勝利への脱出 ESCAPE TO VICTORY(a.k.a. VICTORY)

作曲・指揮:ビル・コンティ
Composed and Conducted by BILL CONTI

演奏:ハリウッド交響楽団
Performed by the Hollywood Symphony Orchestra

(ベルギーPrometheus / PCR520)

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1981年製作のアメリカ映画。監督は「マルタの鷹」(1941)「キー・ラーゴ」(1948)「黄金」(1948)「アフリカの女王」(1951)「荒馬と女」(1961)「王になろうとした男」(1975)等のジョン・ヒューストン。出演はシルヴェスター・スタローン、マイケル・ケイン、ペレ、マックス・フォン・シドー、カロル・ロール、ダニエル・マッセイ、ティム・ピゴット=スミス、ジュリアン・カリー、クライヴ・メリソン、モーリス・ローヴェ、ボビー・ムーア、アミドゥ、アーサー・ブラウス、ジャン=フランソワ・ステヴナン、アントン・ディフリング他。ジェフ・マグワイア、ジョルジェ・ミリチェヴィクとヤボ・ヤブロンスキーの原案を基にエヴァン・ジョーンズとヤボ・ヤブロンスキーが脚本を執筆。撮影はジェリー・フィッシャー。第二次大戦中、ドイツのプロパガンダを目的に、ドイツ軍精鋭によるナショナルチームと英ナショナルチームの選手ジョン・コルビー大佐(ケイン)率いる連合軍捕虜チームとのサッカー試合が開催される。捕虜チームはレジスタンスの協力を得て、ハーフタイム中に脱走することを計画するが……。

これはサントラ未発売のビル・コンティの作品中でもアルバム化の希望が多かったスコア。「Victory - Main Title」は、豪快でパワフルなマーチ。エルマー・バーンステインの「大脱走」マーチにも通ずる明快さが素晴らしい。「The Team Uniforms」は、ややコミカルなタッチのマーチ第二主題。「Match's Getaway」「Team Outing」はサスペンス音楽。「The Paris Express」はメインのマーチの主題のバリエーション。「Krauts on a Roll」は、サスペンス調で後半ドラマティックに盛り上がる。「Don't Leave」はストイックなタッチ。「Let's Go Guys」「Match's Revenge」は、勇壮なファンファーレからマーチへと展開する力強い音楽で、全体の白眉。「Victory - End Credits」は、メインのマーチのリプライズによるエンドクレジット。スコア全体がパワフルなマーチを中心に構成されており、まさにコンティの本領発揮。これはベルギーのPrometheusレーベルが2005年にリリースした初CD化で、3000枚限定プレス。
(2006年1月)

Bill Conti

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