戦火の馬 WAR HORSE
作曲・指揮: ジョン・ウィリアムス
Composed and Conducted by JOHN
WILLIAMS
(米Sony / 8697975282)
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2011年製作のアメリカ映画(日本公開は2012年3月2日)。監督はスティーヴン・スピルバーグ。出演はジェレミー・アーヴィン、ピーター・ムラン、エミリー・ワトソン、ニールス・アレストラップ、デヴィッド・シューリス、トム・ヒドルストン、ベネディクト・カンバーバッチ、セリーヌ・バッケンズ、トビー・ケッベル、パトリック・ケネディ、レオンハード・キャロウ、デヴィッド・クロス、マット・ミルン、ロバート・エッムズ、エディ・マーサン他。マイケル・モーパーゴの原作を基にリー・ホールと
リチャード・カーティスが脚本を執筆。撮影はヤヌス・カミンスキー。第一次大戦を舞台に、軍に徴用され最前線に送られた一頭の馬とその飼い主の青年との友情と奇跡の物語を描くドラマ。青年アルバート・ナラコット(アーヴァイン)の愛馬ジョーイは、軍馬として騎馬隊に売られフランスの戦地に送られてしまう。敵味方の区別を知らない馬の目を通して描かれる戦争の愚かさと悲惨さ。アルバートは徴兵年齢に満たない若さにも関わらず、ジョーイと再会するために激戦下のフランスへと旅立つ……。2011年度ゴールデン・グローブの作品賞(ドラマ)、音楽賞、同年度の放送映画批評家協会賞の作品賞、監督賞、撮影賞、編集賞、美術賞、音響賞、音楽賞にノミネートされている。
音楽はもちろんジョン・ウィリアムス。「Dartmoor,
1912」は、ジェントルかつ雄大な主題。「The
Auction」は、躍動的な曲。「Bringing Joey Home, and
Bonding」は、ストイックなタッチから大らかなメインの主題、ややコミカルな主題へと展開。「Learning the
Call」は、ジェントルな曲。「Seeding, and Horse vs.
Car」は、躍動的なタッチからダイナミックに盛り上がる。「Plowing」「Ruined Crop, and Going to
War」「The Reunion」「Remembering Emilie, and
Finale」等も、大らかなメインの主題を織り込んだ曲。「The Charge and
Capture」は、サスペンス調の曲。「The Desertion」「Pulling the
Cannon」は、ダイナミックな曲。「Joey's New
Friends」は、ジェントルで快活な曲。「The Death of
Topthorn」は、メランコリックかつドラマティックな曲。「No Man's
Land」は、ダイナミックなアクション音楽。「The
Homecoming」は、ストイックな主題から躍動的タッチ、ジェントルな主題へと展開。叙情的でクラシカルなタッチのオーケストラル・スコア。雄大なメインの主題がウィリアムスらしい。
(2012年1月)
John Williams
Soundtrack
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