FIRE BIRDS

アパッチ FIRE BIRDS

作曲・指揮：デヴィッド・ニューマン
Composed and Conducted by DAVID NEWMAN

（米Intrada / Intrada Special Collection Vol.241）

1990年製作のアメリカ映画。監督は「（TV）ROOTS／ルーツ」(1977)「（TV）リッチマン・プアマン／青春の炎」(1977)「原子力潜水艦浮上せず」(1978)「（TV）殺しのリハーサル」(1982)「（TV）メカノイド2VR」(1983)「（TV）ガーディアン」(1984)「（TV）ギルティ・コンサイエンス」(1985)「（TV）消えた花嫁」(1986)等、ウィリアム・リンク&リチャード・レヴィンソン共同脚本の作品をはじめとしたテレビ映画を多数手がけているデヴィッド・グリーン（1921～2003）。出演はニコラス・ケイジ、トミー・リー・ジョーンズ、ショーン・ヤング、ブライアン・ケスナー、イラーナ・ショーシャン、デイル・ダイ、メアリー・エレン・トレイナー、J・A・プレストン、ピーター・オノラティ、チャールズ・ラニヤー、マーシャル・R・ティーグ、シルク・コザート、チャールズ・カーレンバーグ、グレゴリー・ヴァハニアン、ボブ・ルージャン他。ステップ・タイナー、ジョン・K・スウェンソンとデイル・ダイの原案を基にニック・シールとポール・F・エドワーズが脚本を執筆。撮影はトニー・イミ。マクドネル・ダグラス社（現ボーイング）が開発した米陸軍攻撃用ヘリコプターAH-64“アパッチ”のパイロット達を主役にした航空アクション。ジェイク・プレストン（ケイジ）は南米の麻薬シンジケート殲滅の任務を受け、基地に着任した。指導教官ブラッド・リトル（ジョーンズ）の厳しい訓練を受ける中、ジェイクは偵察ヘリの副パイロットとなっているかつての恋人ビリー・リー・ガスリー（ヤング）と再会する……。

音楽はデヴィッド・ニューマン。コメディ作品が多い作曲家だが、ここではオーケストラと打ち込みによる明快でストレートなアクション・スコアを展開。「Main Title」は、ファンファーレからヒロイックなマーチ調のメインタイトル、サスペンス音楽、ダイナミックなアクション音楽へと展開。「First Flight」は、ミリタリスティックなイントロからメインの主題へ。「Reunion, Billy and Preston」は、ビリーとジェイクの再会のシーンのジェントルな曲。「Simulator」「In The Bag」「Flight to Camp」は、打ち込みによるダイナミックなアクション音楽。「Laundry Mat」「Copter Romance」「Corvette Drive」は、明るくリリカルなタッチ。「Good Morning」「Brad and Preston」は、ストイックなタッチの曲。「Boxing」は、ミリタリスティックなスネアドラムによるイントロからダイナミックな主題へ。「Periscope Montage」「War Games」は、打ち込みによるアップビートでパワフルな曲。「Gates of Hell」は、クライマックスの11分に及ぶダイナミックでパワフルなアクション音楽。「Final Scene」は、ヒロイックなエンディングの曲。
このスコアの初リリースで、限定プレス。
（2013年7月）

David Newman

Soundtrack Reviewに戻る