マック  MAC AND ME

作曲・指揮:アラン・シルヴェストリ
Composed and Conducted by ALAN SILVESTRI

(スペインQuartet Records / QR152)

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1988年製作のアメリカ映画。監督は「アドベンチャー・ファミリー」(1975)「ロッキーを越えて」(1977)「サバイバルファミリー」(1977)「ダーティー・ソルジャー/野良犬軍団」(1981)「スペース・パイレーツ」(1984)「フィラデルフィア・エクスペリメント」(1984)等のステュワート・ラフィル(1942〜)。出演はクリスティーン・エバーソール、ジョナサン・ウォード、ティナ・キャスパリー、ローレン・スタンリー、ジェイド・カレゴリー、ヴィニー・トレンテ、マーティン・ウェスト、イヴァン・J・ラド、ダニー・クックシー、ローラ・ウォーターベリー、ジャック・アイズマン、バーバラ・アリン・ベネット、リチャード・ブラヴォー、ゲイリー・ブロケット、シェリー・ストーン・バトラー他。脚本はスティーヴ・フェケとステュワート・ラフィル。撮影はニック・マクリーン。「E.T.」(1982)の大ヒットに便乗して製作されたファミリー・ピクチャーで、マクドナルドとコカ・コーラが協賛しており、劇中で両社の製品や店が何度も登場する。タイトルになっているエイリアンの名前まで“マック”で、コーラを飲むと元気になったりする。地球の無人探査機に吸い込まれてしまった小さな火星人の少年が、家族と共に地球にやって来るが、ネバダ州の米空軍基地で科学者たちから逃げまどううちに、家族からはぐれてしまう。やがて彼は、若く美しい未亡人ジャネット・クルーズ(エバーソール)の次男で、車椅子に身体を固定されているエリック(カレゴリー)という10歳の少年と出会う。“マック”と名付けられた彼は、エリックの兄マイケル(ウォード)や、隣家の姉妹コートニー(キャスパリー)、デビー(スタンリー)たちと仲良くなるが、彼を実験材料にしようとする政府機関が追ってくる……。ジェニファー・アニストンがエキストラとして映画初出演している。

音楽はアラン・シルヴェストリ(1950〜)で、これは彼が出世作の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)を手がけた3年後の作品で、良くも悪くもかなり印象が近いスコア。「Family Planet」は、幻想的なイントロからコミカルなタッチへ。「Overture」は、幻想的なイントロからヒロイックなメインの主題へと展開する序曲。「Mac Escapes」「New Home」「Family Photo」「Shower Prints」「Eric Takes the Plunge」「Mac Trapped in Vac」「They're Not Dangerous」等は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のスコアを想起させるサスペンス音楽。「Into the Valley / Pretty Nice」は、メインの主題を織り込んだダークなタッチの曲。「First Night Out」「Strange Pets」「Car Chase」「Big Chase」等も、メインの主題のバリエーション。「Mac Cries」「Mac on the Hill」「The Question Is What」「I Won't Let Anybody Hurt You」「She's Alive」は、幻想的な主題。「You're Not an Stranger Anymore」は、ジャーラ・レインのヴォーカルによるメインの主題のヴォーカル版。「Take Me, I'll Follow You」は、ボビー・コールドウェルのヴォーカルによる挿入歌。このスコアの正規盤による初リリースで、1000枚限定プレス。
(2014年10月)

Alan Silvestri

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