ダニエル・アンフィシアトロフ
 Daniele Amfitheatrof

Date of Birth: 1901/10/29
Place of Birth: St. Petersburg, Russia
Date of Death: 1983/6/7
Mini Biography:
The son of a prominent Russian journalist, Amfitheatrof fled with his family to Europe after the Revolution. At the age of 6 he began music studies with his mother. In 1914 he commenced studies in composition under Ottorino Respighi in Rome, and later studied harmony under Nicolas V Scherbatchef and Joseph Wihtol at the Petrograd Conservatory between 1916 and 1918. In 1921 he was permitted travel to Prague to study counterpoint with Jaroslav Kricka. In 1924 he received his diploma in composition from the Royal Conservatory of Santa Cecilia in Rome. He composed his first film score "Max Ophuls' La Signora di Tutti" in 1934 and appeared as guest conductor of many of the leading European orchestras. He arrived in the US in 1937 and became a citizen in 1944. He relocated his family to California, where he was employed under an exclusive 4-year contract (1939-43) to the music department at Metro-Goldwyn-Mayer studios. In May of 1950 he represented the Academy of Motion Picture Arts and Sciences and the Screen Composers' Association of America as their official delegate to the International Music Congress in Florence, Italy. During his 26 years in Hollywood he was twice nominated for the Academy Award for best original score for "Guest Wife"(1945) and "Song of the South"(1946). He composed over 50 film scores (many of them uncredited), and worked at all the major film studios before he retired in 1965. His symphonic works include "Poem of the Sea", "The Miracle of the Roses", "Prelude to a Requiem Mass", "American Panorama" (Gran Prix du Disque) and "Piano Concerto".

 


ダンディー少佐  MAJOR DUNDEE

作曲・指揮:ダニエル・アンフィシアトロフ
Composed and Conducted by DANIELE AMFITHEATROF

主題歌演奏:ミッチ・ミラー合唱団
Featuring Mitch Miller and the Gang singing the Major Dundee Theme

(米DRG / 19056)

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1964年製作のアメリカ映画。バイオレンス・アクションの名手サム・ペキンパー「荒野のガンマン」(1961)「昼下りの決斗」(1962)の後、「砂漠の流れ者」(1968)「ワイルドバンチ」(1969)「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」(1973)の前に監督した西部劇。出演はチャールトン・ヘストン、リチャード・ハリス、ジム・ハットン、ジェームズ・コバーン、マイケル・アンダーソン,JR.、センタ・バーガー、マリオ・アドルフ、ブルック・ピータース、ウォーレン・オーツ、ベン・ジョンソン、R・G・アームストロング、L・Q・ジョーンズ、スリム・ピッケンズ、カール・スウェンソン、マイケル・ペイト、ジョン・デイヴィス・チャンドラー、ダブ・テイラー、アルバート・キャリアー、ホセ・カルロス・ルイス、オーロラ・クラヴェル、ベゴーニャ・パラシオス、エンリケ・ルケロ、フランシスコ・レイグエラ、クリフ・ライオンズ他。脚本は「ダーティハリー」等のハリー・ジュリアン・フィンク、オスカー・ソウルとサム・ペキンパー。撮影はサム・リーヴィット。南北戦争を背景に、北軍少佐ダンディー(ヘストン)と、北軍の捕虜となった南軍将校タイリーン(ハリス)が、対立しながらも共に凶悪なアパッチと戦うことになる・・。ペキンパーはプロデューサーとの確執によりポスト・プロダクションを降りてしまった。彼が得意とするハイスピード撮影によるアクション演出もここではまだ見られない。

音楽はロシア出身でアメリカに移住してハリウッド映画音楽を多数手がけたダニエル・アンフィシアトロフが担当しており、これは彼が引退前に作曲した最後の長編映画作品である。勇壮なマーチによる主題歌「Major Dundee March」(作詞はネッド・ワシントン)をミッチ・ミラー合唱団がダイナミックに歌っているが、ミッチ・ミラーというと「史上最大の作戦」や「大脱走」「ナバロンの要塞」等の主題歌の演奏が懐かしい。「Are You El Tigre?」はストリングス主体のオーソドックスでロマンティックな曲。「The Escape / Lt.Graham - Artillery」はブラッシーでパーカッシヴ。「Defeated by the Indians / We Ask Three, Lord / On to Mexico」はアパッチとの戦いを描いたアクション音楽で、銃声等のSEが入っている。「To Be With You」は、やはりミッチ・ミラー合唱団によるヴォーカル曲(作詞はアル・スティルマン)だが、一転して明るくリラックスした曲。「The First Kiss / French Lancers」はジェントルなタッチにギターによるメキシコ風のフレーバーを加えた曲から、軽快なマーチに展開。「Gentlemen of the South / Indian Battle / Border Incident / Finale」は“Minstrel Boy”のフレーズ(モーリス・ジャールが「王になろうとした男」でもフィーチャーした曲)によるイントロから、主題歌のマーチ、ダイナミックなアクション音楽、主題歌のリプライズによるフィナーレと展開していく(この曲もSE入り)。オーソドックスな映画音楽だが、やはり豪快な主題歌が強い印象を残す。このスコアは公開当時に米Columbia MasterworksレーベルよりサントラLPが出ており、ここで紹介しているアルバムは米DRGレーベルが2003年に同サントラをCD化したもので、ミッチ・ミラー合唱団によるヴォーカル曲「Girl Sittin' Up in a Tree」がボーナスとして追加されている。

ダニエル・アンフィシアトロフが手がけた主な映画音楽には「ダコタから来た男」(1940)「希望の降る街」(1942)「北西警備隊」(1942)「(未公開)夜霧に散る」(1943)「迷へる天使」(1943)「家路」(1943)「恋の十日間」(1944)「(未公開)奥様の冒険」(1945)「落日の決闘」(1945)「初恋時代」(1945)「南部の唄」(1946)「(未公開)潜行決死隊」(1946)「狂恋の果て」(1946)「始めか終りか」(1947)「(未公開)スマッシュ・アップ」(1947)「忘れじの面影」(1948)「不時着結婚」(1948)「他人の家」(1949)「(未公開)悪党は泣かない」(1950)「(未公開)死への招待」(1950)「流血の谷」(1950)「銅の谷」(1950)「さすらいの涯」(1950)「(未公開)目撃者」(1951)「南海の劫火」(1951)「砂漠の鬼将軍」(1951)「情炎の女サロメ」(1953)「地獄の狼」(1953)「黒い絨氈」(1954)「山」(1955)「アメリカの戦慄」(1955)「最後の銃撃」(1956)「再会」(1957)「金髪の悪魔」(1957)「向う見ずの男」(1958)「私はそんな女」(1959)「グランド・キャニオンの対決」(1959)「西部に賭ける女」(1960)「ダンディー少佐」(1964)等がある。彼は1945年の「(未公開)奥様の冒険」でアカデミー賞の劇・喜劇映画音楽賞、1947年の「南部の唄」で同賞のミュージカル映画音楽賞にノミネートされている。
(2003年11月)

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