CONGO

コンゴ CONGO (Complete Score)

作曲・指揮：ジェリー・ゴールドスミス
Composed and Conducted by JERRY GOLDSMITH

（米Intrada / Intrada Special Collection Vol.220）

1995年製作のアメリカ映画。監督は「レイダース／失われたアーク《聖櫃》」(1981)「オールウェイズ」(1989)「フック」(1991)「戦火の馬」(2011)といったスティーヴン・スピルバーグ監督作品や「シックス・センス」(1999)「ボーン・アイデンティティー」(2002)シリーズ、「ベンジャミン・バトン数奇な人生」(2008)等のプロデューサーで、「アラクノフォビア」(1990)「生きてこそ」(1993)「南極物語」(2006)等の監督作があるフランク・マーシャル。出演はローラ・リニー、ディラン・ウォルシュ、アーニー・ハドソン、ティム・カリー、グラント・ヘスロフ、ジョー・ドン・ベイカー、ロレーン・ノー、メアリー・エレン・トレイナー、ミスティ・ローザス、ステュアート・パンキン、キャロリン・セイモア、ロミー・ローズモント、ブルース・キャンベル、デルロイ・リンドー、ジョー・パントリアーノ他。「アンドロメダ…」(1971)「コーマ」(1977)「大列車強盗」(1978)「ジュラシック・パーク」(1993)「ライジング・サン」(1993)「ディスクロージャー」(1994)「スフィア」(1998)「タイムライン」(2003)等のマイケル・クライトンの原作『失われた黄金都市』を基に、「（未公開）ジョー、満月の島へ行く」(1990)「ダウト～あるカトリック学校で～」(2008)等の監督を手がけたジョン・パトリック・シャンリーが脚本を執筆。撮影はアレン・ダヴィオー。ダイヤモンドを利用したレーザー通信を開発する米国の通信会社トラヴィコム社の調査隊は、コンゴの未開の地ヴィルンガ火山群でダイヤ鉱山を発見するが、調査隊のチャールズ（キャンベル）が衛星回線で本社に位置を知らせている途中で何者かに襲われて通信が途絶えてしまう。チャールズの父、トラヴィス社長（ベイカー）は、企画顧問でチャールズの元婚約者だったカレン・ロス博士（リニー）を現地に向かわせる。彼女は手話のできるゴリラのエイミーを連れた霊長類学者ピーター・エリオット博士（ウォルシュ）や、自称慈善家のホモルカ（カリー）、現地ガイドのマンロー・ケリー（ハドソン）たちと現場を目指す。そして、ついに伝説の都市と呼ばれた“ズィンジ”の旧跡にたどり着くが……。

音楽はジェリー・ゴールドスミス。「Spirit of Africa / The Expedition」は、Lebo Mのヴォーカルによるアフリカン・ソングから始まり、同じ主題がオーケストラによるストイックな演奏に切り替わる瞬間が見事で、作品の世界観を一瞬で確立している。「Zinj」「The Symbol」「Crash Site」等は、静かなサスペンス音楽。「The Eye」「Meet Monroe Kelly」「Bail Out」「Hippo Attack」等は、ゴールドスミスが得意とするダイナミックなサスペンスアクション音楽。「Meet Amy」「No Customs」は、ジェントルなタッチの曲。「Road Block」は、ダイナミックなサスペンス音楽。「Crossing the Border」「Deep Jungle - Picture」「The Rapids」は、メインの主題のバリエーションで、ストイックなタッチ。「The Ghost Tribe - Revised」は、エキゾチックでパーカッシヴな曲。「The Other Side - Revised」は、躍動的でドラマティックな曲。「Gates of Zinj」「We Are Watching」「The Mine」は、アフリカンなタッチのパーカッシヴで躍動的な曲。「Help Me」「Amy's Nightmare」「Kahega」は、ダイナミックでパーカッシヴなアクション音楽。「Amy's Farewell / Spirit of Africa / End Credits」は、ジェントルなタッチからメインの主題によるエンドクレジットへ展開。最後にエクストラとして代替トラック5曲と、ジェームズ・ニュートン・ハワード作曲のアフリカン・ソング「The Villagers Chant」を収録。
このスコアは映画公開当時に米Epicレーベルから33分収録のサントラCDが出ていたが、今回米IntradaレーベルがリリースしたCDはコンプリート・スコアの初リリースで、限定プレス。
（2013年2月）

Jerry Goldsmith

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