俺はプロだ! BANDITS IN ROME

作曲:エンニオ・モリコーネ、ブルーノ・ニコライ
Composed by ENNIO MORRICONE, BRUNO NICOLAI

指揮:ブルーノ・ニコライ
Conducted by BRUNO NICOLAI

(スペインQuartet Records / QR441)

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1968年製作のイタリア映画(日本公開は1970年4月/イタリア語題名は「ROMA COME CHICAGO」)。監督は「荒野の10万ドル」(1966)「ドクター・コネリー/キッドブラザー作戦」(1967)「アルデンヌの戦い」(1967)「続シンジケート」(1973)「ビッグ・マグナム77」(1976)「悪魔が最後にやって来る!(1977)等のアルベルト・デ・マルティーノ(1929〜2015)。出演はジョン・カサヴェテス、ガブリエル・フェルゼッティ、アニタ・サンダース、ニコス・クルクロス、リカルド・クッチョーラ、ルイジ・ピスティッリ、オスヴァルド・ルジエリ、グイド・ロロブリジーダ、マリサ・トラヴェルシ、ピエロ・モルジア、マルコ・フィオリーニ、ルイジ・カセラート、ファウスト・ポリチーノ他。ジャチント・チアッチオ、マッシモ・ダヴァックとカルロ・ロマーノの原案を基にジャチント・チアッチオ、マッシモ・ダヴァック、カルロ・ロマーノ、ディノ・マイウリ、マッシモ・デ・リタ、アルベルト・デ・マルティーノ、ファビオ・カルピ、リアネラ・カレルとピエロ・テリーニが脚本を執筆。撮影はアルド・トンティ。製作はディノ・デ・ラウレンティス。仕事中に決して人を殺さないことを信条としていたプロの強盗犯マリオ・コルダ(カサヴェテス)は、相棒に選んだエンリコ(クルクロス)とスーバーマーケットを襲撃するが、非情なエンリコは罪もない人間を2人殺した上にコルダを見捨てて逃走した。逮捕されたコルダは、妻のリア(サンダース)にエンリコへ連絡をさせるが、エンリコはコルダの仕事を横取りし、カルロ(モルジア)、ルチアーノ(フィオリーニ)、アンジェロ(ロロブリジーダ)の3人を仲間に引き入れて宝石商を襲う……。

音楽はエンニオ・モリコーネ(1928〜2020)と、一時期の彼の指揮者・共同作曲者で、単独でも多数のフィルムスコアを手がけているブルーノ・ニコライ(1926〜1991)。「Main Title」は、ドラムスのみの演奏によるスリリングでダイナミックなメインタイトル。「Nightmare (I)」は、ノワール調のパワフルでサスペンスフルなジャズ。「I Like My Life (I)」「I Like My Life (II)」「Bandits in Rome」「I Like My Life (III)」「I Like My Life (IV)」は、ジェントルでリリカルなタッチのラヴ・テーマ。「Police and Hands Up (I)」「Police and Hands Up (II)」は、ギターをフィーチャーしたウエスタン風の主題から後半サスペンス調へ展開。「Desperate」は、ストイックでパワフルなマーチ調の曲。「The Club」「The Club Again」は、リズミックでファンキーなディスコ。「Karate」は、ストイックでパワフルなマーチ調の主題からダイナミックなサスペンス音楽へ。「Nightmare (II)」「Nightmare (III)」は、ストイックかつパワフルな曲。「Wild West Show」は、明るく陽気な曲。「Almost Over」は、ダイナミックなサスペンスアクション音楽。「End Title」は、ラヴ・テーマによる大らかなタッチのエンドタイトル。ワイルドでダイナミックなタッチのスコア。

このスコアは、これまでモリコーネ作曲の「要塞(THE HORNET'S NEST)」(1970)の海賊盤LPに2曲が収録されていただけで、これが正規盤の初リリース。1000枚限定プレス。
(2021年4月)

Ennio Morricone

Bruno Nicolai

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