(未公開/TV)プラネットアース PLANET EARTH
作曲・指揮:ジョージ・フェントン 演奏:BBCコンサート管弦楽団 (英EMI / 0946 381891 2 1) |
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2006年にイギリスのBBCが放映したドキュメンタリーTVシリーズ。監督は「ディープ・ブルー」(2003)のアラステア・フォザーギル。脚本とナレーションはデヴィッド・アッテンボロー。撮影はマイク・マッデン。製作はアラステア・フォザーギルとヴァネッサ・バーロウィッツ。神秘と美しさにあふれる生命の星・地球の姿を、5年の歳月をかけてハイビジョン映像で撮影した自然ドキュメンタリー。日本ではNHKが2006年5月に第1集「生きている地球」、第2集「淡水に命あふれる」、第3集「洞窟 未踏の地下世界」、第4集「乾きの大地を生きぬく」を、2006年10月に第5集「高山 天空の闘い」、第6集「草原 命せめぎあう大地」、第7集「海 ひしめく生命」を放映しており、DVD-BOXが2巻発売されている。
音楽は、アラステア・フォザーギル製作の「(未公開/TV)ブルー・プラネット」(2001)「ディープ・ブルー」(2003)のスコアも手がけているジョージ・フェントン。CD2枚組になっており、ディスク1の冒頭の「Prelude」は、短いイントロから荘厳で雄大な主題へと展開する前奏曲。「The
Journey of the Sun」「Discovering Deer Cave」は、穏やかでジェントルな曲。「Hunting Dogs」は、躍動的でサスペンスフル。「Elephants
in the Okavanga」は、優雅なワルツ。「Diving into Darkness」は、幻想的なヴォーカルが印象的。「Bat
Hunt」は、ミステリアスなタッチ。「Angel Falls」「Iguacu」「The Snow Geese」は、美しく雄大な曲。「River
Predation」「The Geladas」「The Karakoram」「The Earth's Highest Challenge」「Desert
Winds / The Locusts」は、サスペンスフルなタッチ。「The Snow Leopard」は、メランコリックな曲。「Fly
Catchers」は、ややコミカルなタッチ。「Namibia - The Lions and the Oryx」は、ドラマティックな曲。ディスク2の冒頭「Plains
High and Low」は、神秘的なヴォーカルから雄大なタッチへと展開。同様のヴォーカルは「Tibet Reprise /
Close」「Discovering Antarctica」「Lost in the Storm」等でも登場する。「The Wolf and
the Caribou」「Mother and Calf - The Great Journey」「The Humpbacks Bubblenet」「The
Disappearing Sea Ice」「Life Near the Surface」等は、ドラマティックなタッチ。「Surfing
Dolphins」は、軽快で明るく躍動的。「Dangerous Landing」「A School of Five Hundred」は、ダイナミックでサスペンスフル。「The
Canopy / Flying Lemur」「The Cordecyps」「Hunting Chimps」等は、ミステリアスなタッチ。「The
Redwoods」は、ジェントルな曲。「Fledglings」は、コミカルで壮大。「Seasonal Change」は、ピアノをフィーチャーした美しくリリカルな曲。最後の「The
Choice Is Ours」は、神秘的なヴォーカルが再び登場し、繊細なタッチで締めくくる。地球の大自然をカラフルに情感豊かに表現したシンフォニック・スコア。
(2006年12月)
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George Fenton
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