ネバダの決闘 FACE OF A FUGITIVE

作曲・指揮:ジェリー・ゴールドスミス
Composed and Conducted by JERRY GOLDSMITH

(米Intrada / Intrada Special Collection 466)

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1959年製作のアメリカ映画(日本公開は1960年1月)。監督は「新・荒野の七人/馬上の決闘」(1969)「コンドルの砦」(1970)「悪魔のワルツ」(1971)「(TV)愛の嵐に」(1977)「(未公開)マフィアの妻たち」(1986)「(TV)大脱走2/脱出編・復讐編」(1989)等のポール・ウェンドコス(1925〜2009)。出演はフレッド・マクマレイ、リン・マッカーシー、ドロシー・グリーン、アラン・バクスター、マーナ・フェヘイ、ジェームズ・コバーン、フランシス・デ・セイルス、ジーナ・ギレスピー、ロン・ヘイズ、ポール・E・バーンズ、ハル・K・ドーソン、スタンリー・ファラー、ジェームズ・ギャヴィン、ジョン・ミルフォード、ランキン・マンスフィールド他。ピーター・ドーソンの原作を基にダニエル・B・ウルマンとデヴィッド・T・チャントラーが脚本を執筆。撮影はウィルフリッド・M・クライン。銀行強盗に失敗して保安官に護送される途中だったジム・ラースン(マクマレイ)は、弟ダニー(ヘイズ)の助けで逃亡するが、ダニーと保安官は互いに撃ち合って死に、ジムは保安官殺しの無実の罪で追われる身となる。列車に逃げ込んだジムは、車内で1人旅の少女アリス(ギレスピー)と知り合い、彼女と同じ高原の駅で降りるが、非常警戒のため町から出られなくなる。ジムは何年か前に行方知れずになったレイ・キンケイドという男になりすまし、この町に留まることにした。町の保安官マーク・ライリー(マッカーシー)が無頼どもに言いがかりつけられていたのを助けてやったことで、2人は親しくなるが……。長編映画に出始めたばかりのジェームズ・コバーンが脇役で出演している。

音楽はジェリー・ゴールドスミス(1930〜2004)だが、クレジット表記はジェラルド・ゴールドスミス(Jerrald Goldsmith)になっている。これは彼がキャリア初期に手がけた「(未公開)片目のシェリフ(Black Patch)」(1957)「(未公開)City of Fear」(1959)に続く長編映画の3作目で、フル・オーケストラを起用した初のスコア。「Main Title」は、ブラスによるヒロイックなファンファーレから静かなフレーズを挟み、ダイナミックでドラマティックな主題へと展開するメインタイトル。「Escape」「Trackdown」は、パーカッシヴでダイナミックなサスペンスアクション音楽で、ゴールドスミスの個性がはっきりと出ている曲。「So Long Boy」は、ストイックかつドラマティックな主題で、スコア中で最も印象的なこの主題は「Special Delivery」「Bitter Thoughts」「Showdown」でも登場する。「Company Man」「Wanted for Murder」「Friendly Advice」は、抑制されたサスペンス音楽。「The Meeting」「Goodbye」は、ジェントルでリリカルな曲。「Jake, the Barber」は、快活な主題から抑制されたタッチへ。「New Suit」は、静かにドラマティックなタッチから後半サスペンス調へ。「Slow Draw」は、ヒロイックな主題。「Broken Fence」は、ダイナミックで躍動的な曲。「The Ride Home - End Title」は、ドラマティックなエンドタイトル。最後にゴールドスミスの編曲によるソース音楽4曲を収録。映画音楽作曲家としてのデビュー間もない頃のウエスタン・スコアだが、ソリッドでダイナミックなタッチは明らかにゴールドスミス。コンプリート・スコアの初リリースで、限定プレス。
(2021年6月)

Jerry Goldsmith

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