(未公開/TV)FEMME
FATALES
作曲・演奏:ジョー・クレイマー
Composed and Performed by JOE KRAEMER
(スウェーデンMoviescore Media /
MMS-12007) 2012
2011〜2012年製作のアメリカのテレビシリーズ(30分×28話)。クリエーターは「ハウス・オブ・ザ・デッド」(2003)「DOA/デッド・オア・アライブ」(2006)「(未公開)ゾンビ・ナース」(2006)等のマーク・A・アルトマンとスティーヴン・クリオゼア。監督はマーク・A・アルトマン、スティーヴ・クリオゼア、ダリン・スコット、ロバート・メイヤー・バーネット、マイケル・ハースト、グレッグ・プリティキンとバディ・ジョヴィナッツォが各話を担当。出演はタニット・フェニックス・コプリー、クリスティン・ドンロン、キャサリン・アネット、エリー・コーネル、スティーヴン・マハト、マディソン・ディラン、リック・コップ、ウィル・ポストン、ステイシー・スタス・ハースト、アナ・アレクサンダー、スティーヴ・レイルズバック、ポール・マザースキー、エリック・ロバーツ、キャスパー・ヴァン・ディーン、ヴィヴィカ・A・フォックス、ジョー・クレイマー他。雑誌『Femme
Fatales』を基にマーク・A・アルトマン、スティーヴン・クリオゼア、リック・コップ、マイケル・ハースト、ダリン・スコット、テュロク・アンダー、バッカルー・ツァン、ジャクソン・ロイカーク、スタントン・カーリスル、ボボ・レイトン、ソニー・スティールグレイヴ、シェルビー・カーペンター、スティーヴン・ハッチ、レジナルド・C・ヘイズ、グレッグ・プリティキン、ロン・コセンティノ、クリスティン・ドンロンとバディ・ジョヴィナッツォが各話の脚本を執筆。撮影はロジャー・シンギリアンとシアン・ストーム。ホストのリリス(コプリー)が各話を紹介するアンソロジー形式で、過去のフィルム・ノワール(犯罪映画)やパルプ・マガジン、グラフィック・ノヴェル等に登場するような悪女(ファム・ファタル)たちをめぐるサスペンス/スリラーが展開するシリーズ。
音楽は「誘拐犯」(2000)「(TV)ポセイドン・アドベンチャー」(2005)「アウトロー」(2012)「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」(2015)等のジョー・クレイマー。「Main
Title (Lilith's Theme)」は、サスペンスフルなジャズベースのメインタイトル(リリスの主題)。「Bad
Medicine」は、メランコリックなタッチの曲。「Something Like Murder」は、ダイナミックなサスペンス音楽から後半ジェントルで気だるいタッチへ展開(マーク・A・アルトマンが監督したエピソードで、彼からジョン・バリーの「白いドレスの女」とジェリー・ゴールドスミスの「チャイナタウン」を組み合わせたようなスコア、との注文があったという)。「Behind
Locked Doors」「Jailbreak」は、抑制されたサスペンス調から重厚なアクション音楽へ。「Speed Date」は、ダイナミックなサスペンスアクション音楽から後半ジェントルなタッチへ。「The
White Flower」「Girls Gone Dead」「Angel & Demons」「The Clinic」「Visions」は、抑制されたサスペンス音楽。「Till
Death Do Us Part...」は、ややとぼけたタッチのサスペンス音楽。「Minutes of Fame」「Hell
Hath No Furies...」は、リズミックなサスペンス音楽。「Haunted」「Crazy Mary」は、ジェントルかつドラマティックな曲。「Gun
Twisted」は、ダイナミックなサスペンス音楽。「Killer Instinct」は、荘厳なタッチから後半「007」風の主題へ。「Help
Me Rhonda」「Trophy Wife」「Extracurricular Activities」は、ダークなサスペンス音楽。「One
Man's Death」「Family Business」は、重厚なサスペンス音楽。「Bad Science」は、荘厳でドラマティックな曲。「Libra」は、ダイナミックなサスペンスアクション音楽。「End
Title (Lilith's Farewell)」は、リリスの主題によるエンドタイトル。1970年代犯罪映画風のサスペンス音楽で面白い。1000枚限定プレス。
(2020年9月)
Joe Kraemer
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