(未公開)リトル・インディアン ONE LITTLE INDIAN
作曲・指揮:ジェリー・ゴールドスミス
Composed and Conducted by JERRY GOLDSMITH
(米Intrada / Intrada Special Collection Volume 97)
1973年製作のアメリカ映画(日本では劇場未公開でTV放映済)。監督は「(TV)コンバット」(1962〜1967)「(TV)猿の惑星」(1974)「(TV)遥かなる西部/わが町センテニアル」(1978〜1979)「(TV)ブルーサンダー」(1984)等、TV作品を中心に手がけているバーナード・マッケヴィーティ。出演はジェームズ・ガーナー、ヴェラ・マイルズ、、パット・ヒングル、モーガン・ウッドワード、ジョン・ドゥーセット、クレイ・オブライエン、ロバート・パイン、ブルース・グローヴァー、ケン・スウォフォード、ジェイ・シルヴァーヒールス、アンドリュー・プライン、ジョディ・フォスター、ウォルター・ブルック、ルディ・ディアス、ローズマリー・フォーサイス他。脚本はハリー・スポールディング、撮影はチャールズ・F・ホイーラー。脱走兵のクリント・キーズ伍長(ガーナー)は軍隊に捕らえられ、絞首刑を宣告されるが、インディアンに育てられた白人の少年マーク(オブライエン)と共にまたも脱走。らくだを連れて荒野を旅するうちにキーズとマークの間に親子のような愛情が通い始める。途中で未亡人のドリス(マイルズ)とその娘マーサ(フォスター/当時11歳)が住む一軒家に立ち寄ったキーズは、マークをその家に受け入れてもらうように説得するが……。ディズニーが製作したファミリー向けウエスタン。
音楽はジェリー・ゴールドスミスが作曲しており、これは彼がディズニー・スタジオ向けに初めて手がけたスコア。ウエスタンはゴールドスミスが得意とするジャンルの1つで、傑作スコアを多数残している。「Escort
the Prisoner」は、ヒロイックでダイナミックなメインの主題。ややダークなタッチがゴールドスミスらしい。「He's White」は、ストイックでドラマティックな曲。「Thirsty
Boy」は、抑制されたタッチから後半は大らかな主題に展開。「Camel Trouble」は、コミカルなタッチの曲。「Outwit
the Posse」「New Friend」「What He Needs」等は、ジェントルな曲。「Thorny Landing」は、躍動的なタッチ。「No
Choice」は、メインの主題のジェントルなバリエーション。「End of the Line」は、ヒロイックな曲。「Hot
Fire」「Go After Him!」は、ゴールドスミスらしいダイナミックでヒロイックなアクション音楽。「Necktie Party」は、サスペンス音楽。最後の「A
Free Man」は、ジェントルな主題からヒロイックなエンディングへと展開。過去にゴールドスミスのスコアを多数手がけたエンジニアのブルース・ボトニックが、このCDのためにマスターテープからのミキシングを担当している。3000枚限定プレス。
(2009年5月)
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