(未公開)チャイナ・ムーン  CHINA MOON

作曲・指揮:ジョージ・フェントン
Composed and Conducted by GEORGE FENTON

(スペインQuartet Records / QRSCE041)

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1994年製作のアメリカ映画(日本では劇場未公開でビデオ発売/TV放映済。TV放映時の邦題は「魔性の女/白い肌に秘められた殺意」)。監督は「普通の人々」(1980)「シルバラード」(1985)「ザ・シークレット・サービス」(1993)「恋はデジャ・ブ」(1993)「恋愛小説家」(1997)「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」(1999)「10日間で男を上手にフル方法」(2003)「旅するジーンズと16歳の夏」(2005)等の撮影監督を担当しているジョン・ベイリー。出演はエド・ハリス、マデリーン・ストウ、チャールズ・ダンス、パトリシア・ヒーリー、ベニチオ・デル・トロ、ティム・パウエル、プルート・テイラー・ヴィンス、ラリー・シュラー、ロブ・エドワード・モリス、ポール・ダービー、テレサ・ビーン、アレン・プリンス、サム・マイヤーズ、アンソン・ファンダーバーグ、マット・マッケイブ他。脚本はロイ・カールソン、撮影はウィリー・クーラント。夫の暴力を訴え出たレイチェル・マンロー(ストウ)の捜査に赴いたカイル・ボーディン刑事(ハリス)は、彼女の魔性の虜となり夫殺しの片棒を担がされるが、巧妙に彼の単独犯行ということにされてしまう。取り調べる同僚も彼の不名誉に一様に冷たく、孤立無縁となったボーディンは保釈中に監視の目をかいくぐり、レイチェルの身辺を洗い直すが……。

音楽は「ガンジー」(1982)「狼の血族」(1984)「遠い夜明け」(1987)「プランケット城への招待状」(1988)「永遠の愛に生きて」(1993)「アンナと王様」(1999)「ディープ・ブルー」(2003)「アース」(2007)等のイギリスの作曲家ジョージ・フェントン「China Moon Front Titles」は、ハードボイルドかつミステリアスでややセンシュアルなタッチのメインタイトル。「Bodine's Dirty World / Kyle & Rachel」は、ミステリアスでサスペンスフルな曲。「Drive to Lake」は、センシュアルな曲。「L'Amour Du Lac」は、ジェントルでリリカル。「Rachel at the Mirror」は、センシュアルなジャズ。「201 Cypress」「The Murder / The Body」「Moving the Body」「Body Into Lake」「Destroying the Evidence」「A Perfect .38」「The Shoot Out」等は、サスペンス音楽。「Smart Mouth Little Man」は、ミステリアスかつサスペンスフルな曲。「Rachel in Miami」「Somebody's Lyin' / Finding the Body」は、ややメランコリックなタッチ。「Rachel Drives Back」「Let's Go Tonight」「Rupert Comes Home」「Body in Pool / Rachel Returns Home」「Kyle's Interrogation」「Kyle Confronts Rachel」等も、ミステリアスな曲。「End Credits」は、トランペット・ソロをフィーチャーしたジェントルでリリカルなタッチのエンドクレジット。ピノ・ドナジオの作風に似たセンシュアルなタッチのサスペンス・スコア。このスコアの初サントラ化で1000枚限定プレス。
(2012年8月)

George Fenton

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