(未公開/TV)UPSTAIRS DOWNSTAIRS
作曲・指揮:カール・デイヴィス 演奏:ロンドン室内管弦楽団 (英Carl Davis Collection / CDC018) |
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2010〜2012年製作のイギリスのTVシリーズ。監督はマーク・ジョブスト、ブレンダン・マハーとアンソニー・バーンが各エピソードを担当。出演はジーン・マーシュ、エド・ストッパード、キーリー・ホウズ、アレックス・キングストン、クレア・フォイ、マイケル・ランデス、アン・リード、エイドリアン・スカーボロー、アート・マリック、ローラ・ハドック、ニール・ジャクソン、ニコ・ミラレグロ、エミー・メトカルフ他。脚本はハイディ・トーマス。製作はアン・トリックルバンク。撮影はジョン・コンロイ、ピーター・グリーンハルとイアン・モス。ロンドンのイートン・プレイス165番地のベラミー家を舞台にした主人と使用人たちのドラマで、1971〜1975年に全5シリーズ68話が放送され1億人が視聴したという有名なTVシリーズ「(未公開/TV)UPSTAIRS,
DOWNSTAIRS」の新シリーズ。1936年のロンドン。外交官のサー・ハラム・ホランド(ストッパード)とその妻アグネス(ホウズ)は海外の赴任先からイギリスに帰国し、イートン・プレイス165番地の邸宅に住むことになる。彼らはかつてのこの邸宅の主ベラミー家の使用人だったローズ・バック(マーシュ)に、新しい使用人たちの人選を依頼する……。
音楽はカール・デイヴィスが作曲しており、彼は2012年に製作された第2シリーズ6話のスコアを担当(第1シリーズの音楽はダニエル・パンバートンが担当)。「Upstairs
Downstairs
Theme」は、明るく快活なメインテーマで、アレクサンダー・ファリス作曲のオリジナル・シリーズ(1971年)のテーマ曲のアレンジメント。「My
Perfect Sister」は、ライトでジェントルなダンス音楽。「165 Eaton
Place」は、繊細かつジェントルな曲。「Lady Persephone
(Percie)」は、メランコリックなタンゴによるレディ・パースフォーン(フォイ)の主題。「The Chauffeur and
the Parlour Maid (Beryl and Spargo)」「An American in London」「Johnny the
Footman」「Lotte」等は、明るくジェントルな曲。「A Prelude to a Fight」「Health and
Beauty March」は、快活なマーチ。「Fish and Chips」「Nylon Stockings」「We
Rumba'd 'til Dawn」「Belgravia Nights」「Blues for Benny」「Exit
Time」等は、ライトなダンス音楽。「The Butler and the Cook (Mr P. and Mrs
T.)」は、ややコミカルなマーチ調の曲。「Romancing the
Butler」は、明るくジェントルなワルツ。「Masters and Servants
Ball」は、軽快なスウィング。「Hung-over」「Butterlips」「A Foggy
Night」「Grubby」等は、ライトなジャズ。「Lady
Agnes」は、ジェントルで美しいピアノによるアグネスの主題。「O
Ladybird」は、ジェントルなピアノから女声ヴォーカルへ展開。「Sweatshop」「Lord
Hallam」は、メランコリックな曲。「Girls Friendly
Society」は、ジェントルで大らかな曲。「Agnes' Breakdown」「Going to War」「The
Golden Blaze (Blance and Portia)」は、ドラマティックでストイックな曲。ラストの「The
Kindertransport (I Vow to Thee My
Country)」は、ホルスト作曲の組曲「惑星」の『木星』のアレンジメントで、ストイックなマーチ調から少年少女合唱団のコーラスへと展開する感動的な曲。
(2012年9月)
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