(未公開/TV)LA LÉGENDE DES SCIENCES

作曲:エリック・ドゥマルサン
Composed by ÉRIC DEMARSAN

指揮:セルゲイ・イワノヴィチ・スクリプカ
Conducted by SERGUEI IVANOVITCH SKRIPKA

(仏Music Box Records / MBR-139)

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1997年製作のフランスのドキュメンタリー・テレビシリーズ(52分×12話)。監督は「(未公開/TV)TOURS DU MONDE, TOURS DU CIEL」等のロベール・パンサール=ベッソン(1950〜2011)。出演はリュカ・アントッパ、イヴ・プネイ、ジャン=パスカル・ゴルティエ他。ロベール・パンサール=ベッソン監督が前作「(未公開/TV)TOURS DU MONDE, TOURS DU CIEL」で組んだフランスの哲学者・文筆家ミシェル・セール(1930〜)と共同で脚本を執筆した科学に関するドキュメンタリー。

音楽は「影の軍隊」(1969)「仁義」(1970)「続・個人教授」(1976)「ロベルトは今夜」(1979)「(未公開)スペシャリスト」(1985)等のフランスの作曲家エリック・ドゥマルサン(1938〜)。「Rouge & Or」は、大らかでシンフォックなメインの主題。「Lavis 2」「Aquarelle」「Encres」「Pastel」「Gouache」「Sanguine」「Estampe 」「Lavis 3」「Lavis」は、ジェントルで美しい曲。「Terre de Sienne」「Bleu-Gris」は、リリカルな曲。「Terre d'Ombre」は、大らかで感動的。「Indigo」は、ジェントルなワルツ。「Émeraude」は、大らかで美しい曲。「Jade」は、静かにドラマティックな曲。「Rouge & Or (version courte)」は、メインの主題のリプライズ。「Terre de Sienne (version cordes)」「Terre d'Ombre (version cordes)」「Bleu-Gris (version cordes)」「Indigo (version cordes)」「Émeraude (version cordes)」「Rouge & Or (version cordes)」は、同名の曲のストリングスのみによる演奏。エリック・ドゥマルサンにしてはストレートに美しいスコア。ロベール・パンサール=ベッソン監督の前作「(未公開/TV)TOURS DU MONDE, TOURS DU CIEL」のジョルジュ・ドルリューのスコアに通ずる上質なシンフォニー。ドゥマルサンは監督の希望により作品の完成前に6〜8の主題を作曲し、それを監督に演奏して聴かせ、話し合いながらスコアを完成させたという。

オーケストラを指揮しているセルゲイ・イワノヴィチ・スクリプカ(1949〜)はロシア、ハルキウ出身で、The Russian State Symphony Orchestra of Cinematographyの常任指揮者。

このスコアは1998年に仏NickelodeonレーベルがサントラCD(Nickelodeon 122752)をリリースしており、このMusic BoxレーベルのCDは同内容(リマスター済み)による再発盤で、300枚限定プレス。
(2018年10月)

Éric Demarsan

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