The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 THE
LADY 作曲・指揮:エリック・セラ 演奏:パリ交響楽団 (仏Sony Music / 88691905382) |
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2011年製作のフランス=イギリス合作映画(日本公開は2012年7月21日)。製作・監督は「最後の戦い」(1983)「サブウェイ」(1984)「グラン・ブルー」(1988)「ニキータ」(1990)「アトランティス」(1991)「レオン」(1994)「フィフス・エレメント」(1997)「ジャンヌ・ダルク」(1999)「アンジェラ」(2005)「アーサーとミニモイの不思議な国」(2006)「アーサーと魔王マルタザールの逆襲」(2009)「アデル/ファラオと復活の秘薬」(2010)等のリュック・ベッソン。出演はミシェル・ヨー、デヴィッド・シューリス、ジョナサン・ラゲット、スーザン・ウールドリッジ、ベネディクト・ウォン、フリント・バンコック、ガイ・バーウェル、サハジャク・ブーンサナキット、アンソニー・ヒックリング、ウィリアム・ホープ、ティーラワット・ムルヴィライ、アッガ・ポーチット、ヴィクトリア・サンヴァリ、ナイ・ミョ・サント他。脚本はレベッカ・フレイン。撮影はティエリー・アルボガスト。ミャンマーにおける非暴力民主化運動の指導者アウンサンスーチー(1945〜)と、その夫でチベット研究者のマイケル・アリス(1946〜1999)のドラマを描いた伝記映画。ミシェル・ヨーがアウンサンスーチー、デヴィッド・シューリスがマイケル・アリスを演じる。
音楽は、「アデル/ファラオと復活の秘薬」に引き続きベッソン監督の盟友エリック・セラが担当。「Once Upon a Time in
Burma」は、ジェントルで適度にオリエンタルなタッチの主題。「The Young Lady」「A Flower
Through the Gun Line」は、ややミステリアスなタッチの曲。「Sad Morning in
Oxford」は、ギターとストリングスによるストイックな主題。「Love the
Wonderland」は、大らかで美しいラヴ・テーマで、「Landslide Victory」「Nobel Peace
Prize」「The Steel Orchid」等でも繰り返される。この主題が真摯なタッチで良い。「The Red
Scarf」「Pamphlets for Democracy」「2011」は、サスペンス調。「Rangoon Family
Home」「Daw Suu and the Burmese Tribes」「Be Gentle with Yourself」「The Last
Hug」「Banners of Freedom」「So Happy You Are
Here」等は、ジェントルなタッチの曲。「The Shewdagon Pagoda
Speech」は、パーカッシヴなサスペンス音楽から後半は大らかな主題が壮大に盛り上がる。「Glories of the
Raj」「Under House Arrest」は、ダイナミックなサスペンスアクション音楽。「The Funeral of
Daw Khin Kyi」「Long Way to Democracy」は、ダークでドラマティック。「Hunger
Strike」は、ストイックな曲。「Burmese Rain」「Unwavering
Love」も、ドラマティックな曲。「Lady in
Waiting」は、躍動的なタッチ。「Letter from
Mikie」は、メランコリックなタッチ。「Be of Good Cheer」「Mum Sends Her Love」「What
Kind of Freedom Is That」は、ダークでトラジック。「When the Angels
Call」は、幻想的な曲。「Seytcha
Seytcha」は、パーカッシヴで躍動的。最後にSadeのヴォーカルによる主題歌「Soldier of
Love」を収録。エリック・セラらしい美しいオーケストラル・スコア。
(2012年3月)
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