クイン・マーティン製作テレビドラマ作品集 Vol.1
THE QUINN MARTIN COLLECTION: VOLUME ONE COP
AND DETECTIVE SERIES
作曲:ジェリー・ゴールドスミス、ブルース・ブロートン、デイヴ・グルーシン、ラロ・シフリン、ジョン・パーカー、デュアン・タトゥロ、ネルソン・リドル、パトリック・ウィリアムス、デヴィッド・シャイア
Composed by JERRY GOLDSMITH, BRUCE BROUGHTON, DAVE GRUSIN, LALO SCHIFRIN, JOHN
PARKER, DUANE TATRO, NELSON RIDDLE, PATRICK WILLIAMS, DAVID SHIRE
(米La-La
Land Records / LLLCD 1499)
<収録曲>
1.(TV)名探偵ジョーンズ BARNABY JONES
- REQUIEM FOR A SON(Jerry Goldsmith)
- THE PICTURE PIRATES(Bruce Broughton)
2.(TV)警部ダン・オーガスト DAN AUGUST
- THE KING IS DEAD(Dave Grusin)
- WHEN THE SHOUTING DIES(Dave Grusin)
3.(TV)特捜隊長エバース MOST WANTED
- THE SKY KILLER(Lalo Schifrin)
4.(TV)探偵キャノン CANNON
- CANNON(John Parker)
- THE SALINAS JACKPOT(John Parker)
OTHER QUINN MARTIN COP,
DETECTIVE AND MYSTERY THEMES
5.(未公開/TV)THE MANHUNTER(Duane Tatro)
6.(未公開/TV)CARIBE(Nelson Riddle)
7.(未公開/TV)BERT D'ANGELO / SUPERSTAR(Patrick Williams)
8.(TV)恐怖と怪奇の世界 TALES OF THE UNEXPECTED(David Shire)
「(TV)アンタッチャブル(The
Untouchables)」(1959〜1960)「(TV)逃亡者(The Fugitive)」(1963〜1967)「(TV)頭上の敵機(12 O'Clock
High)」(1964〜1967)「(TV)FBI(The F.B.I.)」(1965〜1974)「(TV)インベーダー(The
Invaders)」(1967〜1968) 「(TV)サンフランシスコ捜査線(The Streets of San Francisco)」(1972〜1977)といったヒット・シリーズを手がけたアメリカのプロデューサー、クイン・マーティン(1922〜1987)が製作したテレビシリーズのスコアを集めたコンピレーションの第1集で、“警官・刑事シリーズ”編(CD2枚組で2000枚限定プレス)。
1959〜1980の21年間、全米ではプライムタイムで常に最低1本のマーティン製作シリーズが放映されていた。マーティンは、上記のようなテレビシリーズの他に「(TV)刑事オルテガ・影なき殺人鬼(The
Face of Fear)」(1971)「(TV)1932年・実録連邦警察(The F.B.I. Story: The FBI Versus Alvin
Karpis, Public Enemy Number One)」(1974)「(TV)パニック・オン・ザ・5:22(Panic on the
5:22)」(1974)「(TV)FBI/ミシシッピー・クライシス(Attack on Terror: The FBI vs. the Ku Klux
Klan)」(1975)「(TV)大強奪(Brinks: The Great Robbery)」(1976)「(TV)ザ・シティー(The
City)」(1977)といったテレビムービーや、劇場映画「悪魔のワルツ(The
Mephisto Waltz)」(1971)も製作している。
1.(TV)名探偵ジョーンズ BARNABY JONES
1973〜1980年に米CBSで放映(60分×178話)。日本では1975年から日本テレビ系列で放映。引退から復帰した私立探偵バーナビー・ジョーンズ(バディ・イブセン/吹替:中村
正)が、義理の娘ベティ(リー・メリウェザー)、遠い親戚の“J.R.”ことジェディダイア・ロマーノ(マーク・シェラ)を助手として様々な事件を解決していくドラマ。ここでは2エピソードのスコアを収録。
「REQUIEM FOR A SON」(1973年1月28日放映)の監督はウォルター・グローマン。共演はブラッドフォード・ディルマン、ロバート・ホーガン、ウィリアム・コンラッド、キース・チャールズ、ロバート・パッテン、メアリー・ジャクソン、エリカ・ヘイゲン、ダン・バートン他。エイドリアン・サミッシュの原案を基にエドワード・ヒュームが脚本を執筆。撮影はジャック・スウェイン。引退して私立探偵業を息子のハル(パッテン)に引き継いでいたバーナビー・ジョーンズは、ハルが何者かに殺されたことを知り、ハルの友人の探偵フランク・キャノン(コンラッド)の協力を得て犯人を追いつめる。
音楽はジェリー・ゴールドスミス(1930〜2004)。「Main
Title #1」は、ダイナミックでヒロイックなメインテーマで、ゴールドスミスが手がけた数多くのテレビシリーズの主題曲中でも有名な主題の1つ。このメインの主題が「The
Office / Condolences」「Ballistics Report / The Ransom / The Client」「Drop It / The
Best in the Business」等、全編を通して登場する。「The Bag Man」「The Dark Room /
The Tail」は、抑制されたサスペンス音楽。「Killing」「Garage Attack」は、ダイナミックなサスペンス音楽。
「THE PICTURE PIRATES」(1978年12月21日放映)の監督はケネス・C・ギルバート。共演はベン・マスターズ、コンラッド・ジャニス、ジュディス・チャップマン、バート・フリード、アイナ・ベイリン、ユージーン・ピーターソン、マイケル・オールドレッジ他。ブリジット・クリスチャンセンとジョン・クリスチャンセンの原案を基にロバート・シャーマンが脚本を執筆。撮影はウィリアム・W・スペンサー。映画編集者の死を調査する過程で、バーナビーとJ.R.は、映画スタジオに多額の損失をもたらし得る海賊版業者の存在を突き止める。
音楽はブルース・ブロートン(1945〜)。「At
Emery Studios / Ken Gets It」「Jimmy Finds Rita / Bring Me Red Galaxy」は、ダークなタッチのサスペンス音楽。「Rita
Confesses」は、ジェントルな曲。「To Western & Gower」「Rita Is Saved / The
Old Beard Gag」は、ダイナミックなサスペンス音楽。最後にゴールドスミス作曲のメインの主題「Main Title #3」を収録。
2.(TV)警部ダン・オーガスト DAN AUGUST
1970〜1971年に米ABCで放映(60分×26話)。日本では1971年からテレビ朝日系列で放映。カリフォルニアの架空の都市サンタルイザを舞台に、この町で生まれ育った殺人課警部ダン・オーガスト(バート・レイノルズ/吹替:田中信夫)の活躍を描くアクションドラマ。同僚のチャールズ・ウィレンツ巡査部長(ノーマン・フェル/吹替:真木恭介)、ジョー・リヴェラ刑事(ネッド・ロメロ/吹替:小林清志)、ケイティ・グラント(エナ・ハートマン/吹替:北浜晴子)、上司のジョージ・アンターメイヤー刑事部長(リチャード・アンダーソン/吹替:家弓家正)等と事件を捜査する中で、ダンは昔からの知人たちと頻繁に再会する。ここでは2エピソードのスコアを収録。
「THE KING IS DEAD」(1970年10月14日放映)の監督はジーン・ネルソン。共演はダブニー・コールマン、フレッド・ベアー、ジェーン・エリオット、ジャニス・ルール、リチャード・ヴァン・ヴリート他。脚本はジャック・ターリー。撮影はベン・コールマン。ダンの大学時代の知人だった慈善家が射殺死体で発見されるが、行きずりの強盗の仕業だと信じられないダンは捜査を継続する。
音楽はデイヴ・グルーシン(1934〜)。「Main
Title」は、ダイナミックでアップビートなメインタイトル。「Act One / And Stay Out」「Colonial
Inn / Homespun」「Act III / Follow Thru / Pool Scene / Venable Bldg. / Stash」は、リズミックなサスペンス音楽。「Pleasance
/ Tears from a Loving Daughter / Pavane Pour un Millionaire」は、気だるいタッチのジャズ。「Canzionne」「Heavy」は、ジェントルなジャズ。グルーシンらしく、全体がジャズ・ベースのスコア。
「WHEN THE SHOUTING DIES」(1970年11月25日放映)の監督はロバート・トッテン。共演はヴェラ・マイルズ、マイク・ヘンリー、ヴィクター・フレンチ、スーン=テック・オー、ジェフリー・ルイス他。ロバート・L・グッドウィンの原案を基にロバート・ドズィアーが脚本を執筆。撮影はベン・コールマン。美しい女恐喝者がマンションのバルコニーから転落死し、ダンのフットボール選手時代の友人ヒープ・キャンフィールド(ヘンリー)が殺人の容疑者となる。
音楽はデイヴ・グルーシン。「Apartment
/ Three-Point Landing」「Last Job / False Arrest / More Letters / J.D.」「End Title」は、ダイナミックなジャズ。「Letters
/ Li'l Drunkee」「Badenhaus Blauen / Alibi / Flight of the Gimp」等は、リズミックなサスペンス音楽。「Carla」「New
Franchise / Life Isn't a Fountain?」は、スリリングなタッチのジャズ。
3.(TV)特捜隊長エバース MOST WANTED
1976〜1977年に米ABCで放映(60分×22話)。日本では1981年にテレビ東京で放映。ロス・アンジェルス市長の任命により編成されたリンク・エヴァース隊長(ロバート・スタック/吹替:金内吉男)、チャーリー・ベンソン巡査部長(シェリー・ノヴァク/吹替:池田秀一)、ケイト・マナーズ巡査(ジョー・アン・ハリス/吹替:吉田理保子)の3人による最重要犯罪対策チームの活躍を描くドラマ。ここでは1エピソードのスコアを収録。
「THE SKY KILLER」(1976年10月16日放映)の監督はドン・メドフォード。共演はハリス・ユーリン、アラン・ミラー、ロイ・プール、ウォード・コステロ、ロバート・マンダン、ローレット・スパング、カール・ウェザーズ他。脚本はグァードン・トゥルーブラッド。撮影はジャック・スウェイン。カリフォルニア州の議員を人質に飛行機をハイジャックした犯人(ユーリン)とエヴァースたちの対決を描く。
音楽はラロ・シフリン(1932〜)で、1970年代の彼の傑作スコア「ダーティハリー」(1971)「突破口!」(1973)「鷲は舞いおりた」(1976)「テレフォン」(1977)等に通ずるハイテンションなサスペンスアクションスコアを展開。「Main
Title」は、クールでダイナミックなメインタイトルで、シフリンのフュージョン・アルバム『Towering
Toccata』にも収録されている傑作。「Prelude」「Link's Arrival / Act Out」は、サスペンスフルでダイナミックなジャズで、「ダーティハリー」のスコアに通ずるタッチ。「Airport
Landing Strip」は、メインの主題の大らかなアレンジメントからドラマティックなサスペンス音楽へ。「Link's
Idea」「Celli」「Billy Lee / Death Penalty」「Ominous Trial / Regulations」「Like a
Wounded Animal」「Hot Money / Officer George / Drop It」等は、ハイテンションなサスペンス音楽で、「鷲は舞いおりた」や「突破口!」のスコアに通ずるタッチ。「All
the Way to the Ground / Epilogue」は、サスペンス音楽から大らかなクロージング、ジェントルなエピローグへと展開。「End
Credits」は、メインの主題によるエンドクレジット。シフリン作曲のオーケストラとジャズのコンビネーションによるサスペンススコアのベスト・パターンで、彼のファンにとっては本アルバム全体のハイライトと言える。
4.(TV)探偵キャノン CANNON
1971〜1976年に米CBSで放映(60分×120話)。日本では1975年からNHKで放映。妻子を失ったベテラン刑事のフランク・キャノン(ウィリアム・コンラッド/吹替:内海賢二)は、私立探偵へと転身。高額の報酬を要求し、豪邸で贅沢三昧、美食がたたって体重は100キロを超える巨漢だが、人並み外れた推理力と行動力で犯人を追い詰めていく。ここでは2エピソードのスコアを収録。
「CANNON」(1971年3月26日放映)の監督はジョージ・マッコーワン。共演はJ・D・キャノン、リンダ・デイ・ジョージ、マーレイ・ハミルトン、アール・ホリマン、ヴェラ・マイルズ、バリー・サリヴァン、キーナン・ウィン、リン・マータ、ジョン・フィードラー他。脚本はエドワード・ヒューム。撮影はジョン・A・アロンゾ。戦友の殺人事件を捜査するキャノンは、容疑者となった彼の妻の嫌疑を晴らそうとする。
音楽はジョン・パーカー(1926〜)。「Main
Title」は、明るくアップビートなメインタイトルで、この主題が「Cannon / Off to New
Mexico」「Suit Yourself / Mister Dirty」「Warren Springs / Hay Truck」「Burglar Alarms
/ Rape?」等、全編を通して登場する。「Train #99」は、カントリー調の曲。「Antacid
/ Redfield」は、メランコリックなタッチ。「Shell Game / The Set-Up」は、リズミックなサスペンス音楽。「Virgil
/ Hideout / Shut Up, Laverne」は、ダイナミックなアクション音楽。「End Credits」は、メインの主題によるエンドクレジット。
「THE SALINAS JACKPOT」(1971年9月14日放映)の監督はジョージ・マッコーワン。共演はトム・スケリット、シャロン・アッカー、ヴィンセント・ヴァン・パッテン、チャールズ・ベイトマン、ジョン・ペラック、ルシール・ベンソン、リー・ドゥ・ブルー、バートレット・ロビンソン、メアリー・グレゴリー他。脚本はケン・トレヴィー。撮影はジャック・スウェイン。キャノンはロデオ競技の賞金10万ドルを盗んだ犯人たちを突き止めるよう保険会社から依頼される。
音楽はジョン・パーカー。「Main
Title (First Season)」は、上記と同様のアップビートなメインタイトル。「Act I Play-On /
Clowns!」は、リズミックなサスペンス音楽。「Green Light / Yes Ma'am /
Wristwatch」「Lobo Canyon Road」「After the Fall」は、ダイナミックなジャズ。「Trouble
Goes Away / Sodom in the Suburbs」は、気だるいジャズ。「Gimme a Big Hug」は、ダイナミックなサスペンス音楽。
ジョン・パーカーが手がけた作品には
「(未公開/TV)Arthur Godfrey and the Sounds of New
York」(1963)
「(未公開/TV)Arthur Godfrey Loves Animals」(1963)
「(未公開)The Further Perils of Laurel and Hardy」(1967)
「(TV)ガンスモーク(Gunsmoke)」(1967〜1975)
「(TV)0088/ワイルド・ウェスト(The Wild Wild West - The Night of
the Spanish Curse)」(1969)
「(TV)さすらいのライダー(Then Came Bronson - A Famine Where
Abundance Lies, - Old Tigers Never Die--They Just Run Away, - A Long Trip to
Yesterday, - Mating Dance for Tender Grass)」(1969〜1970)
「(未公開/TV)Cutter's Trail」(1970)
「(未公開)闇の閃光(Darker Than Amber)」(1970)
「(TV)外科医ギャノン(Medical Center)」(1970〜1976)
「(TV)探偵キャノン(Cannon)」(1971)
「(TV)探偵キャノン(Cannon)」(1971〜1975)
「(未公開)Corky」(1972)
「(TV)ウィーン諜報網(Assignment: Vienna - There Was an Old
Woman, - So Long, Charley)」(1973)
「(TV)甦える青春・恍惚と不安の日々(The Man Who Died Twice)」(1973)
「(TV)サンフランシスコ捜査線(The Streets of San Francisco - The
Set-Up, - School of Fear)」(1973〜1975)
「(TV)名探偵ジョーンズ(Barnaby Jones - Divorce - Murderer's
Style, - Sins of Thy Father, - Memory of a Nightmare)」(1973〜1978)
「(未公開/TV)Dirty Sally」(1974)
「(未公開/TV)Strange Homecoming」(1974)
「(TV)女刑事ペパー(Police Woman - Seven Eleven, - It's Only a
Game, - Requiem for Bored Wives)」(1974)
「(未公開/TV)Movin' On - Ammo」(1975)
「(未公開/TV)The Secret Night Caller」(1975)
「(TV)特別狙撃隊S.W.A.T.(S.W.A.T. - Pressure Cooker)」(1975)
「(未公開/TV)Matt Helm - Murder on Ice, - Death
Rods」(1975)
「(TV)ポリス・ストーリー(Police Story - The Cutting Edge, - Little Boy Lost, - The Other
Side of the Fence)」(1975〜1976)
「(未公開/TV)Law of the Land」(1976)
「(TV)マッシュ(M*A*S*H - Bug Out)」(1976)
「(未公開/TV)In the Glitter Palace」(1977)
「(未公開/TV)Bunco」(1977)
「(TV)白バイ野郎ジョン&パンチ(CHiPs - Undertow, - Moving
Violation, - Highway Robbery, - Rustling)」(1977〜1978)
「(未公開/TV)Secrets of Three
Hungry Wives」(1978)
「(TV)ラブ・ボート(The Love Boat - The Captain's Cup/The Folks from Home/Legal
Eagle)」(1978)
「(TV)ダラス(Dallas)」(1978〜1991)
「(未公開/TV)The Girls in the Office」(1979)
「(未公開/TV)How the West Was Won - The Innocent, -
Luke」(1979)
「(TV)Dr.トラッパー/サンフランシスコ病院(Trapper John, M.D.)」(1979〜1986)
「(未公開/TV)The Great Cash Giveaway Getaway」(1980)
「(未公開)Witches' Brew」(1980)
等がある。
これ以降は、その他のクイン・マーティン製作のテレビシリーズの主題曲を収録。
5.(未公開/TV)THE MANHUNTER
1974〜1975年に米CBSで放映。監督はジョージ・マッコーワン、ローレンス・ドブキン、レスリー・H・マーティンソンが各話を担当。脚本はロバート・ブロック、ロバート・シャーマン、ラリー・アレクサンダー他。1930年代の世界恐慌を背景に、全米を旅しながら悪党どもを仕留めて行く賞金稼ぎデイヴ・バレット(ケン・ハワード)の活躍を描く。共演はハリー・ガーディノ、トム・スケリット、マイケル・コンスタンティン、ボー・ホプキンス、ウィリアム・シャラート、ジェームズ・キーチ、グレッグ・モリス、R・G・アームストロング、ダブニー・コールマン、サム・エリオット、ロバート・フォックスワース、マーク・ハミル、アイダ・ルピノ、レスリー・ニールセン、ドン・ストラウド、ロバート・ウェバー、ブラッドフィード・ディルマン、ロバート・ロッジア、ケヴィン・マッカーシー、ウッディ・ストロード他。
音楽はアメリカの作曲家デュアン・タトゥロ(1927〜)。「Main
Title」は、ハードボイルドでダイナミックなジャズによるメインタイトル。
デュアン・タトゥロが手がけた作品には
「(TV)インベーダー(The Invaders)」(1967〜1968)
「(TV)FBI(The F.B.I.)」(1968〜1974)
「(未公開/TV)National Geographic Specials - Australia: The
Timeless Land」(1969)
「(TV)消えた死体/浮気妻のセックス事件簿(House on Greenapple Road)」(1970)
「(TV)若き弁護士たち(The Young Lawyers - The Alienation
Kick)」(1970)
「(TV)警部ダン・オーガスト(Dan August - The Titan)」(1971)
「(TV)コンピューター殺人事件(Paper Man)」(1971)
「(TV)保安官サム・ケイド(Cade's County - Homecoming, -
Crisscross, - Shakedown, - The Brothers)」(1971〜1972)
「(TV)マニックス特捜網(Mannix - Round Trip to Nowhere, - Broken
Mirror)」(1971〜1972)
「(TV)スパイ大作戦(Mission: Impossible - Ultimatum)」(1972)
「(TV)マッシュ(M*A*S*H - The Moose, - Dear Dad, - Dear Dad,
Again, - Radar's Report)」(1972〜1973)
「(TV)探偵キャノン(Cannon - Trial by Terror, - The Man Who
Couldn't Forget, - The Iceman)」(1973〜1975)
「(TV)サンフランシスコ捜査線(The Streets of San Francisco - Before
I Die, - The Stamp of Death, - Merchants of Death, - Castle of Fear)」(1973〜1976)
「(TV)名探偵ジョーンズ(Barnaby Jones)」(1973〜1980)
「(未公開/TV)The Manhunter - Pilot」(1974)
「(未公開/TV)Manhunter」(1974)
「(TV)1932年・実録連邦警察(The F.B.I. Story: The FBI Versus
Alvin Karpis, Public Enemy Number One)」(1974)
「(未公開/TV)Archer - The Arsonist」(1975)
「(TV)命がけの青春/ザ・ルーキーズ(The Rookies - Eye for an
Eye)」(1975)
「(未公開/TV)Bert D'Angelo/Superstar」(1976)
「(TV)恐怖と怪奇の世界(Tales of the Unexpected - Devil
Pack)」(1977)
「(未公開/TV)Keefer」(1978)
「(未公開/TV)The Runaways - Melinda and the Pinball Wizard, - Wrong Way Street, -
The Breaking Point」(1978〜1979)
「(TV)ラブ・ボート(The Love Boat)」(1978〜1983)
「(TV)ハワイ5-O(Hawaii Five-O - Clash of Shadows)」(1980)
「(TV)ベガス(Vega$ - A Deadly Victim, - No Way to Treat a
Victim, - The Killing)」(1980〜1981)
「(TV)ダイナスティー(Dynasty)」(1983〜1985)
「(未公開/TV)Hotel」(1983〜1986)
「(未公開/TV)Glitter - A Minor Miracle」(1984)
「(未公開/TV)Matt Houston - New Orleans Nightmare」(1985)
「(未公開/TV)The Colbys - Moment of Truth」(1985)
「(TV)ミッシング・チャイルド(Deadly Deception)」(1987)
等がある。
6.(未公開/TV)CARIBE
1975年に米ABCで放映(60分×13話)。監督はポール・スタンリー、ウィリアム・ウイアード、バリー・ケイン、ローレンス・ドブキン他が各話を担当。脚本はジャクソン・ギリス、リー・ヴァンス、ロバート・I・ホルト他。マイアミの特殊捜査ユニット“カリビアン・フォース”のベン・ローガン警部補(ステイシー・キーチ)とマーク・ウォルターズ巡査部長(カール・フランクリン)の活躍を描くドラマ。共演はロバート・マンダン、ダイアナ・マルドア、ジョアンナ・プティット、ロバート・ロッジア、ダブニー・コールマン、エドワード・ビンズ、モーリス・エヴァンス、ルイス・ゴセット・Jr、パトリック・マクニー、ティシャ・スターリング、ウィリアム・シルヴェスター、ステュアート・ホイットマン、ハリス・ユーリン他。撮影はリック・アンダーソン。
音楽はネルソン・リドル(1921〜1985)。「Main
Title」は、明るくアップビートなジャズによるメインタイトル。
7.(未公開/TV)BERT D'ANGELO / SUPERSTAR
1976年に米ABCで放映(60分×12話)。監督はヴァージル・W・ヴォーゲル、ハリー・フォーク、ビル・ビクスビー、ウォルター・グローマン、ウィリアム・ウイアード他が各話を担当。脚本はマリオン・ハーグローヴ、D・C・フォンタナ、ラリー・アレクサンダー他。ニューヨークからサン・フランシスコに転属になったタフは刑事バート・ダンジェロ(ポール・ソルヴィノ)の活躍を描くドラマ。共演はアリソン・ジャンニーニ、ロバート・パイン、デニス・パトリック、ダブニー・コールマン、アン・フランシス、ジョー・アン・ハリス、ジョン・ラーチ、アンドリュー・ロビンソン、レニー・サントーニ、ジェフリー・ルイス、デヴィッド・マッカラム、シェリー・ノヴァク、プリシラ・ポインター、ステファニー・パワーズ、ジェームズ・ウッズ他。
音楽はパトリック・ウィリアムス(1939〜)。「Main
Title」は、ダイナミックなジャズによるメインタイトル。
8.(TV)恐怖と怪奇の世界 TALES OF THE UNEXPECTED
1977年に米NBCで放映(60分×8話)。監督はリチャード・ラング、アレン・ライズナー、ハリー・フォーク、ウォルター・グローマン、カーティス・ハリントンが各話を担当。脚本はリチャード・フィールダー、ニナ・レムル、リチャード・O・ルイス他。SF/スリラーのアンソロジー・シリーズ(ロアルド・ダールの原作小説をドラマ化した同じ「TALES
OF THE
UNEXPECTED」という原題のイギリスのテレビシリーズ「予期せぬ出来事」があるが、別作品)。出演はビル・ビクスビー、ロイド・ブリッジス、ロニー・コックス、ロバート・フォックスワース、リッキー・ネルソン、ジョアンナ・プティット、ロイ・シネス、ネッド・ビーティ、カール・ウェザーズ、ディーン・ストックウェル、R・G・アームストロング他。ナレーションはウィリアム・コンラッド。撮影はミシェル・ヒューゴ。
音楽はデヴィッド・シャイア(1937〜)。「Main
Title」「End Credits」は、いずれもスリリングでダイナミックなジャズによるメインタイトルとエンドクレジット。
(2019年7月)
Jerry Goldsmith
Bruce Broughton
Dave Grusin
Lalo Schifrin
John Parker
Duane
Tatro
Nelson Riddle
Patrick Williams
David Shire
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