ソードフィッシュ   SWORDFISH

作曲:クリストファー・ヤング
Composed by CHRISTOPHER YOUNG

指揮:ピート・アンソニー
Conducted by PETE ANTHONY

(Promotional / CD96010) 2002


「カリフォルニア」(1993)「60セカンズ」(2000)ドミニク・セナが2001年に監督したサスペンスアクション。出演はジョン・トラヴォルタ、ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、ドン・チードル、ヴィニー・ジョーンズ、カムリン・グライムズ、サム・シェパード、ルドルフ・マーティン、ザック・グルニエ他。脚本はスキップ・ウッズ、撮影はポール・キャメロンが担当。製作はジョナサン・D・クレインとジョエル・シルヴァー、ポール・ウィンズ。元モサドのエリート・スパイ(トラヴォルタ)率いる犯罪者グループが、過去の極秘捜査のために麻薬取締局によって設立されたダミー会社にプールされている95億ドルの略奪を図る・・、というストーリー(映画自体のレビューは「Quick! Film Review」をご参照)。

音楽はクリストファー・ヤングで、彼はこのところ抑制されたタッチの地味なスコアが多かったが、ここでは大き目のオーケストラを派手に鳴らしたハイテンションなサスペンス・アクション音楽を久々に聞かせている。特に「Hydra」「Shark River」「Wrapped in C-4」「Black Ops」「Bombs at a Discount」といった曲では、彼らしい重厚でミリタリスティックなアンダースコアを展開しており、ファンとしてはなかなか嬉しい。ポール・オーケンフォールドとの共作となっている「Swordfish」「Vernon Encrypted Network」「Music for Violence and Orchestra」はロックとオーケストラの組合わせによる曲だが、オケの部分の緊張感は維持している。「Swan Song」等の静かな曲も良い。ラストの「The Problem with Hollywood」は壮大なフィナーレ。全17曲収録。

尚、この映画のサントラとしてはロック曲のコンピレーションCDが正規盤として出ているが、ここで紹介しているアンダースコアのCDはクリストファー・ヤング自身のプロデュースによるプロモーショナル盤である(アルバムのマスタリングはIntradaレーベルのダグラス・フェイク)。こういうアルバムこそ正規盤としてリリースしてもらいたい(と、作曲家本人も思っているのだろうが)。
(2002年7月)

Christopher Young

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