(未公開/V)バックドラフト2/ファイア・チェイサー BACKDRAFT 2

作曲・演奏:ランディ・エデルマン
Composed and Performed by RANDY EDELMAN

(米Intrada / INT 7152)

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2019年製作のアメリカのオリジナルビデオ作品。監督・編集は「(TV)オープン・ウォーター 第3の恐怖」(2010)「アポロ18」(2011)「オープン・グレイヴ 感染」(2013)「(未公開)エッジ・オブ・バイオレンス」(2016)等のスペイン出身のゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ。出演はジョー・アンダーソン、ウィリアム・ボールドウィン、ドナルド・サザーランド、パトリック・ウォルシ・マクブライド、マーク・アーノルド、アラステア・マッケンジー、ドミニク・マファム、エミリー・バーバー、ロス・オヘネシー、アリーシャ・ベイリー、シリル・ヌリ、ジェサミン=ブリス・ベル、クリスティナ・フルター、アレクサンドル・ヌーエン、マーティン・ハットソン他。脚本はグレゴリー・ワイデン。撮影はホセ・デヴィッド・モンテロ。「バックドラフト(BACKDRAFT)」(1991/監督:ロン・ハワード、出演:カート・ラッセル、ウィリアム・ボールドウィン、ロバート・デ・ニーロ、ドナルド・サザーランド)の続編で、製作総指揮に前作の監督ロン・ハワード、プロデューサーのブライアン・グレイザーラファエラ・デ・ラウレンティスも参加している。(前作でカート・ラッセルが演じた)消防士スティーヴン・マカフレイの息子で、火災調査官のショーン・マカフレイ(アンダーソン)は、亡き父と同じシカゴの消防署に所属し、パートナーのマギー・レニング(ベイリー)と火災現場を調査して放火、殺人、国際的テロといった犯罪の証拠に繋がる手がかりを見つることを使命としている。ショーンたちは、捜査をかく乱するために火災を起こした武器ディーラーの手がかりをつかむが……。

前作のスコアはハンス・ジマーだったが、本作のスコアは「ラスト・オブ・モヒカン」(1992)「ドラゴン/ブルース・リー物語」(1993)「(TV)ゲティスバーグの戦い/南北戦争運命の三日間」(1993)「マスク」(1994)「ドラゴンハート」(1996)「デイライト」(1996)「トリプルX」(2002)「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」(2008)等のランディ・エデルマン(1947〜)が作曲。「Deep in the City」は、メランコリックなタッチのチェロ・ソロからドラマティックな主題へと展開。「Trick or Treat」「West Haddon Street」「Arson」「Wading Through the Rubble」は、不気味なサスペンス音楽。「Lab Deconstruction」「Racing to the Scene」は、リズミックでスリリングなタッチ。「Thinking Out Loud」は、ダークなサスペンス音楽からドラマティックなチョロ・ソロの主題、静かにメランコリックなタッチへ。「Long Search and Rescue」は、ダイナミックなサスペンス音楽からストイックな主題、静かにジェントルな主題へ。「Family Photos」は、静かにドラマティックな主題からピアノをフィーチャーしたジェントルな主題へ。「Brotherly Love」は、エデルマンらしい荘厳で美しい曲。「Discovery at Stockyard」は、ダークでダイナミックなサスペンス音楽。「All Is Well in Chicago」は、リズミックで明るくジェントルな曲。「Traveling to the Station」は、ギターをフィーチャーしたリズミックでドラマティックな曲。「In a Hero's Light」「The Final Explosion」は、ダイナミックでヒロイックな曲。「A Fitting Farewell」は、荘厳でドラマティックな曲。「Burnt Soul」「Backdrafting」は、メランコリックなチェロ・ソロをフィーチャーした曲。「Hearing a Faint Heartbeat」「Clues at Home」「Sean」は、メランコリックなピアノをフィーチャーした曲。「Street Tribute」は、ダークでドラマティックな曲。ベテランのエデルマンらしいドラマティックでエモーショナルなスコア。
(2019年7月)

Randy Edelman

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