ミッキー、ドナルド、グーフィーの三銃士 MICKEY, DONALD, GOOFY: THE THREE MUSKETEERS

作曲・指揮:ブルース・ブロートン
Composed and Conducted by BRUCE BROUGHTON

(米Intrada / Intrada Special Collection Volume 399)

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2004年にウォルト・ディズニー・スタジオが製作したオリジナルビデオ・アニメーション作品(日本ではWOWOWで放映済)。監督は「ピーター・パン2/ネバーランドの秘密」(2002)等のドノヴァン・クック。声の出演はウェイン・オールウィン(ミッキー・マウス)、トニー・アンセルモ(ドナルド・ダック)、ビル・ファーマー(グーフィー)、ルシー・テイラー(ミニー)、トレス・マクニール(デイジー)、ジム・カミングス(ピート)、エイプリル・ウィンチェル(クララベル)、ロブ・ポールセン(トラバドアー)、モーリス・ラマルシュ(ビーグル・ボーイズ)、ジェフ・ベネット(ビーグル・ボーイズ)他。アレクサンドル・デュマ(1802〜1870)の有名な小説『三銃士』をベースにデヴィッド・M・エヴァンスとエヴァン・スピリオトポウロスが脚本を執筆。かつてのフランスを舞台に、“銃士隊”に憧れる下働きのミッキー、ドナルド、グーフィーたちの活躍を描く。いつか自分たちも銃士となることを夢見ていた彼らが、銃士としてミニー姫の警護の任につくこととなった。しかし、その裏ではミニー姫を誘拐しようと近衛隊長ピートが暗躍していた。はたして、ミッキー、ドナルド、グーフィーたち“三銃士”は、見事ミニー姫を守りきることができるのか!?

音楽は「シルバラード」(1985)「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」(1985)「ミリィ/少年は空を飛んだ」(1986)「ハリーとヘンダスン一家」(1987)「ロスト・イン・スペース」(1998)等や、「(未公開)バンビ2/森のプリンス」(2006)等アニメ作品のスコアも手がけているブルース・ブロートン(1945〜)。有名なクラシックの楽曲を散りばめた陽気で楽しいスコア。「Main Title」は、ヒロイックなファンファーレによるメインの主題から明るく快活な主題へ展開するメインタイトル。「Musketeers' Prologue/ “All For One And One For All”」は、ジェントルなタッチ、コミカルなタッチ、ヒロイックなメインの主題とカラフルに展開し、後半はジャック・オッフェンバック作曲のオペレッタ『天国と地獄』(『地獄のオルフェ』)の主題による陽気な歌へ展開。「Morning Ablutions」「Pete's Yardsticks」は、快活なサスペンス音楽。「The Princess Fantasies/“Love So Lovely”」は、ファンファーレから優雅なワルツ、男声ヴォーカルによるピョートル・チャイコフスキー作曲のバレエ『くるみ割り人形』と幻想序曲『ロメオとジュリエット』の引用へと展開。「The Beagle Boys' Bungle」「King Pete」は、明るくコミカルな曲。「Stay Alert!」は、ヒロイックなマーチから『ロメオとジュリエット』の主題へ。「Wrestling Miss Daisy」「“Petey's King Of France”」は、ダークでコミカルなタッチのエドヴァルド・グリーグ作曲『ペール・ギュント』の第1組曲作品46第4曲『山の魔王の宮殿にて』の引用。「Musketeer Escorts」「Mickey's Rescue」は、明るくヒロイックな曲。「Bad Guys!」は、ビジーなサスペンスアクション音楽からメインのマーチへ。「The Rescue/“Sweet Wings Of Love”」は、メインの主題から男声ヴォーカルによるヨハン・シュトラウス2世作曲のウィンナ・ワルツ『美しく青きドナウ』へ。「Drubbing Donald」は、ダークなタッチからジェントルな主題、コミカルなタッチ、サスペンス音楽へと展開。「Donald Deserts」は、メインの主題を含むヒロイックなアクション音楽。「Mickey In Irons/“Chains Of Love”」は、ダークなサスペンス音楽から、コミカルなタッチのジョルジュ・ビゼー作曲のオペラ『カルメン』のアリア『ハバネラ』の引用へ。「Bovine Unbind/“This Is The End”」は、ビジーなサスペンス音楽からメインの主題、コミカルなタッチのベートーヴェン作曲交響曲第5番の引用へ。「“L'Opera”」は、明るく陽気なコーラスによるウィリアム・S・ギルバート作詞/アーサー・サリヴァン作曲のオペラ『ペンザンスの海賊』『アイダ姫』の引用。「The Three, Musketeered/ “All For One And One For All”」は、ヒロイックなファンファーレからメインのマーチへ。「End Credits」は、メインのマーチ、優雅なワルツ、『山の魔王の宮殿にて』等が展開するエンドクレジット。メインのマーチはロン・グッドウィン作曲の「ナバロンの嵐」とコルンゴルト作曲の「ロビン・フッドの冒険」を組み合わせたようなタッチで、実に楽しい。オーソドックスでクラシカルなオーケストラルスコア。
ブルース・ブロートンのスコアを収録した初リリース(歌のミニ・アルバムは公開当時にDisneyが出していた)で、限定プレス。
(2018年6月)

Bruce Broughton

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