Date of Birth: 1949/2/6
Place of Birth: Southampton, Hampshire, England, UK
Mini Biography:
Before leaving school, Batt played cover versions of The Beatles, Rolling Stones and Kinks in several school bands. He began his career in popular music at the age of 18, as a signed artist with and subsequently head of Artist & Repertoire for Liberty/United Artists Records. His first hits as a singer/songwriter/producer were by "The Wombles", a children's animated film in 1974. After 8 hit singles and 4 gold albums with The Wombles, he moved on to work with Steeleye Span ("All Around My Hat"), the Kursall Flyers ("Little Did She Know"), Elkie Brookes ("Lilac Wine"), Barbara Dickson ("Caravan Song") and Art Garfunkel ("Bright Eyes") all of which were top 5 in at least the UK. His composition, "The Hunting Of The Snark" was successfully presented as a dramatised concert at Sydney's State Theatre with the Elizabethan Symphonia in 1990, and was produced as a musical in London's West End in 1991 with his designing and directing. He also composed music for "The Dreamstone"(ITV's 52 part animated series), "The Eye Of The Storm"(2-hour American TV documentary about Richard Nixon), and acted as music supervisor to the film "Richard III" starring Sir Ian McKellern. He is the only composer ever to have won the Ivor Novello Award for Best Film Music 2 years in succession, with "Watership Down" and "Caravans". After conceiving and co-creating the all-girl string quartet "Bond", and producing their first single, he has created the 8 piece classical crossover band "The Planets".
Official website of Mike Batt: http://www.mikebatt.com/home.cfm
作曲・指揮：マイク・バット
Composed and Conducted by MIKE BATT
演奏：ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
Performed by the London Philharmonic Orchestra
（米CBS / 467030 2） 1979
誘拐された米国上院議員の娘の捜索を描くジェームズ・ミッチェナーの原作小説を基にした1978年製作のアメリカ＝イラン合作映画。監督は「ダーティ・ハリー3」等のジェームズ・ファーゴ。出演はアンソニー・クイン、ジェニファー・オニール、マイケル・サラザン、クリストファー・リー、ジョセフ・コットン、バリー・サリヴァン、ジェレミー・ケンプ他。製作はエルモ・ウィリアムズ。脚本はナンシー・ヴォイルズ・クロフォード、トーマス・A・マクマホンとロレイン・ウィリアムズ。撮影は「レイダース失われたアーク」等の名手ダグラス・スローカムが担当。
マイク・バットによるスコアは、冒頭の「Caravan
on the Move」がこのアルバム全体の白眉で、アラビックなタッチの静かなイントロから、極めて印象的なメインテーマへと続き、この同じフレーズを何度も繰り返しながら徐々に楽器が加わり、最後はフルオーケストラによる力強くスペクタキュラーなクライマックスを迎えるダイナミックな曲。続く「Main
Title」や、「The Desolate Valley」でも同じメインテーマが異なるアレンジで演奏される。途中のトラックはアラブの民族楽器による様々な舞踏音楽で、これらはあまり特徴がなく平凡だが、「Storm
in the Desert」では重厚なオーケストラによる劇伴音楽を聴かせる。最後の「Theme
from "Caravans"」はメインテーマのロック調アレンジだが、これもあまりパっとしない。やはり冒頭の曲のオーソドックスでパワフルな演奏が良く、モーリス・ジャールやジェリー・ゴールドスミス等とは少し違ったタッチの「砂漠音楽」を展開している。
（2000年5月）
| （未公開）メリー・ウォー
A MERRY WAR（KEEP THE ASPIDISTRA FLYING） 作曲・指揮：マイク・バット 演奏：ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 （米Angel / 7243 4 94697 2 3） 1998 |
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イギリスの著名な作家ジョージ・オーウェルによる小説「Keep the Aspidistra Flying」を1997年に映画化した作品。監督はロバート・ビアマン、出演はリチャード・E・グラント、ヘレナ・ボナム・カーター、ジュリアン・ワダム、ジム・カーター、ハリエット・ウォルター他。脚本はアラン・プラター。1934年のイギリスを舞台に、詩人になることを夢見て、勤務先の広告代理店を脱サラした青年（グラント）と、彼が職場で知り合った女性（カーター）との恋愛を描くドラマ。
マイク・バットの音楽は、「Main Title」での極めてジェントルでロマンティックな主題が素晴らしく、このチャーミングな曲が全編を通して何度も登場する。「Walking to Ravelston's House」ではバロック調のアレンジ、「Booking at Modigliani's」や「Walking Home」ではジャズ風のアレンジになっているが、ラストの「Tiger in the Night」でも、この主題がコリン・ブランストーンのヴォーカルにより演奏される。アルバムの冒頭に3楽章から成る約18分の交響組曲「The Aspidistra Suite」が収録されているが、ここでも「Main Title」と同じ主題が最初と最後に登場する。静かで牧歌的な第1楽章（Poetry and Torment）、ゆったりとしたテンポで、途中オーケストラによる盛り上がりを見せる第2楽章（Love and Passion）、そしてバロック調の軽快なフレーズから栄光に満ちたフルオーケストラによるフィナーレを迎える第3楽章（A Bright Future）と、非常に上質でクラシカルな組曲となっている。ロイヤル・フィルによる演奏も格調高い。
マイク・バット（1949〜）は、映画や演劇の劇伴音楽以外に、ポップ・ミュージックのシンガー・ソングライターや、交響曲の作曲家としても活躍しているイギリス人で、フィルムスコアのアルバムはあまり出ていないが、この「メリー・ウォー」と「（未公開）キャラバン」の他に以下のようなCDがある。また、女性4人のストリング・カルテット“ボンド”や、男女8人編成のクラシック・クロスオーヴァー・バンド“プラネッツ”をプロデュースしたことでも知られる。
「（未公開）The Hunting of the Snark」（独RCA）
ルイス・キャロルの詩に基づく1987年製作のミュージカル。バットが製作・監督・作曲・主演をこなしている。共演はジュリアン・レノン他。ナレーションはサー・ジョン・ギールガッドとジョン・ハート。演奏はロンドン交響楽団。
「（未公開）The Dreamstone」（英Adventure)
これもバット製作のミュージカル。
（2000年5月）
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