早坂文雄
 Fumio Hayasaka

Date of Birth: 1914/8/19
Place of Birth: Sendai, Japan
Date of Death: 1955/10/15
Mini Biography:
仙台市で生まれ、4歳の時に一家で札幌市へ移る。家が素封家で、幼時、ピアノを習うなどしていたが、父親が出奔、一家は困窮する。母親も生活苦と病で亡くなり、弟と妹の世話と経済的理由の為、高等学校進学を断念。以降、作曲を独学。生活費を稼ぎながらも音楽への情熱はいささかもおとろえず、この頃交友を深めていた伊福部昭、三浦淳史らと新音楽連盟を結成。1934年、「国際現代音楽祭」を開催し、ストラヴィンスキー、サティ、ファリャ、カセルラなど、当時最先端をいく作曲家を紹介した。その後も生活を支えつつ作曲に没頭。1938年『古代の舞曲』がワインガルトナー賞を授け、中央にその存在を知られることとなる。1939年9月、当時の東宝映画社長・植村泰二の引きで東宝撮影所に入社、専属作曲家となる。第一作は「リボンを結ぶ夫人」(1939/山本薩夫監督)、以降「燃ゆる大空」(1940)「旅役者」(1940)「民衆の敵」(1946)「女優」(1947)「暁の脱走」(1950)、そして溝口健二監督の「雨月物語」「近松物語」「山椒大夫」等を作曲。黒澤明監督とは「酔いどれ天使」(1948)で出会い、以降「生きものの記録」途中で急逝するまで二人は様々な映画音楽の実験と試みを行った。

 


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