ヤングガン2 YOUNG GUNS II
作曲・指揮:アラン・シルヴェストリ
Composed and Conducted by ALAN SILVESTRI
(米Intrada / Intrada Special Collection Vol. 181)
1988年製作のアメリカ映画。(日本初公開は1990年11月)。監督は「(未公開)UTU/復讐」(1983)「フリージャック」(1992)「ラスト・アウトロー」(1993)「沈黙シリーズ第3弾/暴走特急」(1995)「(TV)デッドロック」(2000)等のジョフ・マーフィ。出演はエミリオ・エステヴェス、キーファー・サザーランド、ルー・ダイアモンド・フィリップス、クリスチャン・スレイター、ウィリアム・ピーターセン、アラン・ラック、R・D・コール、ジェームズ・コバーン、バルタザー・ゲッティ、ジャック・ケホー、ロバート・ネッパー、トム・カーランダー、ヴィゴ・モーテンセン、ジンジャー・リン・アレン、ジョン・ボン・ジョヴィ他。脚本はジョン・フスコ、撮影はディーン・セムラー。クリストファー・ケインが製作・監督を務め、エステヴェス、サザーランド、フィリップス、チャーリー・シーン、ジャック・パランス、テレンス・スタンプ、パトリック・ウェイン、ブライアン・キース、トム・クルーズ等が出演した「ヤングガン」(1988)の続編。賞金首となった“ビリー・ザ・キッド”ことウィリアム・H・ボニー(エステヴェス)とその仲間のジョサイア・スカーロック(サザーランド)、ホセ・チャヴェス(フィリップス)たちを捕らえるため、牧場主のジョン・シンプソン・チザム(コバーン)は保安官パット・ギャレット(ピーターセン)を雇う。一人、また一人と若い命を散らせていく仲間たち。やがて、ビリーとパットが対峙する時を迎える……。ジェームズ・コバーンはサム・ペキンパー監督の「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」(1973)でパット・ギャレットを演じている。主題歌『Blaze of Glory』を作詞・作曲したジョン・ボン・ジョヴィが1990年度アカデミー賞の主題歌賞にノミネートされ同年ゴールデン・グローブの歌曲賞を受賞している。
音楽はアラン・シルヴェストリ(1作目の音楽はアンソニー・マリネリとブライアン・バンクスが担当)。「Scars」は、ストイックなギター・ソロにコーラスを加えたヒロイックなメインの主題。「Small
Hands」は、ダイナミックでドラマティックなアクション音楽。「Lynch Mob」は、「プレデター」風のサスペンスアクション音楽で、後半メインの主題に。「Finish
the Game」は、パーカッションとコーラスによるイントロからメインの主題へ。「Yoo Hoo」「Devil's Deal」「Tom Sees
the Light」「Coy Dog」「Garrett's Place」「You Gonna Shoot?」等は、サスペンス音楽。「More
Than Hello」は、パーカッシヴなサスペンスアクション音楽から後半はメインの主題のジェントルなアレンジメントへ。「Ride to Guano
City」は、ストイックなタッチの曲。「Battle」は、ダイナミックでヒロイックなアクション音楽。「Little Tom
Dies」は、サスペンス調からヒロイックなタッチへ。「Chavez's Wound」は、ジェントルなタッチ。「Stolen
Horse (Finale)」は、コーラスをフィーチャーしたメインの主題のジェントルなアレンジメントによるフィナーレ。ストイックなスパニッシュ・ギターをフィーチャーしたオーケストラとロックの組み合わせによるヒロイックなアクション・スコア。このスコアの初CD化で、限定プレス。
(2011年11月)
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