ジュラシック・ワールド/復活の大地 JURASSIC WORLD: REBIRTH

作曲:アレクサンドル・デスプラ
Composed by ALEXANDRE DESPLAT

指揮:アレクサンドル・デスプラ、ソルリー
Conducted by ALEXANDRE DESPLAT, SOLREY

合唱:ベン・パリー指揮ロンドン・ヴォイシーズ
Choir: London Voices conducted by BEN PARRY

(米Back Lot Music/Mutant / MBM-060CD)

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2025年製作のアメリカ=イギリス=マルタ=インド=台湾=日本合作映画。監督は「モンスターズ/地球外生命体」(2010)「GODZILLA ゴジラ」(2014)「モンスターズ/新種襲来」(2014)「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(2016)「ザ・クリエイター/創造者」(2023)等のギャレス・エドワーズ(1975〜)。出演はスカーレット・ヨハンソン、マハーシャラ・アリ、ジョナサン・ベイリー、ルパート・フレンド、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、ルナ・ブレイズ、デヴィッド・ヤーコノ、オドリーナ・ミランダ、フィリッピーヌ・ヴェルジュ、ベシル・シルヴァン、エド・スクライン、アダム・ロクスリー、ニアム・フィンレイ、ジュリアン・エドガー、ルーシー・サッカーレイ他。脚本はデヴィッド・コープ。撮影はジョン・マシイソン。

1993年にスティーヴン・スピルバーグが監督した第1作「ジュラシック・パーク」から続く「ジュラシック」シリーズの通算7作目で、「ジュラシック・ワールド」3部作の完結編「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」の続編として、キャストを一新して製作された新作。熟練の特殊工作員ゾーラ・ベネット(ヨハンソン)は、信頼する傭兵のダンカン・キンケイド(アリ)、古生物学者のヘンリー・ルーミス博士(ベイリー)らとともに、かつてのジュラシック・パークの極秘研究施設が存在したフランス領ギアナのサン・ユベール島へ足を踏み入れる。そこはインジェン社が極秘の実験を行い、“最悪の種”と言われる20数種の恐竜が生き残った、地球上で最も危険な場所だった。遺伝子研究の製薬会社パーカー・ジェニングスのマーティン・クレブス(フレンド)からゾーラたちが依頼された任務は、心臓病に奇跡的な治療効果をもたらす新薬の開発に不可欠な、陸・海・空の3大恐竜ティタノサウルス、ケツァルコアトルス、モササウルスのDNAを確保することだった。ゾーラたちは恐竜の脅威に立ち向かいながら、任務遂行のために歩みを進めていくが……。製作費は約1億8000万ドル。全世界興行収入は約8億6915万ドル。1作目公開の時点で9歳だったスカーレット・ヨハンソンは、子供の頃からこのシリーズの大ファンで、「最初の5分で死んでしまう役でもいいから出して」と10年間にわたり製作者に訴え続けたという。

音楽は「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」(2019)「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」(2022)「ロスト・キング 500年越しの運命」(2022)「アステロイド・シティ」(2023)「リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界」(2023)「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」(2025)「フランケンシュタイン」(2025)等のアレクサンドル・デスプラ(1961〜)で、彼はギャレス・エドワーズ監督と「GODZILLA ゴジラ」(2014)でも組んでいる。

CD2枚組となっており、1枚目の冒頭「Opening Lab」は、コーラスを加えたダークで重厚なイントロから抑制されたサスペンス音楽、後半躍動的でダイナミックなサスペンス音楽へ展開。「Bridge of Deal」は、静かに抑制されたタッチの曲。「Natural History Museum」は、静かにジェントルな主題からコーラス入りの幻想的なタッチ、抑制されたサスペンス音楽、ジョン・ウィリアムス作曲の1作目の主題へ。「Team Gathered」「Do the Job」は、ジェントルなタッチの曲。「Voyage」は、大らかな主題から静かにドラマティックなタッチへ。「Dart Show」は、躍動的なタッチ。「Zora and Kincaid」は、ピアノをフィーチャーしたジェントルかつメランコリックな曲。「Mosasaur Attacks Yacht」は、ダークなイントロからコーラスを加えたダイナミックなサスペンスアクション音楽へ。「Zora and Loomis Chat」は、静かにジェントルなタッチからウィリアムス作曲の主題へ。「Mayday」は、静かにジェントルなタッチから後半抑制されたサスペンス音楽へ。「Mosasaur Bumps Boat」は、不吉なサスペンス音楽。「Boat Chase」は、ヒロイックで躍動的なタッチからダイナミックなサスペンスアクション音楽、後半ヒロイックな主題へ。「Fins Attack, Pt. 1」は、ダイナミックなサスペンスアクション音楽。「Fins Attack, Pt. 2」は、コーラスを加えたパーカッシヴでダイナミックなアクション音楽。「Cave Swim」は、ジェントルで大らかな主題から後半抑制されたサスペンス音楽、静かにドラマティックなタッチへ。「Hurry」は、パーカッシヴなサスペンス音楽。「Walking the Swamp」「The Pistol / Scare in the Trees」は、抑制されたサスペンス音楽。

CD2枚目の冒頭「Dino Lovers」は、コーラスを加えた大らかでジェントルなタッチの曲。「Dino Spectacle」も、ウィリアムス作曲の主題の引用。「What's This Smell?」「Tunnel / Helicopter」「Run to the Gate」は、パーカッシヴでダイナミックなアクション音楽。「Crossing the River / T-Rex」は、不吉なサスペンス調からパーカッシヴで躍動的なサスペンス音楽、ダイナミックなアクション音楽へ。「Clifftop」「Let's Go Home」「Gentle Boat Ride」は、ジェントルなタッチの曲。「Climbing the Wall」は、不吉なサスペンス調から幻想的なコーラスによる主題へ。「Bird Strike」「Mutadons Fly In」は、ダイナミックなサスペンスアクション音楽。「The Old Lab」は、不吉なタッチから後半ダイナミックなサスペンス音楽へ。「Bella and the Beast」は、パーカッシヴでダイナミックなサスペンスアクション音楽から後半オーケストラが壮大に盛り上がり、ジェントルなタッチの主題へ。「Sailing Away」は、ピアノ・ソロによるウィリアムス作曲の主題で締めくくる。オーケストラによるソリッドなサスペンス・アクション・スコアだが、どうしてもジョン・ウィリアムス作曲のオリジナルの主題が印象に残ってしまう。

オーケストレーションはアレクサンドル・デスプラ、コンラッド・ポープとジャン=パスカル・ヴェインテュ。スペシャルフルート、リコーダーとピアノの演奏はアレクサンドル・デスプラ。映画でヘンリー・ルーミス博士を演じたジョナサン・ベイリーがクラリネット奏者として演奏に参加している。
(2026年1月)

Alexandre Desplat

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