ジョン・パウエル
  John Powell

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Mini Biography:
Surrounded by music as a child, Powell was a classical snob until 13, when he began playing everything from rock'n roll to jazz. In 1986, he entered London's Trinity College of Music, where he studied composition, earning the John Halford and the Boosey and Hawkes Bursary Music College Prizes. While at Trinity, he joined performance art group Media Arts. With longtime collaborator Gavin Greenaway, he composed music and sound for their conceptual performances. In 1988, he landed a job composing music for commercials and television at London's Air-Edel Music, where he worked alongside composers Hans Zimmer and Patrick Doyle. He left Air-Edel in 1995 to co-found, with Greenaway, London-based commercial music house Independently Thinking Music (ITM). Together they composed scores for more than 100 British and French commercials and for independent films.

 


エボリューション   EVOLUTION

作曲:ジョン・パウエル
Composed by JOHN POWELL

指揮:ギャヴィン・グリーナウェイ
Conducted by GAVIN GREENAWAY

追加音楽作曲:ギャヴィン・グリーナウェイ、ジェームズ・マッキー・スミス
Additional Music by GAVIN GREENAWAY and JAMES McKEE SMITH

演奏:ハリウッド・スタジオ交響楽団
Performed by the Hollywood Studio Symphony Orchestra

(米Varese Sarabande / 302 066 256 2)

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「ゴーストバスターズ」等のアイヴァン・ライトマンが2001年に監督したSFコメディ。出演はデヴィッド・ドゥカヴニー、ジュリアン・ムーア、オーランド・ジョーンズ、ショーン・ウィリアム・スコット、タイ・バーレル、テッド・レヴィン、ダン・アイクロイド他。ドン・ジャコビーの原案を基にデヴィッド・ダイアモンド、デヴィッド・ウェイスマンとジャコビーが脚本を執筆。撮影はマイケル・チャップマン。エイリアンのSFXはフィル・ティペット。アリゾナに落下した隕石には、単細胞生物から多細胞へ、昆虫へ、爬虫類へ、霊長類へと地球では何10億年もかかる進化を数日で実現してしまうエイリアンが宿っていた、というアイデアのストーリーだが、(その存在自体が可笑しい)アイクロイド以外はあまり笑えないコメディ(映画自体のレビューは「Quick! Film Review」をご参照)。

音楽を担当したジョン・パウエルは、ハンス・ジマーが率いるメディア・ヴェンチャーズのメンバーの1人。「The Army Arrives」でのギターとオーケストラの組合わせによる勇壮な曲や、「The Ira Kane?」「The Fire Truck」でのヒロイックなマーチがなかなかかっこいいが、映画の中身がコメディなので少し違和感があるし、メロディ自体にはやはりハンス・ジマーの強い影響が感じられる(メディア・ヴェンチャーズのメンバーには常にある傾向)。「The Mall Chase」はダイナミックなオーケストラによるアクションスコアだが、映画では演出が緩慢で非常に間の抜けたシーンなので勇壮なフレーズがやはりかっこ良すぎる。「Cutie Pie」でのスラプスティックなタッチや、クライマックスの「The Amoeba Emerges」「To Go Where No Man Has Gone Before」はダニー・エルフマン調になる。というわけで、非常に起用な作曲家なのだが、あまり個性を感じさせないところが少し残念。

ジョン・パウエルは、これまでに「(未公開)第一容疑者2」(1996)「フェイス/オフ」(1997)「アンツ」(1998)「(未公開)Endurance」(1998)「恋は嵐のように」(1999)「(未公開)Chill Factor」(1999)「(未公開)The Road to El Dorado」(2000)「チキンラン」(2000)「(未公開)Just Visiting」(2001)「シュレック」(2001)「(未公開)Rat Race」(2001)「(未公開)Eye See You」(2001)等の音楽を担当しているが、ハンス・ジマーやハリー・グレグソン=ウィリアムスと共同で作曲しているケースが多く、今回の「エボリューション」は珍しく単独での登板。ここでオーケストラの指揮と追加音楽の作曲を担当しているギャヴィン・グリーナウェイもメディア・ヴェンチャーズの一員だが、パウエルとはロンドンでCM音楽のプロダクションを共同経営していたこともある長年のコラボレーターである。
(2001年8月)

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