ハリー・グレグソン=ウィリアムス
 Harry Gregson-Williams

Date of Birth: 1961/12/13
Place of Birth: UK
Mini Biography:
Gregson-Williams, as a child, studied voice, piano and violin, and performed throughout Europe, played as a soloist for numerous recordings as well as for television. Going from one musical scholarship to another, he eventually studied at the Guild Hall School of Music and Drama in London. He then went on to teach in England, Alexandria and Cairo in Egypt, and the Rift Valley in Kenya, where he taught music to children. When he returned to London, he began working with film music composer, Stanley Myers, orchestrating, arranging, and ghost-writing some material. He also did some similar work with Hans Zimmer's recordings in London. He eventually composed two scores for director Nicolas Roeg, "Full Body Massage" and "Hotel Paradise". In 1995, he was asked by Zimmer to come and join him in Los Angeles to work on "Muppet Treasure Island". He agreed and remained in Los Angeles, collaborating at Media Ventures as a composer and arranger on a panoply of recordings with Zimmer. His work is also known in other collaborative projects with Trevor Rabin and with John Powell. After a few independent films scores in England (his first one being the thriller "White Angel"), he was introduced to his first solo project "The Whole Wide World". Away from the cinema, he contributed music to the various "Metal Gear Solid" series of video games, and has worked with many rock and pop artists on their commercial albums. His brother Rupert is also a composer and conductor.

The Unofficial Website of Harry Gregson-Williams: http://www.ifiji.com/yumbo/hgwinfo.htm

 


シンドバッド 7つの海の伝説 SINBAD: LEGEND OF THE SEVEN SEAS

作曲・指揮:ハリー・グレグソン=ウィリアムス
Composed and Conducted by HARRY GREGSON-WILLIAMS

(米Dreamworks / B0000733-02)

cover
このCD(輸入盤)を購入する

ドリームワークスのジェフリー・カッツェンバーグが2003年に製作したアニメーション映画。監督はパトリック・ギルモアティム・ジョンソン。声の出演はブラッド・ピット、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ミシェル・ファイファー、ジョセフ・ファインズ、デニス・ヘイスバート、アドリアーノ・ジャンニーニ、ティモシー・ウエスト、ラマン・フイ、チャン・チャン、ジム・カミングス、コンラッド・ヴァーノン、アンドリュー・バーチ、クリス・ミラー他。脚本はジョン・ローガン。地の果てのタルタルスに住むカオス(混乱)の女王エリス(ファイファー)の策略により、世界の平和を司る「魔法の書」を盗んだ犯人にされてしまった海賊シンドバッド(ピット)は、彼の無実を信じて身代わりとなった親友のプロテウス王子(ファインズ)が処刑されてしまう前に、エリスから「魔法の書」を奪い返すべく、プロテウスの婚約者マリーナ(ゼタ=ジョーンズ)とともに冒険の旅に出る……(映画自体のレビューは「Quick! Film Review」をご参照)。

音楽はハンス・ジマー率いるメディア・ヴェンチャーズ一派のハリー・グレグソン=ウィリアムス。ジマーやジョン・パウエルと共同作曲している作品が多いが、このスコアは彼の単独クレジットで、冒険活劇にふさわしいフル・オーケストラによる派手なアクション音楽を提供している。「Let the Games Begin」は、女声を加えたコミカルで狡猾なタッチのエリスの主題から勇壮なメインテーマへと展開。冒険活劇ものにありがちな主題だがイギリスの作曲家らしい気品を感じさせるところが良い。この主題は「The Stowaway」「Heroics」「Rescue!」「Is It the Shore or the Sea?」「Sinbad Returns and Eris Pays Up」等で全編を通して繰り返し登場する。「The Sea Monster」は、エリスの放った怪獣セータスがシンドバッドたちの船を襲うシーンのアクションスコア。「Syracuse」はメインの主題のイントロから雄大なシラキュースの主題へ。「Eris Steals the Book」は、エリスがシンドバッドに化けて「魔法の書」を盗むシーンの音楽。「Sirens」はシンドバッドたちを誘惑する海の妖精セイレーンたちのファンタスティックな主題で、女声とオーケストラによる舞踏音楽調の音楽。セイレーンたちのヴォーカルはリスベス・スコット、ドナ・デローリー、ショーン・アン・フューツ、ディーナ・ルッソ、作詞はリスベス・スコット。「The Giant Fish」は、島だと思って主人公たちが上陸したのが実は巨大な魚だったというシーンの短いアクション・スコア。「Surfing」は勇壮な第二主題のイントロからカラフルに展開。「The Roc」は怪鳥ロクがマリーナを襲うシーンの音楽。「Tartarus」はタルタルスでのクライマックスのダイナミックな劇伴音楽。「Into the Sunset」は第二主題のパワフルなリプライズにより締めくくる。

イギリス出身のハリー・グレグソン=ウィリアムスは、エジプトやケニヤで音楽の教師を務めていたが、イギリスに帰国後、スタンリー・マイヤーズのオーケストレーター/アレンジャーとしてしばらく働き、ニコラス・ローグ監督作品の音楽をいくつか担当した後に、ハンス・ジマーの誘いでメディア・ヴェンチャーズに加わったという経歴を持つ。ハリー・グレグソン=ウィリアムスが手がけたその他の作品には「殺人犯」(1993)「ザ・ロック」(1996)「ボロワーズ/床下の小さな住人たち」(1997)「陰謀のシナリオ」(1997)「ライアー」(1997)「エネミー・オブ・アメリカ」(1998)「アンツ」(1998)「リプレイスメント・キラー」(1998)「(TV)ハイスクール・ジャック 怒りの教室」(1999)「ハロルド・スミスに何が起こったか?」(1999)「ティガー・ムービー/プーさんの贈りもの」(1999)「(TV)揺れる評決」(1999)「チキンラン」(2000)「シュレック」(2001)「スパイ・ゲーム」(2001)「フォーン・ブース」(2002)等がある(但しハンス・ジマーやジョン・パウエル、トレヴァー・ラビンと共同作曲しているケースが多い)。また、彼はビデオゲーム「Metal Gear Solid」シリーズの音楽も手がけている。
(2003年8月)

Top


ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 THE CHRONICLES OF NARNIA: THE LION, THE WITCH AND THE WARDROBE

作曲・指揮:ハリー・グレグソン=ウィリアムス
Composed and Conducted by HARRY GREGSON-WILLIAMS

演奏:ロス・アンジェルス・レコーディング・アーツ管弦楽団
Performed by the Los Angeles Recording Arts Orchestra

(米Walt Disney Record / 61374-7)

cover
このCD(輸入盤)を購入する
cover
このCD(日本盤)を購入する

2005年製作のアメリカ映画。監督は「シュレック」(2001)「シュレック2」(2004)アンドリュー・アダムソン。出演はジョージー・ヘンリー、スカンダー・ケインズ、ウィリアム・モーズリー、アンナ・ポップルウェル、ティルダ・スウィントン、ジム・ブロードベント、声の出演はリーアム・ニーソン、レイ・ウィンストン、ドーン・フレンチ、ルパート・エヴェレット、キャメロン・ローズ他。イギリスの作家C・S・ルイス(1898〜1963)の原作を基にアンドリュー・アダムソン、クリストファー・マーカス、スティーブン・マクフィーリー、アン・ピーコックが脚本を執筆。撮影はドナルド・マッカルパイン。全7巻から成るファンタジー小説の第1作目「ライオンと魔女」の映画化。第二次大戦下のイギリス、ペヴェンシー家の4人の子供たちはロンドンの空襲を逃れ、田舎のカーク教授(ブロードベント)のもとに預けられる。屋敷を探索していた末っ子のルーシー(ヘンリー)は、空き部屋で見つけた大きな衣装箪笥の中へ入っていき、ふと気づくと雪に覆われた森の中に立っていた。そこは偉大な王アスランが作った魔法の国“ナルニア”。美しいこの国は、冷酷な白い魔女(スウィントン)によって100年の間冬の世界に閉じ込められていた。やがて4人の子供たちは、この国の運命が自分たちの手に託されたことを知る……。同じ原作がイギリスのTV映画「ナルニア国ものがたり」(1988〜1990/監督:マリリン・フォックス、出演:リチャード・デンプシー、ソフィー・クック、ジョナサン・R・スコット、バーバラ・ケラーマン 、音楽:ジェフリー・バーゴン)として映像化されているほか、1993年には、この映画の原作者C・S・ルイスと詩人ジョイ・グレシャムを主人公にした「永遠の愛に生きて(Shadowlands)」(監督:リチャード・アッテンボロー、出演:アンソニー・ホプキンス、デブラ・ウィンガー、音楽:ジョージ・フェントン)が製作されている。

音楽は「チーム★アメリカ/ワールドポリス」(2004)「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」(2004)「マイ・ボディガード」(2004)「シュレック2」(2004)「ドミノ」(2005)「キングダム・オブ・ヘブン」(2005)等のハリー・グレグソン=ウィリアムス。オーケストラとコーラス(The Bach Choir、The Choir of the King's Consort、Sylvia Young Theatre School Choir)を組み合わせたスケールの大きいアドヴェンチャー・スコアを展開している。「The Blitz, 1940」は、ダイナミックでミリタリスティックな曲。「Evacuating London」は、リリカルなイントロから幻想的なヴォーカルへ。「The Wardrobe」もリリカルな曲。「Lucy Meets Mr.Tumnus」はジェントルなタッチ。「The White Witch」は、サスペンスフルな白い魔女の主題。「From Western Woods to Beaversdam」も幻想的な曲。「Father Christmas」は明るくリリカル。「To Aslan's Camp」は勇壮でダイナミック。「Knighting Peter」は、ストイックなタッチから後半はアクションスコアに。「The Battle」はヒロイックでパワフルな戦闘シーンのアクションスコア。「Only the Beginning of the Adventure」はドラマティックなエンディング。スコアの他にImogen Heap、Alanis Morissette、Tim Finn、Lisbeth Scottによる挿入歌4曲が収録されている。
(2006年2月)

Top


Film Music Composersへ戻る


Copyright (C) 2003 - 2006  Hitoshi Sakagami.  All Rights Reserved.