オックスフォードの恋 AMERICAN FRIENDS
作曲・指揮:ジョルジュ・ドルリュー
Composed and Conducted
by GEORGES DELERUE
(仏Music Box Records / MBR-037)
1991年製作のイギリス映画(日本公開は1994年2月)。監督は、アルフレッド・ヒッチコックに関するTVドキュメンタリー等を手がけているイギリス人のトリストラム・パウエル。出演はマイケル・ペイリン、トリニ・アルヴァラード、コニー・ブース、ブライアン・プリングル、フレッド・ピアソン、アルフレッド・モリーナ、スーザン・デネイカー、ジョナサン・ファース、イアン・ダン、ロバート・エディソン、デヴィッド・コールダー、サイモン・ジョーンズ、チャールズ・マッケオウン、ロジャー・ロイド=パック、ジョン・ネトルトン他。マイケル・ペイリンの原案を基にマイケル・ペイリンとトリストラム・パウエルが脚本を執筆。撮影はフィリップ・ボナム=カーター。19世紀のイギリスを舞台に、名門オックスフォード大学の教授と若く美しいアメリカ人女性との情熱的な恋を描くラヴ・ストーリー。オックスフォード大の元教授エドワード・ペイリンの旅行日記がベースになっており、彼の曾孫で、“モンティ・パイソン”のメンバーであるマイケル・ペイリンが主人公の教授を演じている。1864年の夏。17歳のエリノア・ハートレイ(アルヴァラード)は、後見人のキャロライン(ブース)とアメリカからスイス・アルプスに旅行に来ていた。休暇で同地を訪れていたオックスフォード大学の教授で副学長のフランシス・アシュビー(ペイリン)は、若く美しいエリノアと出会い、強く魅かれる。学長が危篤との知らせを受けたアシュビーは、急遽イギリスに帰るが、アシュビーの気持ちが知りたいエリノアはキャロラインと共に彼のもとを訪ねる。大学では、病身の学長に代わる後任者の候補として、アシュビーと若く先進的だがやや品行に欠ける教授オリヴァー・サイム(モリーナ)が競っていた……。
音楽はフランスの作曲家ジョルジュ・ドルリュー(1925〜1992)。「Main
Titles」は、抑制されたストイックなタッチのメインタイトル。「To the Alps」「College
Rules」「Big Day Tomorrow」等は、静かに情感豊かな曲。「Reverend Francis
Ashby」は、繊細で美しい曲。「Campus
Mischief」は、明るく快活なタッチ。「Out of
Time」は、抑制されたタッチの曲。「Rushden's
Funeral」は、コーラス入りの荘厳な曲。「Organ
Source」は、オルガンによるソース音楽。「Romance on the Lake」「Staying in
Oxford」「Farewell to Caroline」「Disgrace for All Parties」「Elinor and
Cable」「Croquet Break-Up」「They Left」等は、静かにトラジックなタッチの曲。「Unwanted
Visitors」は、繊細なサスペンス音楽。「Pub
Source」は、パブでの陽気なソース音楽。「Summer Cottage」「Mountain
Hiking」は、明るくジェントルなタッチの曲。「End
Titles」は、荘厳なコーラス入りの繊細で美しいエンドタイトル。ドルリューのスコア中でもかなり抑制されたタッチ。このスコアの初リリースで1000枚限定プレス。
(2014年2月)
Georges Delerue
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