(未公開)THE BLACK BIRD

作曲・指揮:ジェリー・フィールディング
Composed and Conducted by JERRY FIELDING

(米Intrada / Intrada Special Collection Volume 136)

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1975年製作のアメリカ映画。監督は「パララックス・ビュー」(1974)「おかしな泥棒ディック&ジェーン」(1977)「(未公開)サザン・コンフォート/ブラボー小隊 恐怖の脱出」(1981)等の脚本や「エイリアン」(1979)「エイリアン2」(1986)「エイリアン3」(1992)「エイリアン4」(1997)「エイリアンVS.プレデター」(2004)「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」(2007)等の製作を手がけているデヴィッド・ガイラー。出演はジョージ・シーガル、ステファーヌ・オードラン、ライオネル・スタンダー、リー・パトリック、イライジャ・クック・Jr.、フェリックス・シラ、シーヌ・ハッソ、ジョン・アボット、コニー・クレスキ、タイタス・ナポレオン、ハリー・ケノイ、ハワード・ジェフリー、ケン・スウォフォード、ジョン・オルダーマン、ユーメニオ・ブランコ他。ゴードン・コトラーとドン・マンキーウィッツの原案を基にデヴィッド・ガイラーが脚本を執筆。撮影はフィリップ・H・ラスロップ。製作総指揮はレイ・スタークとジョージ・シーガル。ダッシェル・ハメット原作の有名なハードボイルド小説「マルタの鷹(THE MALTESE FALCON)」とその映画版(1931年に監督:ロイ・デル・ルース/出演:ビービー・ダニエルズ、リカルド・コルテス他、1941年に監督:ジョン・ヒューストン/出演:ハンフリー・ボガート、メアリー・アスター、ピーター・ローレ他で映画化されている)のスプーフ。サム・スペード(原作に登場する私立探偵)の息子、サム・スペード・Jr.(シーガル)が、贋の“マルタの鷹”の彫像をめぐる騒動に巻き込まれる、というコメディ。1941年版の映画でスペードの秘書エフィーを演じたリー・パトリックが、同じ役をここでも演じている。

音楽はジェリー・フィールディングが作曲しており、コメディであることを意識せず、ストレートなサスペンス音楽やビッグバンドジャズを組み合わせたスコアを展開。「Main Title」は、ミリタリスティックなスネアドラムのイントロからヒロイックな主題、サスペンス調へと展開。「Down the Shaft」は、ライトなジャズ。「Flakey Lady Tango」は、明るいタンゴ。「Dead Body」は、サスペンス音楽。「Exterior Rhythm Room」は、ジェントルな曲。「Reminiscent Rhythm Room Medley #1」「Reminiscent Rhythm Room Medley #2」「Chase Through Kitchen」は、フィールディング初期のアルバムを想起させるビッグバンドジャズ。「Anna's Life Story」「Be Careful」は、サスペンス調からメランコリックなタッチへ。「First Seduction Scene」「Second Seduction Scene」は、ヴァイオリン・ソロをフィーチャーしたジェントルな主題から後半ドラマティックに盛り上がる。「Palace of Fine Arts」は、パーカッシヴなサスペンス音楽。「Litvak's Muzak」は、荘厳なマーチ風の主題から後半明るく陽気なタッチへ。「The Rescue」は、ストイックなサスペンス音楽。「Palace of Fine Art Revisited」は、クールなジャズ。「Litvak Dances and Dies」は、明るく快活な主題からダイナミックなアクション音楽へ展開。「Big Fight」は、ミリタリスティックなタッチ。「Funky Street」は、ライトなファンク・ジャズ。「The Revelation」は、荘厳な曲。「End Credits」は、ダークなタッチからメインの主題、明確なエンディングへと展開するエンドクレジット。オーケストラとシンセサイザーによるカラフルなスコア。1500枚限定プレス。
(2010年8月)

Jerry Fielding

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