アベンジャーズ/エンドゲーム AVENGERS: ENDGAME

作曲・指揮:アラン・シルヴェストリ
Composed and Conducted by ALAN SILVESTRI

(米Hollywood Records / D003093702)

 ★TOWER.JPで購入

   ★AMAZON.CO.JPで購入 


2019年製作のアメリカ映画。監督は「ウェルカム トゥ コリンウッド」(2002)「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016)「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018)等のアンソニー・ルッソ(1970〜)とジョー・ルッソ(1971〜)。出演はロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、ドン・チードル、ポール・ラッド、ベネディクト・カンバーバッチ、チャドウィック・ボーズマン、ブリー・ラーソン、トム・ホランド、カレン・ギラン、ゾーイ・サルダナ、エヴァンジェリン・リリー、テッサ・トンプソン、レネ・ルッソ、エリザベス・オルセン、アンソニー・マッキー、セバスチャン・スタン、トム・ヒドルストン、ダナイ・グリラ、ベネディクト・ウォン、ポム・クレメンティエフ、デイヴ・バウティスタ、レティーシャ・ライト、ジョン・スラッテリー、ティルダ・スウィントン、ジョン・ファヴロー、ヘイリー・アトウェル、ナタリー・ポートマン、マリサ・トメイ、タイカ・ワイティティ、アンジェラ・バセット、マイケル・ダグラス、ミシェル・ファイファー、ウィリアム・ハート、ウィンストン・デューク、リンダ・カーデリーニ、マキシミリアーノ・ヘルナンデス、フランク・グリロ、真田広之、トム・ヴォーン=ローラー、ジェームズ・ダーシー、グウィネス・パルトロー、ロバート・レッドフォード、ジョシュ・ブローリン、クリス・プラット、サミュエル・L・ジャクソン、ジョー・ルッソ、スタン・リー他。声の出演はブラッドリー・クーパー、ヴィン・ディーゼル、ケリー・コンドン。脚本はクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリー。撮影はトレント・オパロック。マーベル・コミックのスーパー・ヒーローたちによって結成された“アベンジャーズ”の活躍を描くアクション超大作シリーズの第4弾にして完結編。アベンジャーズのメンバーを含む全宇宙の生命は、最強の敵サノス(ブローリン)によって半分が消し去られる。大切な家族や友人を目の前で失い、地球に取り残された35億の人々の中には、この悲劇を乗り越えて前に進もうとする者もいた。そんな中、地球での壮絶な戦いから生き残ったキャプテン・アメリカ(エヴァンス)、ソー(ヘムズワース)、ブラック・ウィドウ(ヨハンソン)、ハルク(ラファロ)、ホークアイ(レナー)と宇宙をあてもなく彷徨いながら新たなスーツを開発し続けるアイアンマン(ダウニー・Jr)は、決して諦めてはいなかった。大逆転へのわずかな希望を信じて再び集結したヒーローたちは、失った者たちを取り戻す方法を探る。残された人々と今ここにいない仲間たちのために、アベンジャーズは最後にして史上最大の逆襲に挑む……。製作費は約3億5600万ドル、2019年6月時点の全世界興行収入は約27億1621万ドル。

音楽は、このシリーズでは「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」(2011)「アベンジャーズ」(2012)「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018)のスコアも手がけているベテラン作曲家アラン・シルヴェストリ(1950〜)。「Totally Fine」は、ダークでドラマティックなイントロから静かでジェントルな主題へ展開。「Arrival」は、静かにドラマティックなタッチから後半ヒロイックなメインの主題へ。「Where Are They?」「You Shouldn't Be Here」「Watch Each Other's Six」は、ダイナミックなサスペンスアクション音楽。「Becoming Whole Again」は、静かにジェントルでドラマティックな主題から不気味なタッチ、ジェントルな主題へと展開。「I Figured It Out」「Whatever It Takes」「You Did Good」「Go Ahead」は、静かにジェントルな曲。「Perfectly Not Confusing」は、ヒロイックなメインの主題。「The How Works」は、メインの主題のジャズ・アレンジによる静かなサスペンス音楽。「One Shot」も、メインの主題を織り込んだサスペンスアクション音楽。「Snap Out of It」「The Tool of a Thief」は、静かにドラマティックなタッチ。「So Many Stairs」は、リズミックなサスペンス音楽。「I Can't Risk This」は、静かな主題から後半サスペンスフルでダイナミックなタッチへ。「He Gave It Away」「The Measure of a Hero」は、ダークでドラマティックな曲。「In Plain Sight」は、サックスをフィーチャーしたジャズ・アレンジの静かなサスペンス音楽。「Not Good」は、ダークなタッチから後半コーラスを加えてドラマティックに盛り上がる。「I Was Made for This」は、静かにドラマティックなタッチから後半ダイナミックなサスペンスアクション音楽へ。「Tres Amigos」は、ダークなサスペンス音楽。「Worth It」「The One」は、ダイナミックでヒロイックなアクション音楽。「Portals」は、ヒロイックでドラマティックな主題がコーラス入りで盛り上り、後半はメインの主題へ。「The Real Hero」は、静かにジェントルな主題から中盤ヒロイックかつドラマティックに盛り上がる。「Main on End」は、ヒロイックでドラマティックなタッチからメインの主題へと展開。ベテランらしいソリッドでドラマティックなアクション・スコア。追加指揮はマーク・グラハム。コーラスはロンドン・ヴォイシーズ。
尚、本CDは28曲収録だが、MP3ダウンロード版は全35曲。
(2019年6月)

Alan Silvestri

Soundtrack Reviewに戻る


Copyright (C) 2019  Hitoshi Sakagami.  All Rights Reserved.