ブルゴーニュで会いましょう
PREMIERS CRUS 作曲・指揮:ジャン=クロード・プティ (仏Play-Time / PL1509302) |
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2015年製作のフランス映画(日本公開は2016年11月)。監督は「(未公開)ラスト・アサシン」(2011)等のジェローム・ル・メール(ジェローム・ル・グリ)。出演はジェラール・ランヴァン、ジャリル・レスペール、アリス・タグリオーニ、ラウラ・スメ、ラニック・ゴートゥリー、フレデリック・ティルモン、クリスチャン・ミレ、スカリ・ドゥルペイラ、シェーン・ウッドワード、ルイ・ウィルウェルツ、ステファーヌ・カイヤール、クリスチャン・ビュジョー、フィリップ・ローダンバッシュ、ジュリアン・イスラエル、ロジェ・デュマ他。脚本はジェローム・ル・メール、レミ・ブザンソンとヴァネッサ・ポルタル。撮影はダヴィッド・ウンガロ。家業として代々続くワイン畑を飛び出して、ワイン評論家としてのキャリアで成功を収めたシャルリー・マレシャル(レスペール)は、父のフランソワ(ランヴァン)がワイン作りを放棄してしまい、実家がほとんど破産状態であると知る。やむを得ず実家に戻ったシャルリーは、ワイン事業を立て直そうとするが、フランソワはそんな彼を助けようとはしなかった……。
音楽は「愛と宿命の泉」(1986)「シラノ・ド・ベルジュラック」(1990)「プロヴァンスの恋」(1995)「ボーマルシェ/フィガロの誕生」(1996)「(TV)レ・ミゼラブル」(2000)等のフランスのベテラン作曲家ジャン=クロード・プティ(1943〜)。「Premiers Crus
(Final)」は、クリス・ヘイワードの演奏によるブルガリアン・フルートをフィーチャーした、スリリングかつストイックでドラマティックなメインの主題。「One
Love, par Pascal Lafa」は、パスカル・ラファの英語のヴォーカルによるビッグバンドジャズ。「Domaine
Maréchal」は、エルヴェ・ブロートのギターをフィーチャーしたメインの主題。「Flash-Back」は、ピアノによるメランコリックな曲。「Travaux
des champs」は、スリリングでストイックなタッチ。「Premiers
Crus」は、華麗なタッチのリズミックな曲。「Le
Mariage」は、ジェントルで美しい曲。「Ne te trompe pas,
Blanche」は、ややメランコリックなタッチから後半はジェントルな主題へ。「La
Réception」は、ラウール・デュフロ=ヴェレーズのピアノ、トニー・ボンフィスのコントラバス、イヴ・サンナのドラムスの演奏によるクールなジャズ。「Enfin
la vendange」「Blanche s'en va」は、ジェントルで爽やかな曲。「La
Tempête」は、 サスペンスフルなタッチ。「La
Réglisse」は、ピアノによるジェントルなタッチから躍動的な主題へ。「La mise en
bouteille」は、スリリングでストイックなメインの主題。「Epilogue」は、ギター、フルート、ストリングスによるメインの主題。「La
Vie repart」も、メインの主題のリプライズで締めくくる。
(2015年12月)
Jean-Claude Petit
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