしいことです。

[4] woodstein  2005 7/16(土) 16:36:25

 映画『カプリコン1』のCDは19日頃発売とのことですが、何の偶然か、20日にテレビ東京でこの映画が放送されます。DVDは、最近,3,990円から2,625円へと値下げになったとはいえ、東北新社の旧作DVDは押し並べて吹替が収録されていないので,今回の放送は録画しておこうと思っています。確か,エリオット・グールドは中田浩二氏、テリー・サバラスは大平透氏だったと思いますが。それはともかく、SOWさんのコメントでは,映画使用版の方がスコア版より荒々しい出来ということなので,映画の吹替とCDの両方合わせて楽しめるということになりますか。

[5] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 7/18(月) 16:47:05

>woodsteinさん

ジェームズ・ブローリンが広川太一郎氏でしたね。IntradaのCDもお勧めです。



*++ ロン・グッドウィン映画音楽集 ++*

[1] woodstein  2005 7/16(土) 17:22:30

 このCHANDOSレーベルのCDについては既にVarrickさんがレビューを執筆なさっており、詳細はそちらを参照ということになりますが、私も結構気に入っています。ところで、先日タワーレコード渋谷店のサントラコーナーを物色の際にこのCDの在庫品を見たのですが、私の購入時とは多少様子が異なり、いわゆる帯が添付されていました。店員の馬場さんにこのことを尋ねたところ、おそらく輸入元の東京エムプラスにこのCDの収録曲についての問い合わせが多くて、帯を新たに製作して対応したのだろうということでした。そこで、既にこのCDを購入済みであるのだがこの帯だけでも手に入らないか、と言いましたところ、入手できるよう手配するということでした。一定数を取り寄せるということでしたので,入手したいと思う方は来店の際に店員に申し出てみていかがでしょうか。

[2] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 7/18(月) 16:54:47

>woodsteinさん

その帯には収録作品の邦題等が書かれているということでしょうか?
Chandosの映画音楽作曲家シリーズは粘り強く続いているシリーズで、かなりマイナーな作曲家までカバーしていますが、確かに英文表記だと何の作品かわからないので、新譜が出るとできるだけこのHPで紹介するようにしています。
ジョン・アディスンとかが出るとよいのですが・・。

[3] woodstein  2005 7/22(金) 21:09:38

>Varrickさん

 帯のCDケースの裏ジャケット部に、収録作品の邦題が表示されていますが、日本未公開作に関しては、原題を直訳したものを表示しているようです。ところで近年、CHANDOSレーベルが特に力を入れているのが『シャンドス・ヒストリカル』と『シャンドス・ムーヴィーズ』のシリーズで、特に後者は映画音楽ファンのみならず、クラッシックファンからも幅広い支持を得ています。CHANDOSは元来、自国つまり英国の作曲家の曲を広く世に知らしめることをラインナップのコンセプトの一つとしているのですが、その流れでいくと、今後はジョン・アディスンが採り上げられることも十分あり得ると思います。これまでは、アーノルド、オルウィン、ヴォーン・ウィリアムズ、アディンセル、ロースソーン、ロドニー・ベネット、ブリス、そしてロン・グッドウィンやスタンリー・ブラック等が採り上げられたほか、自国作曲家以外でもショスタコーヴィッチやニーノ・ロータの作品集も制作されています。
 まあ、CHANDOSのようなレーベルの存在は、私にとっては羨望の対象なのですが、それについては機会があれば述べさせて頂こうと思います。



*++ どなたか教えてください。 ++*

[1] アルマ  2005 8/ 8(月) 20:25:14

9月公開の映画「シンデレラマン」の予告で流れている音楽は何という曲なのでしょうか?以前にも何かの映画の予告で流れていたのですが、わかりません。突然の申し出失礼かと思いますが、どうかよろしくお願いします。

[2] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 8/12(金) 11:54:56

>アルマさん

アラン・シルヴェストリの「キャスト・アウェイ」、ブライアン・タイラーの「デューン 砂の惑星 II」、ランディ・エデルマンの「ドラゴン/ブルース・リー物語」が使われているようですが、「以前にも何かの映画の予告で流れていた」曲は「ドラゴン…」だと思います。感動系の映画の予告編では再三使われている曲ですので。



*++ 「王子と乞食」 ++*

[1] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 8/25(木) 17:16:01

これも「LP Only」のコーナーで紹介しているモーリス・ジャール作曲の「王子と乞食」がFilm Score MonthlyレーベルよりCD化されました。
実に明快なオーケストラル・スコアで、ジャールのスコア中でも個人的に好きな作品です。
お勧め。



*++ 「フィスト」「ふたりでスローダンスを」 ++*

[1] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 8/23(火) 18:42:28

このHPの「LP Only(CD化を望むサントラLP)」で紹介しているビル・コンティの「フィスト」と「ふたりでスローダンスを」がカップリングになってVarese SarabandeのCD Clubからリリースされます。この2枚はCD化されるときにはカップリングになるような気がしました(同じUAレーベルだったので)。いずれもお勧めです。2,000枚限定プレスなのでお早めに。

http://www.varesesarabande.com/details.asp?pid=VCL%2D0805%2D1039

[2] JNS  2005 8/25(木) 22:53:23

コンティ・ファンにとっては、まさに待ち焦がれた夢のようなカップリングですね。コンティは、「ロッキー」を持ち出すまでもなく、特に70年代に個性が強くあらわれた作品を多く輩出してますよね。個人的には、FOXレーベルから出ていた「ハリーとトント」「結婚しない女」が好きです。これらを含め、もっとコンティ作品がCDリリースされることを希望してます。

「フィスト」「ふたりでスローダンスを」は、LP ONLYコーナーですでにレビューされてますので、今般のリリースについては、レビューは特になしですか?>Varrickさん

[3] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 8/26(金) 10:43:58

>JNSさん

私も「結婚しない女」等は良かったと思います。
あと、Vareseには「F/X」を是非CD化してほしいですね(もともとVareseからLPで出ていたので)。
今回の2作品については、LPの内容がそのままCD化されており、追加曲等はないようなので、あまりレビューを書き加えることはないかもしれませんが、実際に手元に届いて聴いてみてから考えます。



*++ AFI - Best 25 ++*

[1] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 9/30(金) 14:04:43

アメリカン・フィルム・インスティテュートが映画史上に残るサウンドトラック・ベスト25を発表。250曲の候補の中から、映画関係者やミュージシャン、歴史学者など500名余りの有識者の投票によって集計したもの。
20年後に同じ投票をやってもあまり変わっていなさそうなリストですが、9位にゴールドスミスの「チャイナタウン」が入っているのが嬉しい。

1.「スター・ウォーズ」(77) ジョン・ウィリアムス
2.「風と共に去りぬ」(39) マックス・スタイナー
3.「アラビアのロレンス」(62) モーリス・ジャール
4.「サイコ」(60) バーナード・ハーマン
5.「ゴッドファーザー」(72) ニーノ・ロータ
6.「JAWS/ジョーズ」(75) ジョン・ウィリアムス
7.「ローラ殺人事件」(44) デヴィッド・ラクシン
8.「荒野の七人」(60) エルマー・バーンステイン
9.「チャイナタウン」(74) ジェリー・ゴールドスミス
10.「真昼の決闘」(52) ディミトリ・ティオムキン
11.「ロビンフッドの冒険」(38) エリッヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト
12.「めまい」(58) バーナード・ハーマン
13.「キング・コング」(33) マックス・スタイナー
14.「E.T.」(82) ジョン・ウィリアムス
15.「愛と哀しみの果て」(85) ジョン・バリー
16.「サンセット大通り」(50) フランツ・ワックスマン
17.「アラバマ物語」(62) エルマー・バーンステイン
18.「猿の惑星」(68) ジェリー・ゴールドスミス
19.「欲望という名の電車」(51) アレックス・ノース
20.「ピンクの豹」(63) ヘンリー・マンシーニ
21.「ベン・ハー」(59) ミクロス・ローザ
22.「波止場」(54) レナード・バーンスタイン
23.「ミッション」(86) エンニオ・モリコーネ
24.「黄昏」(81) デイヴ・グルーシン
25.「西部開拓史」(62) アルフレッド・ニューマン



*++ ドルリューの「告白」 ++*

[1] JNS  2005 9/ 8(木) 23:16:40

発売から24時間と経たず予約完売したVARESE CD CLUB、ジョルジュ・ドルリューの「告白」(True Cofessions)。 男性コーラスをメインにしたダークな曲と、ハープを主体とした優しいメロディが印象的な、思えば個人的にはドルリュー節の虜になった最初の映画でした。 当時、何十回となくLPに針を落としたサントラだっただけに、CDリリースを心待ちにしていた1枚でした。

ところでこのサントラ、LP ONLYコーナーに掲載されてませんが、もしかしてVarrickさんの評価はそれほどでもないのでしょうか?

[2] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 9/10(土) 23:38:19

>JNSさん

いえ、評価が低いわけではなく、私も大好きな作品です。ただ、この「LP ONLY」コーナーを書いたのは6年程前にこのサイトを立ち上げた頃で、その時頭に浮かばなかったか、既にCD化されていると思い違いしていたのだと思います。よって今回のCD化は私も大歓迎です。
この「LP ONLY」のコーナーのサントラは、この6年でかなりCD化されましたが、それでも未だに30本近くCD化されていない作品があるのに驚きます……。

[3] JNS  2005 9/11(日) 11:47:15

>Varrickさん

そうでしたか。ひょっとして自分の耳(感性)が少しおかしいのかと、ちょっと心配になってました(笑)。

それにしても、予約開始からあっという間に完売してしまうという現象、どうやらVARESE CD CLUB1000枚限定物は、ちょっとした投機の対象として目をつけられているようですね。現に、e-bayでは何枚も、個人によると思われる出品が乱立してますし。小売店がある程度まとまった数をオーダーするのはある程度仕方ないと思いますが、サントラを単なる金設けの対象とすることに対しては、憤りと哀しみを感じます。早いもの勝ちといわれればそれまででしょうが…。

いずれにしても、VARESEがもっと枚数多くリリースするか、レギュラーリリースにするかしないと、当分この現象は続くでしょうから、アンテナだけはしっかり張っとくしかないでしょうね。コンティの「F/X 引き裂かれたトリック」とか「ガンバス」とか、特に要注意でしょう。

[4] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 9/11(日) 16:21:04

>JNSさん

私もVarese CD Clubの1000枚プレスものがすぐ売り切れるのは投機目的の人が買い占めるせいだと思います。スコアの質にかかわらず売り切れますので(リチャード・ハートレイの「シーナ」とか……)。

[5] SOW sow@mars.dti.ne.jp 2005 10/ 3(月) 23:05:39

1000枚がすぐになくなるのはやはり、ショップの過剰買い付けが原因だと思いますよ。投機的な個人なんてしょせん10枚以下でしょうから。ショップ過剰買い付けの例は渋谷に行けば見られます。『告白』はすみやとタワーにかなりありましたし、『キンドレッド』もタワーに複数枚余ってます。まあ、アメリカ国内のショップの過剰買い付けよりは遙かに罪は小さいんですけどね。

[6] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 10/ 4(火) 00:49:55

>SOWさん

なるほど。そういうのはメーカー側(Varese)で卸(Shop)に出す数量を制限してもらいたいものですね。メーカーとしてもネットで直販した方が利益率はいいはずなので。卸にまとめ売りした方がキャッシュフロー的にはよいのかもしれませんが、いずれにせよ発売して1ヶ月以内に完売するのであれば同じことのように思えます。

[7] SOW sow@mars.dti.ne.jp 2005 10/ 5(水) 00:27:23

 いや、限定盤についてはメーカーはショップにも定価で売っているようですので、メーカーの儲けは変わらないはずです。だから、ショップでは高い値段設定になってますし。
 本当に欲しい人が適正な価格で手に入れられないというのが一番の問題なので、メーカーもショップもコントロールをして欲しいもんです。

[8] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 10/ 9(日) 22:42:17

最新の『Film Score Monthly』誌の序文「The 1000 Club」でも、この1000枚限定サントラCDの問題(?)が取り上げられていますね。発売から24時間以内で売り切れた「告白」のCDを買った人の中には、ドルリューの音楽に全く興味のない、純粋に投機目的の人も多数含まれているだろうと(そういう人は開封すらしないので、そもそも音楽を聴く意思がない)。この文章では「サントラCDに投資することで金持ちになれると思っているのなら、不動産に投資しろ」と皮肉っていますが、私もまったく同感です。



*++ AVEXNETにボクカノのサントラがあるよ。 ++*

[1] ゾンパスト  2005 11/ 5(土) 17:42:36

韓国映画「僕の彼女を紹介します}のサントラCDがAVEXNETのサウンドトラックのコーナーにあるよ。



*++ マジックボーイ ++*

[1] JNS  2005 11/12(土) 16:50:59

PERCEPTOレーベルから、ジュルジュ・ドルリューの「マジックボーイ」(THE ESCAPE ARTIST)が初リリース! 公開当時から心待ちにしていたドルリューファンにとって夢のサントラがついに日の目を見ました。 久々に衝撃の走ったリリースですが、限定1500枚。 「告白」のような悲惨な事態にならないと思いますが、このサントラ盤がドルリュー節を心から愛するすべての人の手に渡るよう、願ってやみません。

[2] Varrick hsakagam@d1.dion.ne.jp 2005 11/14(月) 15:21:17

>JNSさん

なんか突然リリースされましたね。ファンにとっては嬉しいリリースですが、1500枚というのは微妙な枚数ですね。

[3] JNS  2005 11/14(月) 20:25:14

>Varrickさん

ほんとに突然ですねぇ。まるで何かを思い出したよう。PERCEPTOからのリリースというのも、こういうの出すとこじゃなかったはずですしね。

大阪のサントラ専門店「レア」のSさんから以前聞いた話では、ドルリューはアメリカであまり人気がないため、ワールドワイドでみるとあまり売れない、とのことでした。そういえば、例えば「イルカの日」や「暗殺の森」とかリリースしたのは、日本のSLCでしたね。

限定1500枚というのは確かに微妙な数ではありますが、これが2、3ヶ月で売切れるようだと、ドルリューの音楽が再評価されてきた(人気が出てきた)のかなぁ、なんて思ったりもします。



*++ 映画『SAYURI』のサントラについて ++*

[1] woodstein  2005 12/ 2(金) 14:17:55

 こちらのコーナーでも復帰させて頂きます。表題は、いうまでもなく、ジョン・ウィリアムズの新作で、映画はスピルバーグ製作です。考えてみれば、スピルバーグは自身が監督する場合は殆どウィリアムズを起用してきましたのに対し、提供・製作の場合は殆ど見かけられなかったようですがどうでしょう。それはともかく、管理人のVarrickさんがレビューを執筆なさる可能性があるので、アルバムの内容について詳細を言及することは避けますが、映画を未見であるものの、その内容は充実したものと私には感じられました。まあ、『シスの復讐』は過去の旋律の使い回しがその大半を占め、また『宇宙戦争』は『ジョーズ』のテイストが感じられながらも効果音的な曲が多かったので、そう思ったのかもしれませんが。
 さて、このアルバムのセールスポイントの一つにイツァーク・パールマンとヨーヨー・マがソリストとして参加していることがありますが、共に、その芸術性はともかく技術的には文句なしの面々ですので、さすがに聴かせます。このレベルのソリストが演奏すると、もしかしたら大したことがない曲でも名曲に聴こえてしまいそうで…。いや、別に今回のウィリアムズの曲を悪いといっているのではありません。

[2] jinm  2005 12/ 4(日) 16:32:06

想像がつかないが聴いたらちゃんとウィリアムズになっているんでしょうね。
例えば「セブンイヤーズ・イン・チベット」みたいな?
これにはちょっと不満が残ったものですが、最近坂本龍一の「リトル・ブッダ」を繰り返し聴くことになったところ、分かりやすいだけでなく、妙に気に入りまして、私の中ではウィリアムズは「この方面」では坂本に分があるようになってしまいました。
「この方面」というのも雑ですがね。ともかく、西洋人によるアジア系の音楽はむずかしいですね。特に日本のものなんかは、キショクワルイものが多いので・・・
関係ありませんがハリー・ポッターの新作がドイルに替わって、きんきらした音が聴かれなかったのが残念でした。少々年齢が上がったキャラクターたちのやや重いドラマには、これまでのサントラの雰囲気では確かに合わないかとも思いました。私にはドイルは意外だったのですが。でもうまいこと繋がった印象です。(サントラをちゃんと聴いていないので単なる印象です)


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