ミュンヘン MUNICH

作曲・指揮:ジョン・ウィリアムス
Composed and Conducted by JOHN WILLIAMS

(米Decca / B0006093-02)

 

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2005年製作のアメリカ映画(日本公開は2006年2月4日)。監督は「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002)「マイノリティ・リポート」(2002)「ターミナル」(2004)「宇宙戦争」(2005)等のスティーヴン・スピルバーグ。出演はエリック・バナ、ダニエル・クレイグ、シアラン・ハインズ、マチュー・カソヴィッツ、ハンス・ジシュラー、アエレット・ズラー、ジェフリー・ラッシュ、ギラ・アルマゴール、ミシェル・ロンスダール、マチュー・アマルリック、モリッツ・ブレイブトルー、ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ、メレット・ベッカー、マリー=ジョゼ・クローズ、イヴァン・アタル他。ジョージ・ジョナスの原作『標的(ターゲット)は11人 モサド暗殺チームの記録』を基にトニー・クシュナーが脚本を執筆。撮影はヤヌス・カミンスキー。1972年に開催されたミュンヘン・オリンピックにおいて、パレスチナのテロリスト・グループ“黒い九月”によって人質に捕られたイスラエル選手11人が殺害された。イスラエル政府はその報復のために、アヴナー(バナ)をリーダーとする秘密警察モサドのエージェントたちに 主謀者の暗殺を指示する……。1986年にジョージ・ジョナスによる同じ原作を基にしたTV映画「ギデオン−テロリスト暗殺指令(SWORD OF GIDEON)」(監督:マイケル・アンダーソン、出演:スティーヴン・バウアー、マイケル・ヨーク、ロッド・スタイガー、リノ・ヴァンチュラ、音楽:ジョルジュ・ドルリュー)が製作されている。

音楽はスピルバーグ監督作品の常連ジョン・ウィリアムスで、ここでは物語の悲劇性とスパイ映画的サスペンスに主眼を置いた抑制されたアンダースコアを提供している。「Munich, 1972」は、リスベス・スコットの女声ヴォーカルをフィーチャーしたトラジックなタッチのメインの主題から、心臓の鼓動のような音が印象的なサスペンス音楽に展開。「The Attack at Olympic Village」は、中東のフレーバーを帯びたサスペンス音楽。「Hatikvah(The Hope)」はストイックなトーンのドラマティックな曲。「Remembering Munich」は、女声ヴォーカルによるメインの主題のバリエーション。「Letter Bombs」「Bearing the Burden」「The Tarmac at Munich」「Stalking Carl」等も抑制されたサスペンス音楽。「A Prayer for Peace」は、トラジックでドラマティックなアヴナーの主題で、この主題は「Avner's Theme」でギター・ソロにより演奏される他、「Bonding」「Discovering Hans」でも登場する。「Avner and Daphna」「Thoughts of Home」は、メインの主題のバリエーション。「Encounter in London and Bomb Malfunctions」「The Raid in Tarifa」「Hiding the Family」は、心臓の鼓動が繰り返されるサスペンス音楽。ラストの「End Credits」はアヴナーの主題のリプライズにより締めくくる。
(2006年1月)

John Williams

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