軍用列車 BREAKHEART PASS

作曲・指揮:ジェリー・ゴールドスミス
Composed and Conducted by JERRY GOLDSMITH

演奏:ハリウッド・スタジオ交響楽団
Performed by the Hollywood Studio Symphony Orchestra

(米La-La Land Records / LLLCD 1044)

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1975年製作のアメリカ映画。監督は「ウィル・ペニー」(1967)「100挺のライフル」(1968)「大洋のかなたに」(1970)「ブレイクアウト」(1975)「ヘルター・スケルター」(1976)等のトム・グライス。出演はチャールズ・ブロンソン、ベン・ジョンソン、リチャード・クレンナ、チャールズ・ダーニング、ジル・アイアランド、エド・ローター、ビル・マッキニー、デヴィッド・ハドルストン、ロイ・ジェンソン、レイフォード・バーンズ、スコット・ニューマン、サリー・カークランド、ジョン・ミッチャム、ケイシー・ティッブス他。原作・脚本は「ナバロンの要塞」(1961)「サタンバグ」(1964)「荒鷲の要塞」(1968)「爆走!」(1972)「黄金のランデブー」(1977)等のアリステア・マクリーン。撮影はサム・ペキンパー監督とのコラボレーションで知られるルシアン・バラード。製作総指揮は「動く標的」(1966)「荒鷲の要塞」(1968)「ロング・グッドバイ」(1973)「さらば愛しき女よ」(1975)「北海ハイジャック」(1980)等のエリオット・カストナー。伝染病で全滅しかかっているロッキー山脈中のフンボールト砦に医薬品と米軍兵を乗せて向う軍用列車。保安官ネイザン・ピアース(ジョンソン)に捕らえられ、列車に乗り合わせた賭博師のジョン・ディーキン(ブロンソン)は、列車内で相次いで発生する不可解な事件を秘かに調査しはじめるが……。

音楽はジェリー・ゴールドスミスで、これは彼のウエスタン・スコアの傑作の1つ。過去に海賊盤のLPとCDが出ていたが、今回米La-La LandレーベルがリリースしたサントラCDは初の正規盤で、3000枚の限定プレス(海賊盤LPと同じジャケットデザインなのが懐かしい)。「Breakheart Pass - Main Title」は、疾走する列車のタイトルバックに合わせたダイナミックなメインタイトル。このヒロイックなメインの主題が「Free Ride / Hot Stove」「The Trestle」「Here They Come」等で様々なバリエーションにより繰り返される。「Medical Supplies」「Night Watch / Help Yourself」「Make Up Your Mind / Leaving The Fort」等は緊張感に満ちたサスペンス音楽。「On The Move / Runaway」「The Casket / Box Car Fight」「Raiding Party」等はビジーでダイナミックなアクション音楽で、同じく列車を舞台にした「カサンドラ・クロス」でのゴールドスミスのスコアに通ずるものがある。「Reunited / Breakheart Pass - End Credits」は、メインタイトルのリプライズによるエンドクレジット。短いボーナストラックを2曲含む。
(2006年6月)

Jerry Goldsmith

ゴールドスミスのウエスタン・スコア

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