Date of Birth: 1916/1/4
Place of Birth: New Haven, Connecticut, USA
Date of Death: 1989/2/3
Mini Biography:
Lionel Newman had the combined good fortune and tough luck of being the kid brother of perhaps the greatest all-around music man in Hollywood history; Alfred Newman. It was Alfred who brought Lionel to 20th Century Fox; starting as a rehearsal pianist, the younger Newman remained at Fox for 46 years, eventually taking over, after his brother's departure, as the Music Department's top man. Along the way, he also garnered a double-handful of Oscar nominations, winning for his adapted score for "Hello Dolly!" in 1969. Reputedly a tough task master during recording sessions, he was nevertheless a superb conductor of some of cinema's greatest scores, including "The Long Hot Summer"(1958), "The Young Lions"(1958), "Cleopatra"(1963), "The Sand Pebbles"(1966), "The Omen"(1976), and "Alien"(1979). He was the musical supervisor for "Star Wars"(1977) and was Marilyn Monroe's hand-picked music director for all her films at Fox. And he was, by many accounts, one of the funniest men in Hollywood.
作曲・指揮:ライオネル・ニューマン
Composed and Conducted by LIONEL NEWMAN
(米Intrada / Intrada Special Collection Volume 101)
1956年製作のアメリカ映画。監督は「折れた矢」(1950)「ディミトリアスと闘士」(1954)「決断の3時10分」(1957)「避暑地の出来事」(1959)「二十歳の火遊び」(1961)「恋愛専科」(1962)「スペンサーの山」(1963)等のデルマー・デイヴィス。出演はリチャード・ウィドマーク、フェリシア・ファー、スーザン・コーナー、トミー・レッティグ、ステファニー・グリフィン、レイ・ストリックリン、ニック・アダムス、カール・ベントン・リード、ダグラス・ケネディ、ジョージ・マシューズ、ジェームズ・ドルーリー、ティモシー・ケアリー、ジューニー・エリス、アベル・フェルナンデス、ジョージ・ロス。グウェン・バグニ・ギールガッドの原案を基にジェームズ・エドワード・グラント、デルマー・デイヴィスとグウェン・バグニ・ギールガッドが脚本を執筆。撮影はウィルフリッド・M・クライン。コマンチ族に育てられた男コマンチ・トッド(ウィドマーク)が、インディアンの妻と子供たちを殺した相手に復讐し、殺人犯として捕らえられる。護送される途中でトッドの乗った幌馬車隊がアパッチ族に襲撃され、彼は生き延びた同乗者を安全な土地まで送り届けることになるが、彼らは人種偏見に満ちた開拓者たちだった……。
音楽はライオネル・ニューマンが作曲しており、トラディッショナルな西部劇音楽とインディアン音楽を組み合わせたオーソドックスなオーケストラル・スコアを展開。スコア全体が4曲から成る33分程度の組曲に編集されている。「Red
Rock Crossing」は、ヒロイックでストイックなメインタイトルからサスペンス音楽、ドラマティックな主題、ロマンティックなラヴ・テーマへと展開。「Tragedy」は、ダイナミックでサスペンスフルなタッチからインディアンを描写した主題、メインの主題へと展開。「Canyon
of Death」は、メインの主題のジェントルなアレンジメントからビジーなサスペンス・アクション音楽、インディアンの主題へと展開。「The
Last Wagon」は、メインの主題とインディアンの主題を織り込んだダイナミックなサスペンス・アクション音楽から、最後はメインの主題で締めくくる。
この米IntradaレーベルのCDは、リー・ハーライン作曲(ライオネル・ニューマン指揮)によるフォックス製作のウエスタン「無法の王者ジェシイ・ジェイムス(THE
TRUE STORY OF JESSE JAMES)」(1957/監督:ニコラス・レイ、出演:ロバート・ワグナー、ジェフリー・ハンター、アグネス・ムーアヘッド他)のスコアとカップリングになっており、1200枚限定プレス。
ライオネル・ニューマンは、20世紀フォックスの音楽部長だったアルフレッド・ニューマンの弟で、兄の誘いでリハーサル・ピアニストとしてフォックスに入社して以来、46年間同社の音楽部門で活躍し、最後にはアルフレッドの後任として音楽部長も務めている。1969年の「ハロー・ドーリー!」ではアカデミー賞のミュージカル映画音楽賞を受賞。また、フォックス製作作品の音楽監督やスコアの指揮を数多く手がけており、アレックス・ノース作曲の「長く熱い夜」「クレオパトラ」や、ヒューゴ・フリードホファー作曲の「島の女」「陽はまた昇る」「若き獅子たち」、リー・ハーライン作曲の「眼下の敵」、ジェリー・ゴールドスミス作曲の「砲艦サンパブロ」「オーメン」シリーズ、「エイリアン」等の指揮が有名。マリリン・モンロー主演の「ナイアガラ」「紳士は金髪がお好き」「ショウほど素敵な商売はない」「帰らざる河」等や、ジョン・ウィリアムス作曲の「スター・ウォーズ」「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」の音楽監督も務めている。
ライオネル・ニューマンが作曲を手がけた作品には「牧童と貴婦人(The Cowboy and the Lady)」(1938)「(未公開)The Jackpot」(1950)「(未公開)ゴールデンガール(Golden Girl)」(1951)「(未公開)Bloodhounds of Broadway」(1952)「(未公開)The Silver Whip」(1953)「(未公開)パウダー・リバーの対決(Powder River)」(1953)「レッド・リバー(Siege at Red River)」(1954)「(未公開)The Rocket Man」(1954)「(未公開)ゴリラの復讐(Gorilla at Large)」(1954)「(未公開)Princess of the Nile」(1954)「(未公開)The Gambler from Natchez」(1954)「(未公開)殺し屋は放たれた(The Killer Is Loose)」(1956)「誇り高き男(The Proud Ones)」(1956)「赤い崖(A Kiss Before Dying)」(1956)「襲われた幌馬車(The Last Wagon)」(1956)「(未公開)The Best Things in Life Are Free」(1956)「やさしく愛して(Love Me Tender)」(1956)「よろめき休暇(Kiss Them for Me)」(1957)「無頼の群(The Bravados)」(1958)「(未公開)Villa!!」(1958)「(未公開)強迫/ロープ殺人事件(Compulsion)」(1959)「ひとこと言って(Say One for Me)」(1959)「(未公開/TV)The Many Loves of Dobie Gillis」(1959)「恋をしましょう(Let's Make Love)」(1960)「アラスカ魂(North to Alaska)」(1960)「(未公開/TV)Hong Kong」(1961)「(未公開/TV)The Gertrude Berg Show」(1961)「(未公開/TV)Margie」(1961)「(未公開/TV)Bus Stop - Portrait of a Hero」(1961)「女房は生きていた(Move Over, Darling)」(1963)「(未公開/TV)Valentine's Day - Cherry Blossoms in New York」(1964)「マドリードで乾杯(The Pleasure Seekers)」(1964)「ただいま熱愛中(Do Not Disturb)」(1965)「聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ(The St. Valentine's Day Massacre)」(1967)「絞殺魔(The Boston Strangler)」(1968)「(TV)壮絶!第14部隊勇敢に戦えり(Fireball Forward)」(1972)「(未公開/TV)State Fair」(1976)等がある。
ライオネル・ニューマンは、1938年の「牧童と貴婦人」でアカデミー賞の歌曲賞、1950年の「(未公開)I'LL
GET BY」で同賞のミュージカル映画音楽賞、1951年の「(未公開)ゴールデンガール」で同賞の歌曲賞、1954年の「ショウほど素敵な商売はない」、1956年の「(未公開)THE
BEST THINGS IN LIFE ARE FREE」、1958年の「恋愛候補生」、1959年の「ひとこと言って」、1960年の「恋をしましょう」、1965年の「マドリードで乾杯」で同賞のミュージカル映画音楽賞、1967年の「ドリトル先生不思議な旅」で同賞の音楽(編曲賞)にノミネートされ、1969年の「ハロー・ドーリー!」で同賞のミュージカル映画音楽賞を受賞している。
(2009年6月)
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