地獄の7人 UNCOMMON VALOR
作曲・指揮:ジェームズ・ホーナー
Composed and Conducted by JAMES HORNER
(米Intrada / Intrada Special Collection Volume 142)
1983年製作のアメリカ映画。監督は「おかしな泥棒ディック&ジェーン」(1977)「料理長殿、ご用心」(1978)「ノース・ダラス40」(1979)「ランボー」(1982)「ウィンターピープル」(1987)「スイッチング・チャンネル」(1988)「(TV)ラスト コップ 血塗られた狼」(1995)等のテッド・コッチェフ。出演はジーン・ハックマン、ロバート・スタック、フレッド・ウォード、レブ・ブラウン、ランドール・“テックス”・コッブ、パトリック・スウェイジ、ハロルド・シルヴェスター、ティム・トマーソン、アリス・ラウ、クァン・ヒー・リム、ケリー・ジャンカーマン、トッド・アレン、ゲイル・ストリックランド、ジェーン・カツマレク、ジェレミー・ケンプ、マイケル・ダディコフ他。ウィングス・ハウザーの原案を基にジョー・ゲイトンが脚本を執筆。撮影はスティーヴン・H・ブラム、製作はジョン・ミリアスとバズ・フェイトシャンズ。退役軍人のジェイソン・ローズ大佐(ハックマン)は、ベトナム戦争でMIA(戦闘中行方不明)になった息子のフランクがラオスの捕虜収容所に囚われてまだ生きていると考え、友人の石油王マグレガー(スタック)に救出作戦の資金援助を求める。マグレガーの息子もやはり戦時中に行方不明になっていた。ローズは息子の海兵隊時代の戦友5名、爆破の名人ブラスター(ブラウン)、反戦彫刻家ウィルクス(ウォード)、元へリ操縦士ジョンソン(シルヴェスター)、元ヘリ副操縦士チャーツ(トマーソン)、刑務所から出て来た大男セイラー(コッブ)を説得して仲間に引き入れ、更に実戦経験はないが最新兵器に強いスコット(スウェイジ)を戦力の1人に加える。訓練を終えた彼らは、ヘリでバンコクへと向かうが……。
音楽はジェームズ・ホーナー。これは彼が初期に手がけた戦争アクション・スコアの1つで、サントラ化の要望が多かったスコア(過去に海賊盤が出ていた)。「Main
Title」は、ヴェトナミーズ・ハープによるオリエンタルなタッチのイントロから、オーケストラに尺八とシンバロンをフィーチャーしたミリタリスティックでサスペンスフルなメインタイトルへ展開。後半はサスペンスアクション音楽。「Airport」「Tag」は、明るく軽快なマーチ。「A
Lot of Us Have Been Killed」「Steal the Sucker」は、ジェリー・ゴールドスミスのタッチを真似たサスペンスアクション音楽。「Yellow
Rain」「Wilkes in Tunnel」等は、尺八をフィーチャーしたサスペンス音楽。「Attack Airbase」の後半や「Choppers
Over Hill」は、ビジーなアクション音楽。「Escape Airbase」「Final Escape」は、ストイックでヒロイックなサスペンスアクション音楽。「End
Credits」は、明るく軽快なマーチによるエンドクレジット(映画では未使用)。最後にボーナストラックとして、エンドクレジットに使用されたレイ・ケネディのヴォーカルによる「Brothers
in the Night」、メインタイトルの別バージョン「Main Title Extension」、「ワイルド・ギース」風のミリタリーマーチ「Parade
Ground」を収録。3000枚限定プレス。
(2010年11月)
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