(TV)アトミック・トレイン ATOMIC TRAIN
作曲・指揮:リー・ホールドリッジ
Composed and Conducted by LEE HOLDRIDGE
(米Dragon's Domain Records /
DDR751)
1999年製作のアメリカ=カナダ合作のテレビ・ミニシリーズ。監督は「テロリスト・ゲーム」(1993)「テロリスト・ゲーム2/危険な標的」(1995)「(TV)ヤング・スーパーマン」(2003〜2004)「(TV)SUPERNATURAL
スーパーナチュラル」(2005〜2006)「(TV)CSI:ニューヨーク3」(2006〜2007)等のデヴィッド・ジャクソンと、「(未公開)トランザム7000
PART 3」(1983)「青い誘惑」(1984)「(TV)ミス・マープル/魔術の殺人」(1985)「(TV)NYPD BLUE
〜ニューヨーク市警15分署」(2001〜2002)等のディック・ローリー(1944〜)。出演はロブ・ロウ、クリスティン・デイヴィス、イーサイ・モラレス、ジョン・フィン、ミーナ・スヴァーリ、エリック・キング、エドワード・ハーマン、ブルー・マンクマ、ドン・S・デイヴィス、ショーン・スミス、エリック・ジョンソン、ジェーン・ペリー、クリス・エリス、ザック・ウォード、ヤンナ・マッキントッシュ他。ジェフ・ファジオ、アーマンド・スペカとD・ブレント・モートの原案を基にフィル・ペニングロース、D・ブレント・モートとロブ・フレスコが脚本を執筆。撮影はスティーヴン・ファイアーバーグ。ロッキー山脈を走行する貨物列車のブレーキが故障し、デンヴァーの町に向けて暴走しはじめた。その列車には、廃棄物処理会社が輸送費を節約しようとロシア製の核弾頭を密かに積み込んでおり、脱線すれば核爆発を引き起こすことが判明する。国家運輸安全委員会(NTSB)の調査員ジョン・シーガー(ロウ)は、列車を止めるために危険な賭けに出るが……。
音楽は「(TV)エデンの東」(1981)「ミラクルマスター/七つの大冒険」(1982)「スプラッシュ」(1984)「私が愛したグリンゴ」(1989)「(未公開)ロング
ウェイ ホーム 遥かなる故郷 イスラエル建国の道」(1997)「(TV)アヴァロンの霧」(2001)等のリー・ホールドリッジ(1944〜)。「Railroad
Crossing」は、オーケストラにシンセサイザーを加えたダイナミックでドラマティックなサスペンス音楽。「Ultrasound」は、ピアノによるジェントルな主題。「Chemical
Crate / The Leak 1 / Not Caviar」は、ダークで不吉なサスペンス音楽から、後半ホールドリッジらしい荘厳でドラマティックな主題が盛り上がる。「The
Leak 2 / Check Your Gauges / Wally Fights the Fire / Brakes Fail / Out of
Control」「Boxcars Again / No Derailment」「Joining the Trains (aka Attempting to
Join the Trains)」「Courthouse」は、ダイナミックで重厚なサスペンスアクション音楽。「The Feds
Scramble / John's Idea」は、ダークなタッチの曲。「The Crowbar」は、不吉なサスペンス音楽。「Mayor's
Speech / Chase Train」は、ホールドリッジらしい荘厳でヒロイックな主題。「Explosions / John
Contacting Megan」は、静かにドラマティックなタッチから後半サスペンス音楽へ。「Attacking the
Car / Rescuing Danny / Freight Car」は、ダイナミックでアクション音楽から抑制されたサスペンス調へ。「President's
Speech / Reuben Volunteers / Reuben the Bomb」は、静かに荘厳な主題から不吉なサスペンス音楽へ。「Megan
Crosses the Park / Reuben at the Bomb / Gas Station」は、ビジーでパーカッシヴなアクション音楽。「Bomb
Explodes」は、抑制されたサスペンス音楽からドラマティックなタッチ、大らかな主題へ展開。「After the
Explosion / Danny Unconscious」「Recapitulation」は、ドラマティックなタッチの曲。「Megan
and Danny / Mineshaft」は、不吉なサスペンス調からパーカッシヴなアクション音楽へ。「End
Credits」は、壮大なエンド・クレジット。このスコアの初リリースで500枚限定プレス。
(2022年6月)
Lee Holdridge
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