ヒッチコック HITCHCOCK
作曲:ダニー・エルフマン 指揮:リック・ウエントワース (英Sony Classical / 88725477242) ★TOWER.JPで購入 |
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2012年製作のアメリカ映画(日本公開は2013年4月5日)。監督は「ターミナル」(2004)「フェイク・クライム」(2010)等の脚本や「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」(2009)等の監督を手がけているサーシャ・ガヴァシ。出演はアンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン、スカーレット・ヨハンソン、ダニー・ヒューストン、トニ・コレット、マイケル・スタールバーグ、マイケル・ウィンコット、ジェシカ・ビール、ジェームズ・ダーシー、リチャード・ポートナウ、カートウッド・スミス、ラルフ・マッチオ、カイ・レノックス、タラ・サマーズ、ウォレス・ランガム、ポール・シャックマン、スペンサー・ギャレット、リチャード・チャスラー、ジョッシュ・ヨー他。スティーヴン・レベロの原作『アルフレッド・ヒッチコック&ザ・メイキング・オブ・サイコ(Alfred
Hitchcock and the Making of
Psycho)』を基にジョン・J・マクラフリンが脚本を執筆。撮影はジェフ・クローネンウェス。製作にアイヴァン・ライトマンが参加している。サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督(1899〜1980)の傑作「サイコ」の誕生秘話を描いた伝記ドラマ。1959年、新作「北北西に進路を取れ」が評判となる中、次回作の企画を探すヒッチコック(ホプキンス)は、実在の殺人鬼エド・ゲイン(ウィンコット)をモデルにしたロバート・ブロックの小説『サイコ』に心奪われ、映画化を決意する。しかし、彼の妻で編集者・脚本家でもある妻アルマ(ミレン)はこの企画に懐疑的だった。その陰惨な内容にパラマウントは二の足を踏み、出資を拒否する。ヒッチコックは自宅を担保に自己資金での製作に乗り出すが……。アルマ・レヴィル(1899〜1982)はヒッチが監督した「三十九夜」(1935)「断崖」(1941)「疑惑の影」(1942)等の脚本を手がけている。「サイコ」に出演したジャネット・リー(ヨハンソン)、ヴェラ・マイルズ(ビール)、アンソニー・パーキンス(ダーシー)、マーティン・バルサム(チャスラー)、ジョン・ギャビン(ヨー)といった映画俳優や、ルー・ワッサーマン(スタールバーグ)、ジョセフ・ステファーノ(マッチオ)、ヒルトン・グリーン(レノックス)、ソール・バス(ランガム)、バーナード・ハーマン(シャックマン)、ジョージ・トマシーニ(ギャレット)といった実在の映画人が多数登場する。ヘレン・ミレンが2012年度ゴールデン・グローブの女優賞(ドラマ)と英国アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされている他、同年のアカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされている。
音楽は「スリーデイズ」(2010)「リアル・スティール」(2011)「ダーク・シャドウ」(2012)「メン・イン・ブラック3」(2012)「フランケンウィニー」(2012)「世界にひとつのプレイブック」(2012)「オズ
はじまりの戦い」(2013)等のダニー・エルフマンで、彼はガス・ヴァン・サントが監督したリメイク版の「サイコ(PSYCHO)」(1998/出演:ヴィンス・ヴォーン、アン・ヘッシュ、ジュリアン・ムーア、ヴィゴ・モーテンセン)の音楽も手がけている(バーナード・ハーマンのオリジナルスコアを編曲)。「Logos」は、ミステリアスなタッチのロゴ・ミュージック。「Theme
from "Hitchcock"」は、ややメランコリックなタッチのメインテーマ。「The
Premiere」は、バーナード・ハーマン調のダイナミックな曲。「Paramount / Out the
Gate」は、エルフマンの個性がよく出た躍動的でスリリングな曲。「Mommy Dearest」「Fantasy
Smashed」は、メランコリックなタッチ。「In
Bed」「Impulses」「Peeping」「Busted」は、抑制されたサスペンス音楽。「The
Censor」「Saving the House」は、躍動的なタッチの曲。「The Swim」「Walk with
Hitch」は、ミステリアスなタッチ。「Sacrifices」「Celery」「Telephone」「Suspicion」「Explosion」は、サスペンスフルな曲で、1ワードの名詞の曲名がハーマン的。「Selling
Psycho」は、ミステリアスなタッチのジャズ。「The
Sand」は、ダークでメランコリックなタッチから後半サスペンス調へ。「It's a Wrap」「Home at
Last」は、ジェントルな曲。「Finally」は、ドラマティックな曲。「End
Credit#1」はミステリアスなタッチ、「End
Credit#2」はドラマティックなタッチのエンド・クレジット。ラストの「Funeral March for a
Marionette」は、テレビドラマの「(TV)ヒッチコック劇場」の主題曲に使われたシャルル・グノー作曲の「操り人形の葬送行進曲」で、ヒッチのテーマ曲として知られていた。
(2013年4月)
Danny Elfman
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