AZUR ET ASMAR

アズールとアスマール　AZUR ET ASMAR

作曲・指揮：ガブリエル・ヤレ
Composed and Conducted by GABRIEL YARED

演奏：リヨン・オペラ管弦楽団
Performed by Orchestre de L'opera de Lyon

（仏Naive / U 318125）

2006年製作のフランスのアニメーション映画。監督・脚本は「キリクと魔女」(1998)「プリンス&プリンセス」(1999)「（未公開）キリクと魔女2 4つのちっちゃな大冒険」(2005)等のミシェル・オスロ。声の出演はシリル・ムーラリ、カリム・ムリバ、イアム・アッバス、パトリック・ティムシット、ファトマ・ベン・ケル、ラヤン・マージューブ、アブデルセレム・ベン・アマール他。中世フランスの王子で金髪・青い目の少年アズールと、王子の乳母の息子で黒髪・黒い目の少年アスマールは、双子の兄弟のように育てられる。大人になった王子は、子供の頃乳母が語ってくれたように、地中海の向こうの北アフリカに行き、ドラゴンやライオンとの闘いに勝って大宮殿に住むジンの妖精をお嫁さんにもらおうと決心する……。

音楽はレバノン出身の作曲家ガブリエル・ヤレ。マグレブ（北アフリカ）を舞台にしたファンタジー・アドベンチャーにふさわしく、アラビックでリッチなオーケストラル・スコアを展開。「L'arbre aux lucioles」は、ミステリアスでジェントルなタッチの曲。「Le lion ecarlate」は、躍動的でヒロイックな曲。「Le jardin de Jenane」は、アラビックな舞踏音楽。「Le beau pays」「Le depart」「Les temps futurs」等も、ミステリアスなタッチ。「Chanson berbere」「Un choeur d'enfants」は、エキゾチックな女声・コーラスをフィーチャーした曲。「Le palais」「Les brigands」は、ダイナミックで躍動的なアクション音楽。「Le vilain pays」「Les chasseurs d'esclaves」「Les portes」等はサスペンス調。「Les choeurs des Djinns」は、オーケストラとコーラスによるダイナミックな曲。「La grande pavane」は、優雅なパヴァーヌで締めくくる。エキゾチックな主題歌「La chanson d'Azur et Asmar」を、アルジェリア出身の女性シンガー・ソングライター、スアド・マシ（Souad Massi）が歌っている。
（2007年1月）

Gabriel Yared

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