(未公開)JOSHUA THEN AND NOW
作曲:フィリップ・サルド
Composed by PHILIPPE SARDE
指揮:ビリー・バイヤーズ
Conducted by
BILLY BYERS
演奏:パリ管弦楽団
Performed by Orchestre
de Paris
(スペインQuartet Records / QR157)
1985年製作のカナダ映画。監督は「おかしな泥棒ディック&ジェーン」(1977)「料理長殿、ご用心」(1978)「ランボー」(1982)「地獄の7人」(1983)「スイッチング・チャンネル」(1988)「(TV)LAW
& ORDER:性犯罪特捜班」(1999〜2000)等のテッド・コッチェフ(1931〜)。出演はジェームズ・ウッズ、ガブリエル・ラズール、アラン・アーキン、マイケル・サラザン、リンダ・ソレンソン、アラン・スカーフ、ケン・キャンベル、ケイト・トロッター、アレクサンダー・ノックス、エリック・キンメル、チャック・シャマタ、ユーヴァル・カーナーマン、ロバート・ジョイ、ハーヴェイ・アトキン、ポール・ヘクト他。「おかしな泥棒ディック&ジェーン」(1977)「バーニーズ・バージョン
ローマと共に」(2010)等のカナダ人の作家モーデカイ・リッチラー(1931〜2001)の原作を基にリッチラー自身が脚本を執筆。撮影はフランソワ・プロタット。ストリッパーで売春婦のエスター(ソレンソン)とボクサーくずれのルーベン(アーキン)を両親にもつジョシュア・シャピロ(ウッズ)の、モントリオールでの少年時代と父親との確執、ロンドンに移住してからの美しいポーリーン(ラズール)との恋愛と結婚、そして作家としての成功を描いたドラマ。1985年度カンヌ国際映画祭の公式コンペティション作品。
音楽はフランスの作曲家フィリップ・サルド(1948〜)。「Main
Titles」は、バリトンサックス・ソロをフィーチャーした静かにストイックなタッチのメインの主題からメランコリックなタッチのジャズへ展開するメインタイトル。「Once
Upon a Time…」は、バレル・オルガン(手回しオルガン)の演奏によるサーカス音楽風の曲。「Birthday
Surprise」は、ミュートトランペットをフィーチャーしたサルーン音楽風の陽気な曲。「A New Life in
London」は、オーケストラによる躍動的な曲。「Pauline」は、快活でジェントルな主題からドラマティックなタッチ、サスペンスフルなタッチへとカラフルに展開するサルドらしい曲。「Family
Life」は、ピアノとオーケストラによるジェントルでリリカルな曲。「Mrs. Blossom's New Exotic
Dance」は、ナシオ・アーブ・ブラウンとアーサー・フリード作曲の『Temptation』を織り込んだビッグバンドジャズ。「Joshua's
Success」は、サルドらしいジェントルで美しい曲。「Dancing at the
Boathouse」も、ダイナミックなビッグバンドジャズ。「The Pool / The
School」は、ピアノとオーケストラによるややメランコリックなタッチから、レトロなタッチのジャズへ。「Sex
Scandal」は、気だるいサックソ・ソロをフィーチャーしたややメランコリックなタッチの曲。「Arrest」は、サスペンスフルなタッチの曲。「Sidney
Murdoch」は、バリトンサックスをフィーチャーした静かにメランコリックなタッチの曲。「Joshua's
Trio」は、メインの主題のジャズ・バージョンで、バリトンサックスはジャック・ニメッツ、ピアノはウォーレン・バーンハート、フリューゲルホルンはクラーク・テリーの演奏。「Then
and Now」「Reunited」は、静かにダークでドラマティックな曲。「End
Titles」は、バレル・オルガンによるサーカス音楽風のエンドタイトル。サックスとクラリネットのソロはジャック・ニメッツ、ピアノはウォーレン・バーンハート、フリューゲルホルンとトランペットはクラーク・テリー、バレル・オルガンはピエール・シャリアルの演奏。このスコアの初リリースで500枚限定プレス。
(2014年12月)
Philippe Sarde
Soundtrack
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