危険なプロット DANS LA MAISON
作曲:フィリップ・ロンビ
Composed by PHILIPPE ROMBI
指揮:ニック・イングマン、フィリップ・ロンビ
Conducted by NICK INGMAN and
PHILIPPE ROMBI
(仏BOriginal / BO-004)
2012年製作のフランス映画(日本公開は2013年10月)。監督は「8人の女たち」(2002)「スイミング・プール」(2003)「ふたりの5つの分かれ路」(2004)「エンジェル」(2007)「Ricky
リッキー」(2009)「しあわせの雨傘」(2010)等のフランソワ・オゾン。出演はファブリス・ルシーニ、エルンスト・ウムアウアー、クリスティン・スコット・トーマス、エマニュエル・セニエ、ドゥニ・メノシェ、バスティアン・ウゲット、ジャン=フランソワ・バルメ、ヨランド・モロー、カトリーヌ・ダヴニエ、ヴァンサン・シュミット、ジャック・ボスク、ステファニー・カンピオン、ロニー・ポン、ディアナ・ステュワート、ジャナ・ビットネローヴァ他。スペインのフアン・マヨルガ作の戯曲『El
chico de la ultima
fila(最後列の青年)』を基にフランソワ・オゾンが脚本を執筆。撮影はジェローム・アルメラス。目立たない16歳の青年がフランス語教師の影響を受け、クラスメイトの家族についての小説を執筆するが……。2012年度セザール賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、有望若手男優賞、脚色賞、音楽賞にノミネートされている。
音楽はフランソワ・オゾン作品の常連作曲家フィリップ・ロンビ。「Dans la maison
(Theme)」は、繊細かつストイックでドラマティックなメインの主題。「Generique
debut」は、打ち込みとオーケストラによるドラマティックなメインタイトル。「Premiere
lecture」は、幻想的なタッチの曲。「Variation perpetuelle」「L'epreuve de
maths」「Le flambeau」「Intrusion」は、繊細かつサスペンスフルな曲。「La
redaction」は、ドラマティックな曲。「Les
jumelles」は、オリエンタルなタッチの快活な曲。「Seul dans la maison」「Nuit chez les
Rapha」「Le baiser」「Suicide et chantage」は、抑制されたサスペンス音楽。「Claude et
Esther」「Claude et Jeanne」は、ジェントルなジャズ。「A la recherche d'une
fin」「Rupture」は、メインの主題のメランコリックなアレンジメント。「Final et generique de
fin」は、繊細かつドラマティックなエンドタイトル。ボーナストラックとしてエンドタイトルの別ヴァージョン「Generique
de fin (CD
version)」を収録。上質でサスペンスフルなオーケストラル・スコア。
(2012年12月)
(2013年10月)
Philippe Rombi
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