永遠の夢/ネス湖伝説 LOCH NESS

作曲・指揮:トレヴァー・ジョーンズ
Composed and Conducted by TREVOR JONES

(米Perseverance / PRD 007)

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1996年製作のイギリス映画。監督は「(TV)床下の小さな住人たち」(1992)「(TV)鏡の国のアリス」(1998)「(TV)レプリコーン/妖精伝説」(1999)等のジョン・ヘンダーソン。出演はテッド・ダンソン、ジョエリー・リチャードソン、イアン・ホルム、ハリス・ユーリン、ジェームズ・フレイン、キース・アレン、ニック・ブリンブル、カースティ・グレアム、ハリー・ジョーンズ、フィリップ・オブライエン、ジョセフ・グレイグ、ジョン・デアー、ジョン・ヴェレア、デボラ・ウェストン、ウォルフ・カーラー他。脚本はジョン・フスコ。撮影はクライヴ・ティックナー。雪男などの超自然的な伝説の調査を専門とするアメリカ人の科学者ジョナサン・デンプシー(ダンソン)は、上司のマーサー博士(ユーリン)の指示でスコットランドへ飛び、ネス湖に伝説上の怪物が存在しないことを科学的に証明することになる。彼はシングル・マザーのローラ(リチャードソン)が経営する湖のそばの小さな宿に泊まり、調査を開始するが……。ジム・ヘンソンのクリーチャー・ショップが怪物のVFXを担当している。

音楽はトレヴァー・ジョーンズが担当しており、「クリフハンガー」等に通ずる雄大なオーケストラル・スコアを展開しているが、ストーリーの焦点がデンプシーとローラの恋愛ドラマに当てられているため、全体にジェントルでリリカルなタッチとなっている。「Main Title」は、幻想的なイントロからスコットランドの美しい自然を想起させる大らかな主題がフル・オーケストラにより展開。以降、この親しみやすい主題が、「Dempsey Arrives in Scotland」「Dempsey Windsurfs」「The Keeper of the Loch」「Isobel's Nessie Impressions」「She's Lonely, Too」「Nice Eyes」等、全編を通して何度も繰り返される。「Introducing the Locals」「The Expedition Prepares」「Isobel Throws a Stick」「The Fight」等はケルト民謡風の躍動的な曲。「Local Antagonism」「We're Going Out Again」等は激しいアクション音楽。「Dempsey Dispels the Myth」は、ジョーンズが過去に手がけた「(未公開)The Last Place on Earth」のスコアに似たダイナミックでストイックな曲。「In Search of the Kelpie」はミステリアスなタッチ。「Nessie」はファンタジー調のイントロから、メインの主題がドラマティックに展開。「London」はメインの主題の栄光に満ちたクラシカルなアレンジメント。「Where's Waldo?」はメインの主題のリプライズ。「Return to the Highlands」はエンドクレジットに流れるヴォーカル曲で、映画ではロッド・ステュワートだったが、ここでは別の歌手が歌っている。

これはトレヴァー・ジョーンズの過去の作品中でもアルバム化の希望が多かったスコアで、2005年9月に米Perseveranceレーベルがリリースしたこの1,000枚限定プレスのサントラCDは発売から4日間で売り切れたため、追加で更に1,000枚がプレスされている。
(2005年10月)

Trevor Jones

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